介護労働安定センターが先月末に公表した最新の「介護労働実態調査」では、センサーやICT機器・介護ロボットなどのテクノロジーの導入効果について、面白い結果が示されている。
サービス類型ごとに「業務負担の軽減」の導入効果をみると、訪問系サービスは41.9%、居宅介護支援は37.7%にとどまっていた。一方で施設系は73.1%に達しているというのである。
居宅介護支援はケアマネジャーの業務だから、主にPCやタブレットといったICT機器を使いこなしている効果を現していると思う。この数値が低いのは、もともとケアプラン作成業務や給付管理などはPCソフトで行っていたため、あらたな効果を感ずるほどの新機器導入自体が行われておらず、オンラインによるモニタリング面接も2回に1度しか認められていないため効果が低いと感じているのだろう。
一方で利用者に対する直接介護といえる訪問サービスと施設サービスでは業務改善効果に大きな温度差が生じている。これはサービス提供時間の差も関連しているし、そもそもテクノロジーで業務少量化できるものは直接的な介護業務ではなく、利用者の動き見守りやチーム間の連絡業務が主になっているという意味だろう。
訪問介護や訪問看護は、利用者宅を訪問して数十分〜数時間の対応だからテクノロジーを使う場面も少なく、使っても効果を感じられないことが多いのだろう。そもそも訪問の最中に見守りセンサーなんて使う必要はない。
一方で施設サービスは、24時間365日のサービスだから、目や耳の届かない場所や時間帯に、見守りセンサー等の機器は大いに役に立つ。見守り機器がある部屋やフロアを、見廻らなくて済むだけで業務削減だ。だから実感値も高く出ているのだろう。
そのほか広域型の大規模施設になるほど、インカムは大きな効果を発揮する。これは1対1対応の訪問サービスと、チーム対応の施設サービスの大きな差であり、その点でも業務省力化実感に大きな差が出てくるのは当然である。
それにしても施設サービスの場合は73.1%が業務削減効果を感じているという数字は、けっして無視できない数字だ。それだけ使いこなせるテクノロジーが増えているということだ。特にチームケアの周辺業務では、今後ますますテクノロジーが必要不可欠になってくる。
どちらにしても生産年齢人口が減り続け、人材確保が益々難しくなる今後の介護事業では、テクノロジーが人を代替でき得る部分には積極的にテクノロジーの導入を図らねばならない。しかもそうしたテクノロジーは日進月歩で開発と進化が進んでいる。
その為、リアルタイムに存在するテクノロジーの情報をいかに得ていくかということが、介護生産性向上には不可欠の要素となっている・・・ではどこでそうした情報を手に入れることができるのだろう。
そうした場となるのが毎年日本全国8カ所で開催されている介護業界最大の商談型展示会ケアテックである。そして北海道ではケアテック札幌25が、9/17(水)と18(木)の日程でアクセス札幌で開催される。事前登録でどなたでも無料入場できるので、登録をお早目に行ってほしい。
僕も毎年この展示会に参加してるが、「興味をひかれた介護機器」という記事で紹介した機器もケアテク札幌で展示されていたものだ。
展示商談会の場では、専門セミナーも行われているが、ここにも僕は毎年登壇している。

今回は9/17(水)15:30〜16:30の時間帯に、「介護人材減少時代に経営者がすべき職場環境づくり 〜定着率が向上しない職場の問題点を紐解く〜」というテーマで講演を行う。
講演後は名刺交換会も予定されているので、僕もたくさん名刺を持っていく予定だ。無料入場された方は、誰でも自由に講演を受講できるので、専門セミナーの案内から申し込みをお願いしたい。
それでは9/17(水)アクセス札幌で愛ましょう。
ところで僕は今、羽田空港で食事を摂りながらこの記事を更新アップしている。今日18:30〜埼玉県川口市で看取り介護講演を行うためである。そこで上映する動画、「LOVE〜明日につなぐ介護・川口市編」を紹介するので、川口市の素敵な風景に興味のある方は是非ご覧いただきたい。
※筆者の講演予定はこちらからご覧ください。講演依頼はあかい花公式Web右上の✉をクリックしてお気軽に相談・お申し込みください。
※別ブログ「masaの血と骨と肉」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。
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感動の完結編。
