僕は今、めっちゃ怒っている。怒りの矛先は、「赤い羽根」である。僕が主宰する「あかい花」ではないので勘違いのないように最初にお断りしておきたい。
赤い羽根共同募金とは、各都道府県に設置されている共同募金会が実施主体で、民間福祉活動に対して助成されるものである。
その歴史は戦後復興の一助として被災した福祉施設の復旧や戦災孤児への支援目的で始まった募金が起源とされている。
よって僕が生まれる前からこの募金活動は行われていた。

僕が物心ついた後に、他人のために役に立ちたいという動機づけを初めて形にできたのは、自分の小遣いを「赤い羽根共同募金」に投じたときであったという記憶がある。
それは小学校低学年の記憶でしかなく、募金した金額も10円というごくごく少額でしかない。しかしその当時の10円というお金は、今の1万円にも匹敵するほど自分にとっては貴重なお金だったように思える。
どちらにしても「赤い羽根共同募金」とは、そうした少額募金者を中心とした数多くの善意によって成り立っている活動であり、大人になった僕は、毎年数千円単位であるが募金を続けている。
ところがそうしたたくさんの善意を裏切るような不正が北海道共同募金会の内部で行われていたということで、約1億8千万円に上る使途不明金が発生したのである。
同会は15年ほどにわたり会計管理を58歳の男性事務局長1人に任せており、この事務局長が募金を着服した疑いがもたれている。
事務局長は2010年ごろから経理業務をほぼ1人で担当するようになり、22年に事務局長に昇任した際に会計責任者に就いているが、着服は2020年から始まったとのこと。着服しては金融機関からの借り入れなどで穴埋めする行為を繰り返し、最終的に1億8000万円に膨れ上がった疑いがあるとされている。
同会の経理規定によると、本来、経理担当者が出入金を行った際には会計責任者の承認を得る流れとなっているが、事務局長の場合は事実上これを1人で行っていた。
共同募金会は横領の事実が固まり次第、男性事務局長の解雇を含む懲戒処分や刑事告訴、損害賠償請求の手続きを進めるとしている。
それにしても事務局長1人に「浄財」管理を15年も続けさせており、過去5回にわたる会計監査でも不正の実態を把握することはできなかったというのだから、北海道共同募金会という組織自体に大きな責任があると言えるだろう。
この事件を受けて思うことは、僕たちの寄付が無駄となっていただけではなく、腹黒い汚い輩の肥やしにしかなっていなかったというやるせない思いである。
僕たちの善意・・・小さな思いを込めたお金がそのようなことに消えたとしたら、とてもではないが今後募金を続けようという気持ちにはならない。多くの道民が僕と同じような思いや気持ちを持つのではないだろうか。
しかしこの募金による助成を受けて続けられている民間福祉活動も存在するのだろうし、その助成がなくなって困る社会的弱者も存在するのだろう。
だからこそ赤い花共同募金そのものがなくならないようにしなければならない。
その為には、北海道共同募金会は、今回の事件の責任をしっかりとって使途不明金の穴埋め策も講ずるとともに、不正再発の防止の取り組みを確実に行っていただきたい。
そのうえで道民に対して心から詫びる姿勢を示してほしい。
※メディカルサポネットの連載、「菊地雅洋の一心精進」の第18回連載記事、「令和8年度介護報酬定期改定に立ちはだかる財務省の高い壁〜「利益が高い」とされる根拠は適切か―収支差率の構造と介護経営の実情から改定議論を読み解く〜」が本日午前中にアップされました。

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赤い羽根共同募金とは、各都道府県に設置されている共同募金会が実施主体で、民間福祉活動に対して助成されるものである。
その歴史は戦後復興の一助として被災した福祉施設の復旧や戦災孤児への支援目的で始まった募金が起源とされている。
よって僕が生まれる前からこの募金活動は行われていた。

僕が物心ついた後に、他人のために役に立ちたいという動機づけを初めて形にできたのは、自分の小遣いを「赤い羽根共同募金」に投じたときであったという記憶がある。
それは小学校低学年の記憶でしかなく、募金した金額も10円というごくごく少額でしかない。しかしその当時の10円というお金は、今の1万円にも匹敵するほど自分にとっては貴重なお金だったように思える。
どちらにしても「赤い羽根共同募金」とは、そうした少額募金者を中心とした数多くの善意によって成り立っている活動であり、大人になった僕は、毎年数千円単位であるが募金を続けている。
ところがそうしたたくさんの善意を裏切るような不正が北海道共同募金会の内部で行われていたということで、約1億8千万円に上る使途不明金が発生したのである。
同会は15年ほどにわたり会計管理を58歳の男性事務局長1人に任せており、この事務局長が募金を着服した疑いがもたれている。
事務局長は2010年ごろから経理業務をほぼ1人で担当するようになり、22年に事務局長に昇任した際に会計責任者に就いているが、着服は2020年から始まったとのこと。着服しては金融機関からの借り入れなどで穴埋めする行為を繰り返し、最終的に1億8000万円に膨れ上がった疑いがあるとされている。
同会の経理規定によると、本来、経理担当者が出入金を行った際には会計責任者の承認を得る流れとなっているが、事務局長の場合は事実上これを1人で行っていた。
共同募金会は横領の事実が固まり次第、男性事務局長の解雇を含む懲戒処分や刑事告訴、損害賠償請求の手続きを進めるとしている。
それにしても事務局長1人に「浄財」管理を15年も続けさせており、過去5回にわたる会計監査でも不正の実態を把握することはできなかったというのだから、北海道共同募金会という組織自体に大きな責任があると言えるだろう。
この事件を受けて思うことは、僕たちの寄付が無駄となっていただけではなく、腹黒い汚い輩の肥やしにしかなっていなかったというやるせない思いである。
僕たちの善意・・・小さな思いを込めたお金がそのようなことに消えたとしたら、とてもではないが今後募金を続けようという気持ちにはならない。多くの道民が僕と同じような思いや気持ちを持つのではないだろうか。
しかしこの募金による助成を受けて続けられている民間福祉活動も存在するのだろうし、その助成がなくなって困る社会的弱者も存在するのだろう。
だからこそ赤い花共同募金そのものがなくならないようにしなければならない。
その為には、北海道共同募金会は、今回の事件の責任をしっかりとって使途不明金の穴埋め策も講ずるとともに、不正再発の防止の取り組みを確実に行っていただきたい。
そのうえで道民に対して心から詫びる姿勢を示してほしい。
※メディカルサポネットの連載、「菊地雅洋の一心精進」の第18回連載記事、「令和8年度介護報酬定期改定に立ちはだかる財務省の高い壁〜「利益が高い」とされる根拠は適切か―収支差率の構造と介護経営の実情から改定議論を読み解く〜」が本日午前中にアップされました。

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感動の完結編。
