今朝、僕は揺れを感じて目覚めた。朝5:12に北海道で最大震度4を観測するやや強い地震が発生したためである。

しかし僕が住む登別市は震度1でしかなかった。もう少し大きな揺れのように感じたが、気のせいだったのだろうか・・・。

そういえば今日は3.11である。東日本大震災が起きてからもう12年も経つのだと思い出した。

こんなに月日を重ねているのに、まだ3万人以上の人が避難したまま故郷に帰ることができていないそうだ。それによって地域社会が崩壊したままの状態のところもあるのだろう。

家族・親族・友人・知人を失った人は、12年という歳月はその悲しみや苦しみを和らげてくれる期間ではなかったのかもしれない。むしろ哀しみは深まるばかりだと感じている人も多いと思う。
3.11は祈りの日
僕はあの日、九州新幹線開業を翌日に控えた福岡で2つの講演を行っていた。そのため地震と津波の発生を知ったのは、その日の夕方であった。

僕が講演中に、被災地では一瞬のうちに亡くなられた方がたくさんおられる。その中には介護事業に従事している最中に亡くなった方、介護サービスを利用している最中に亡くなった方も含まれている。

僕の知り合いであの震災で亡くなった方はおられないが、だからと言って他人ごとには思えない。同じ国に生まれ、同じ国で生き、同じ国で将来に思いを馳せていた人が数多く、その未来を一瞬のうちに絶たれているのだ。

そのことを決して忘れてはならないと思う。
失われた命を忘れない
この画像は、僕が講演中に上映している動画スライドの1枚である。動画自体は各地域でその都度変えて、様々なスライドを使っているが、このスライドだけは全国どの地域でも必ず使っている1枚である。

僕たちはできないことが多すぎる。あの震災で亡くなられた方や、大切な人を失った人の哀しみや苦しみに直接寄り添うことはできないし、その心を癒す術も持たない。

唯一できることは、その方々の哀しみや苦しみを理解しようとすることだ。月日を重ねても深まるばかりの悲嘆の心を理解し、その方々に心ひそかにエールを送ることだけは続けていきたい。

上のスライドに書いたように、あの震災で亡くなられた方々が、生まれ変わるときに、またこの国に生まれ、またこの国で暮らしたいと思えるような日本を創りたい。できるかどうかは別にして、その努力だけは続けていきたい。

それがこの世で、決して大きなことはできない私たちの務めではないかと思う。

今日はそうした思いを改めて嚙みしめながら、亡くなられた方々、大切な誰かを失った方々に思いを馳せて祈りを捧げる日である。・・・合掌。
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