masaの介護福祉情報裏板

介護や福祉への思いを中心に日頃の思いを綴ってみました。表の掲示板とは一味違った切り口で、福祉や介護の現状や問題について熱く語っています!!表板は業界屈指の情報掲示板です。

コグエボ を含む記事

認知症専門講座の質問に回答します


先週土曜日にオンライン配信した(株)トータルブレインケア主催・認知症専門講座、「認知症の理解〜認知症の人と共に生きる地域づくりのために」は、200人を超える方々に視聴いただきました。
この講演のアンケートに寄せられたご意見・ご感想はこちらをクリックしてご覧ください。

主催者の(株)トータルブレインケアは、認知機能の簡易判定と、認知機能に応じたトレーニングができるCogEvo(コグエボ)というアプリの販売元で、かねてから僕はこのアプリを推奨していますが、それは利害関係があっての推奨ではありません。(参照:認知機能トレーニングをスタンダードメニューに

認知症の方が増える現代社会で、暮らしの場で自分の認知機能を正確に判断し、それに応じた認知機能トレーニングや認知症リハビリができることが重要であり、このアプリはそれができることから、通所介護や特養で活用できるツールとして推奨していたのです。

そこで今回は、同社と僕がコラボして、認知症の人が地域で暮らし続けるために、介護支援者としてできることを中心にお話しするオンラインセミナーを企画したものです。是非そのことをご理解ください。

おかげさまでたくさんの皆さんが講演を熱心に視聴してくださいました。最終的に390名が登録され、当日は261名の方が視聴されています。

講演後には質疑応答の時間を取っていましたが、いつもならその時間は余ることが多いです。

ところが今回はチャットによる質問にたくさんの書き込みがあり、すべてに回答する時間がありませんでした。そのためこのブログ記事の中で回答させていただきますので、よろしくお願いします。
認知症専門講座に臨む講師masa
それにしてもこれだけ多くの皆さんに、質問や意見を頂いたということは、それだけ熱心に聴いていただけたのだと思え感激しています。ありがとうございます。
-------------------------------------------------------------
(・当日回答できなかった質問への回答
Q.認知症の人が地域で生活するために、地域の方達が正しく理解してもらえるよう、認知症サポーター養成講座など実施していますが、その他、どのような取り組みが考えられますか?
A.認知症カフェなど、地域によってさまざまな取り組みがあると思いますが、何より介護実践の場から、認知症の方に寄り添って実現した豊かな暮らしの情報を発信することが大事だと思います。だからこそ私たちが、認知症の方々の豊かなく暮らしを支援できる実践力をつけることが大事ではないでしょうか。講演でお知らせした、僕の実践ケースを是非参考にしてください。講演を視聴していない方は資料を読んでもわからない部分があると思いますが、講演を視聴した方はその意味がしっかり分かると思いますので振り返ってください。

Q.帰宅願望が強い時にはどう接すると良いでしょうか
A.講演で話したように帰宅願望は、「身の回りの小さな危機」の訴えですので、それが何かという誘因を探り、その誘因にアプローチして取り除くことが大事です。それが何かということを理解するためには想像力と創造力が求められます。認知症の方の思いは何かということをしっかり見つめてください。中核症状が引き起こす行動・心理症状の図解の中にある、「誘因」を一つひとつ振り返って読んでみてください。

Q.奥行き障害と幻視の見分け方を教えてください。
A.手で物を押し戻すしぐさは奥行き知覚の障害の典型動作です。また人が素早くそばに寄ったときに、急に何かが見えるように怯える方も、奥行き知覚の障害の可能性が高いです。ただ奥行き障害と幻視を見分けられなくとも、そういう障害があることを知ることで、「認知症の人の目の前に、急に現れてはならない」・「認知症の人には、ゆっくり静かに近づいて、目を見て笑顔で、丁寧な言葉で、できるだけ静かに話しかける」ことが大事だということがわかるのではないでしょうか。

Q.物とられ妄想の方の対処法を教えて頂ければと思います
A.講演で具体的に話した内容を今一度確認してください。物とられ妄想は、大事なものをどこにしまったかわからなくなった方が、しまったという記憶をなくしてしまうことに起因しています。その際に自分の身の回りの世話をしてくれる人が一番頻回に、自分の大事なものを置いている場所に立ち入っていることから、その人が犯人と思い込むという極めて論理的な思考の下に発生するものです。盗られたというものを一緒に探して、本人が見つけるように誘導することが大事です。犯人と疑われる人が、見つけた形にしないことが重要です。やっぱりあんたが盗ったと思われますので・・・。

Q.精神疾患(統合失調症と認知症の診断された方)がある方へ、介護職として適切なアプローチができるよう助言をお願いします。認知症と統合失調症の違い、考え方など非常に難しいと考えています。よろしくお願いいたします。
A.精神科疾患にしても認知症にしても、確定診断が重要になります。精神科疾患の確定診断を受けた方については、主治医師より必要な指示を受けてください。認知症の方については、講演資料を読み返し、私たちが基本的にどうかかわればよいのかということを振り返ってください。受容的態度を身に着けることが重要です。

Q.うまくいったケースや、行政などが介入できる仕組みなどはあるのでしょうか?
A.講演でいくつかのケースを具体的に話しました。それを振り返ってください。行政介入は虐待ケースのみでしょう。そもそも行政職の方は、認知症の介護についての知識はほとんどありません。専門家は私たちなのです。

Q.今は見当識の場合、今日の日付をヒントに考えて頂いたりしています。ルート99ではゴールできるまで待っていますが、どの程度サポートするべきでしょうか
A.残念ながら、質問の意味が分かりません。コグエボの質問でしたら、サポートや答えの誘導は、個人に合わせてというしかありません。ただし判定は状態を正確に測らねばなりませんので、やり方は教えても、答えを教えては正確な測定になりません。トレーニングの方は、楽しめるように、時には答えを誘導しても良いでしょう。

(・当日回答した質問の紹介:あくまで参考
Q.アプリは有料ですか。月額をおしえてください
A.河越より回答済み

Q.私の施設は、夜間、エレベーターを休止している方がいます。起きて、事務所に来られるのが嫌なだけです。これも、拘束?認知症の方も、不安で事務所に来れば、誰かがいるとわかっています。私は、間違っていると伝えていますが。どうしていけばいいでしょうか?本当に必要なのか。神戸の内容と同じですよね。
A.菊地より回答済み

Q.今は、ほとんどの施設が施錠されています。電子錠でないと開かないことについては、いかがでしょう?
A.菊地より回答済み

Q.従来型特養でケアマネをしています。個別アプローチは難しく感じています。確定診断はした方がいいと思いますか。
A.菊地より回答済み

Q.認知症自体の理解が足りないために起きている悲劇があちこちで起きていると思います。 今日勉強させていただいたような認知症という症状を理解してもらうための啓蒙するようなチャネルはCogEvoにはありますか?
A.菊地より回答済み

Q. 特養の相談員をしています。認知症の診断が大切かとおもうのですが、契約している管理医師が協力的でない場合、どのようにアプローチしたらよいでしょうか。
A.菊地より回答済み

Q.運転免許の事例で、ご家族や周囲がうまく停止に持っていけない場合の事例などで、うまくいったケースを教えてください
A.菊地さんより回答済み

Q..CogEvoは認知症家族でも購入可能ですか?
A.河越より回答済み

Q.CogEvoをオレンジカフェなどで導入している実績はありますか?オレンジカフェなどで使用することで、定期的に認知機能状態を確認できるかと思いました。
A.河越より回答済み

Q..CogEvoを最近導入しました。ご利用者様に実施する際どの程度までヒントや答えを教えても良いのでしょうか。
A.河越より回答済み
-------------------------------------------------------------
ちなみにオンライン講演を配信したのは、僕の自宅の書斎からでした。
認知症専門講座配信デスク
皆さん、当日は最後まで熱心に視聴していただきありがとうございました。

今後も(株)トータルブレインケアさん主催の講演は何度も実施されると思いますので、よろしくお願いします。

ちなみに簡易認知機能判定と認知機能別トレーニングができるCogEvo(コグエボ)は、シャープのAIoT対応テレビ「AQUOS:アクオス」に搭載され、新機能『今日の脳トレ』としてテレビで体験いただけるようになっています。

大手食品メーカー日本ハムとの提携については、「認知機能低下予防の実証にCogEvoが活用されます」で紹介済みですが、このように今日の超高齢社会と、認知症の人や軽度認知機能障害の方の増大を受けて、その機能に社会からの期待も大きくなっています。

医学の手の届かない場所に介護の手を届けるために、認知症についての正しい知識と適切な援助技術を獲得することは重要ですが、それに加えて暮らしを支援する場で、認知症の華に判定と判定結果に応じた機能維持と予防のトレーニングを実施することは、認知症の人と共に生きる地域社会の実現のためには、極めて重要になると思います。

そういう意味で今後とも、CogEvoとタッグを組んだ認知症研修を続けていきたいと思います。
登録から仕事の紹介、入職後のアフターフォローまで無料でサポート・厚労省許可の安心転職支援はこちらから。






※別ブログ「masaの血と骨と肉」と「masaの徒然草」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。

masaの看取り介護指南本看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
きみの介護に根拠はあるか
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは(2021年10月10日発売)Amazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。

出版記念セミナーを無料参加できるオンラインセミナーとして行います


1月28日に予定されていた、『きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは』の出版記念セミナーは、オミクロン株の拡大により中止いたしましたが、それに替えてどなたでも無料で視聴できるオンラインセミナーを配信することが決定されました。

日時は、2月19日(土)14:00〜15:30としております。

今回はオンラインセミナーということで、時間を短くして内容をギュッと濃く詰むスタイルにしました。

内容は2部構成としており、前半の1部60分は僕の講演で、「本物の科学的介護とはなぜ介護に根拠が必要か〜」というテーマで話します。
出版記念セミナー
第2部は、認知機能の見える化ツール『CogEvo(コグエボ)』を導入している介護事業所の方と、僕の対談としております。ファシリテーターは、介護コンサルタントとして有名な、株式会社ビジテラス・代表取締役の本田新也氏が務めてくださいます。

コグエボの可能性については、「新たな認知機能評価と認知症リハビリの可能性」・「認知機能トレーニングをスタンダードメニューに」・「認知機能低下予防の実証にCogEvoが活用されます」などで解説しておりますので、ぜひ参照してくださればと思います。

このアプリを導入することで、事業経営にどのようなメリットが生ずるかがよくわかると思います。そういう意味では介護実務に携わる方々のみならず、介護事業経営者や管理職の方々にも、ぜひ注目していただきたい内容です。

セミナーは定員500名で、事前登録制となっております。菊地 雅洋 出版記念セミナー『きみの介護に根拠はあるか-本物の科学的介護とは-』無料オンラインをクリックいただきチラシをダウンロードいただくと、チラシのQRコードを読み込んでご登録フォームに飛ぶか、チラシに書かれたURLから登録フォームに飛ぶか、どちらかの方法でウェブセミナー参加登録ページから申込できます。

登録された方には、当日のZoomセミナーのアドレスがメールで申込者に届きます。

主催は、『きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは』の出版元である、ヒューマン・ヘルスケア・システム社(HHCS)、共催・運営は、トータルブレインケア社となっております。

両社の計らいで無料配信となっておりますので、土曜日の午後という貴重な時間はありますが、ぜひこの機会を逃さずにお申込みいただければと思います。

画面を通じてお愛できることを楽しみにしております。
登録から仕事の紹介、入職後のアフターフォローまで無料でサポート・厚労省許可の安心転職支援はこちらから。






※別ブログ「masaの血と骨と肉」と「masaの徒然草」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。

masaの看取り介護指南本看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
きみの介護に根拠はあるか
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは(2021年10月10日発売)Amazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。

2022年もよろしくお願いします。


ブログ読者の皆様、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

去年までは新年最初のブログを元旦に更新していましたが、今年は正月3が日を完全休養に充てようと考えて、ブログ更新も今日まで休んでおりました。

しかしやはり新年最初の講演内容が気になり、元旦から講演スライドの手直しをしたりして、完全休養の夢はかないませんでした。でもそれはある意味、嬉しいことですね。皆様とお逢いできる機会が新年早々からあるということですから。

北海道は年末から年始にかけて大荒れの天気となり、空の便だけではなく、JRや都市間バスなども欠航・運休が相次ぎ、帰省やUターンに大きな影響が出ました。しかし僕が住む登別市は大した雪も降らず、比較的穏やかな天候となりました。
室蘭地球岬の初日の出
この地域の初日の出スポットである、室蘭市の地球岬でも、元旦の朝の初日の出を拝むことができました。ただしずっと氷点下の気温で厳しい寒さには閉口しています。

今年の介護業界にも穏やかな風が吹いてくれることを祈るばかりですが、なかなかそうはならないようです。

今年は次の介護保険制度改正に向けた本格的議論が始まりますが、その時議論される内容については、年末に「2021年から2022年へ向けて〜介護業界はどうなるか。」という記事を書いて解説していますので、そちらを参照ください。

さて僕にとっての新年1月と言えば、いよいよ延期していた新刊の出版記念セミナーが開催される月であります。そこにぜひ皆様にもお越しいただきたく紹介いたします。

1月28日(金)午後2時から日本橋社会教育会館で行われる、「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは」出版記念セミナー「今こそ介護の行方を問う」の会場にぜひお越しください。

このセミナーにおける僕の講演では、「介護人材不足問題」にも深く切り込んで、いかに人材を確保して介護事業を安定して経営していけるかということに対する提言も行う予定です。

訪問介護員の成り手がなくなる状況に、危機感を持って講演するゲスト・小島美里氏(特定非営利活動法人 暮らしネット・えん代表理事)の講演内容とリンクする部分もあるかと思いますが、僕の場合は、国がどうにかしてくれるのを待つのではなく、介護事業者として何をどうすべきかということについて語りたいと思います。

そもそもこの問題については、国がいくら介護労働の単価を高めたとしても解決不能な問題があります。

介護事業者から離職する人の3人に一人は就業1年未満の人なのです。その原因は何かを探り、その根本原因に対応をしない限り、いくら介護職員の給料を上げても、募集に応募する人が増える一方で、離職する人の数もそれに比例して増えるだけです。そして永遠に介護人材不足の問題は解決しないのです。

ここに早急に手を打って、他の事業者に先駆けて有能な人材を確保しましょう。

そのほか会場には、介護関係者の方々が数多く集まる予定ですので、「介護職員処遇改善支援補助金」の配分をどのように決めたのかなどの情報交換もできると思います。
masa
僕もただ単に会場で講演するだけではなく、受講者の方々と積極的に交流をしたいと思っております。ですから会場ではお気軽に声をかけていただき、名刺交換をさせていただきたいと思います。

認知症の簡易診断と予防トレーニングができるアプリ、「コグエボ」の無料デモもお試しください。それはきっとセミナーを徐行された方々の所属事業に使えるアイテムになると思います。

会場では様々な発見があると思います。発見とは、自分が見たくないものをつぶさに観察することから生まれることにも気が付くはずです。

そんなふうにして、是非会場でたくさんの方々とお愛したいと思いますので、奮ってご応募くださいますようお願い申し上げます。
登録から仕事の紹介、入職後のアフターフォローまで無料でサポート・厚労省許可の安心転職支援はこちらから。






※別ブログ「masaの血と骨と肉」と「masaの徒然草」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。

masaの看取り介護指南本看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
きみの介護に根拠はあるか
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは(2021年10月10日発売)Amazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。

世の中には科学より感覚が必要となることも多いからこそ・・・。


科学的根拠を求めるために、科学的思考を心掛けることは大切なことだ。

例えば、ある自然現象が重なって真空状態が発生し、そこに手を突っ込むと出血もせずに手が切れてしまうという現象が起きることがある。科学知識のない時代はそれが、「カマイタチ」という妖怪の仕業と認識され、得体のしれぬ恐ろしさを感じて人々は暮らしていたわけである。

しかし科学がその現象を解明したことにより、危険な場所や状態をあらかじめ察知し、事故や怪我をあらかじめ防ぐことも可能になった。注意してもその現象を避けられなかったとしても、結果につながる原因やメカニズムが明らかになったことで、いらない恐怖や不安を感じ続けて、怯えて暮らさなくとも済むようになった。

しかし世の中の現象が、すべて科学で解明されるわけではない。AIロボットやICTがあらゆる分野で活用されるようになった今でさえ、その原因もメカニズムも解明できていない問題はあまたある。

全てが科学で解明できないからこそ、古(いにしえ)からの格言だって矛盾する内容ものがたくさんある。例えば、「蛙の子は蛙Iという格言もあれば、「トンビが鷹を生む」という、まったく相反した格言もあるのが世の中だ。

だからこそ、科学が何かの問題解決の決定打になるという勘違いをしないようにすることが大事だ。科学的介護を目指すことは決して否定されないが、それだけがすべてじゃないのだ。

どんな環境で何をすればこうなる・・・そんなメゾットがあれば世界も国も何もかもが迷わない。しかし現実には、科学では解明できないことの方が断然多い。

ましてや個々の利用者の感情によって、結果が左右される介護という行為では、なおさら科学的でない結果や結論が多々出てくる。だからこそ科学的ではない部分をも見つめる必要があるのだ。

勿論、介護にも科学性を求めることは悪いことではないが、人の感情に寄り添う介護という仕事が、すべて科学で説明できると考えるのは間違っているのである。

ある人にとってベストな結果をもたらした方法が、」ある人にとってはまったく通用しないばかりではなく、逆に、「嫌だ。やめて!!助けて!」という叫びになってしまうこともある。その理由が、「だって嫌なんだから仕方ないんじゃない」という理屈では説明できない結論で終わってしまうのが介護の一面でもある。

僕の新刊、「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは」も、科学礼賛の著作ではない。

科学より時には大切にしなければならないものがあり、科学的根拠より、科学できない根拠も必要になるときがあることを示した本である。

その本の出版記念セミナーを、年明けの1月28日(金)午後2時より、人形町の日本橋社会教育会館 8階ホールで行う予定になっている。
出版記念講演
コロナ禍が落ち着いてきたとはいえ、オミクロン株の市中感染などのニュースも聴かれる折、会場講演を受講するのにためらう人もいるかもしれない。

しかし当日の会場は、感染予防対策も万全にとって、密にもならないように人数も絞って受け付けている。

注目すべきは、講演やトークセッションの内容だけではなく他にもある。当日の会場では大手企業が続々とタイアップを申し込んできている認知症の簡易診断と予防トレーニングのアプリ、「コグエボ」のデモンストレーションも体験できる。

何より全国各地の貴重な介護人材が集まって交流できるのも魅力だ。あなたの未来に光を当ててくれる貴重な人脈ができるチャンスでもある。

時期から考えると、「介護職員処遇改善支援補助金」の申請に向けてその配分方法も決定している事業者がほとんどだと思う。そういった情報の交換ができることにもなる。

ということで是非、当日会場までお越し願いたい。申し込みはこちらからお願いします。
出版記念セミナー
それでは当日、会場でお愛しましょう。
登録から仕事の紹介、入職後のアフターフォローまで無料でサポート・厚労省許可の安心転職支援はこちらから。






※別ブログ「masaの血と骨と肉」と「masaの徒然草」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。

masaの看取り介護指南本看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
きみの介護に根拠はあるか
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは(2021年10月10日発売)Amazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。

1/28(金)は人形町で介護を語ろう


今年10/10に刊行された僕の最新刊、「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは」は、Amazonでも結構売れているようだ。購入してくださっている皆さん、ありがとうございます。

ところでその本を購入してくれた知り合いから、「今回の本は、とても良い。何が良いかと言うと、君の写真画像が掲載されていないのが最高に良い」と言われた・・・。

確かに今回の新刊に図表は掲載しているが、写真画像は1枚も掲載していない。僕の単独著書で僕自身の近影も掲載していないのも初めてのことである。だからと言ってそれを褒めるなと言いたかった・・・まあ、こうした遠慮のない評論をしてくれる知り合いがいることも嬉しいことだ。彼とは最初の著作本の出版記念セミナーで知り合って以来の関係である。

今回の新刊の出版記念セミナーについては、年内に開く予定で一旦は10月中に会場も抑えて予定を組んでいた。しかしコロナ感染の状況判断を行なった結果、それは断念せざるを得なかった。

しかしコロナ第5波も落ち着いてきたこともあって、年明け後の1/28(金)14時〜17時30分の予定で、日本橋社会教育会館 8階ホールにて、「出版記念セミナー・今こそ介護の行方を問う」を開催することになった。
出版記念セミナー
出版記念セミナー2
2009年度毎日介護グランプリを受賞した小島美里氏(特定非営利活動法人 暮らしネット・えん代表理事)も登壇予定である。小島氏は、ヘルパーの担い手が不足し介護が崩壊することに強い危機感を持っており、そのことに警鐘を鳴らし、具体的対策を提言する講演を行ってくれる予定になっている。それに加えて僕とのトークセッションも予定している。

会場ではこのほかにも、認知症の簡易判定や認知機能低下を予防するトレーニングアプリとして今話題の、「コグエボ」のデモも行う予定である。

コグエボは大手食品メーカー日本ハムと提携して、健康機能食品の認知機能低下防止の検証ツールとして使われることにもなっている。(参照:認知機能低下予防の実証にCogEvoが活用されます

来場者には実際にコグエボを利用すると、どのように認知機能判定ができるのか、認知機能トレーニングには、どんな種類があって、どのように実施されるのかなどを実際に試していただけることになる。それによって、自分の所属事業所でそのアプリが使えるものなのかどうかが実感できるはずである。是非この機会を見逃さないでいただきたい。

人の人生の時間は限られているので、他者とのつながりに価値を求めても無駄であるという考え方があるが、一生の友となる人や、仕事の上で大事なつながりというのは、たくさんの人と出逢って、その中から偶然生まれるものである。だからこそ志の高い介護関係者が集う場所で、つながりを創る機会は大切である。

僕の出版記念セミナーは、毎回そうした貴重なつながりが生まれる場所として、様々な人から感謝されている。

是非そこにたくさんの方々に集まっていただきたい。今から勤務シフトを調整いただき、こちらから申し込みを行っていただきたい。よろしお願いします。

さらにもう一つお知らせであるが、昨日マイナビが運営する「メディカルサポネット」の「菊地雅洋の激アツ介護経営塾〜選ばれる介護事業者であり続けよ」に今月の連載記事がアップされた。
激アツ介護経営塾
今回は、『介護職員の給与引き上げ政策を考える〜政府の閣議決定「介護・障害福祉職員を対象に収入を3%引き上げる」を斬る!〜』をテーマにした。

居宅ケアマネは配分対象から除くなどという方針が明らかにされているが、それもまだ決定事項ではない。そのほか配分ルール等が確定しない中での評論であるが問題は財源だと思う。当面は国庫からの支出で赤字国債などが財源となるのだろうが、来年10月以降は介護報酬からの支払いに変わるとされている。

それで果たしてよいのだろうか?そこに横たわる問題とは何だろう?・・・今回はそうしたことを中心に論評している。

全文を読むためには会員登録が必要だが、登録は無料でできる。登録すると僕以外の著名の方々の連載記事も読めるので、まだ登録がお済でない方はお早めにお願いしたい。
登録から仕事の紹介、入職後のアフターフォローまで無料でサポート・厚労省許可の安心転職支援はこちらから。






※別ブログ「masaの血と骨と肉」と「masaの徒然草」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。

masaの看取り介護指南本看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
きみの介護に根拠はあるか
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは(2021年10月10日発売)Amazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。

認知機能低下予防の実証にCogEvoが活用されます


新庄ビックボスで話題の、我がファイターズの親会社である日本ハムが12月1日、記憶力維持と疲労感軽減をダブルサポートする機能性表示食品機能性表示食品 IMIDEA(イミディア)を発売した。(参照記事:肉を食べると元気になるのはなぜ?)
機能性表示食品 IMIDEA(イミディア)
参照記事にあるように、この食品は軽度認知障害の予防効果も期待されている食品である。そのため同社は、販売後もサポートツールで「認知機能の見える化」など、購入後のサポート体制を構築していく方針を示している。

つまりイミディアの認知機能低下予防効果を実証する研究を続けていくというわけである。

そこで一役買うことになったのが、僕もこのブログで何度か推奨している、CogEvo(コグエボ)である。

コグエボは認知症の簡易判定ができるアプリであるが、長谷川式やMMSEよりも評価者による結果の差が少ないことが特徴で、精度の高い認知機能状態の判定ができるとともに、認知機能防止のトレーニング(認知症リハビリともいえる)を行うことができるアプリでもある。

しかもそのトレーニングはゲーム感覚でできるもので、要介護高齢者の方々が集団や個人で楽しんで実施できるものである。

そのため通所サービスなどの通常メニューとして導入することで顧客確保につながるとして、僕は個人的にその導入を推奨しているが、だからと言って同アプリを販売している会社からバックマージンをもらっているわけでもないし、宣伝費用をいただいているわけでもない。

僕がこのアプリを推薦している理由は、介護サービス利用者が自分自身の認知機能レベルの現状を把握し、その状態に基づいた認知機能低下予防のトレーニングを行うことができる点が優れており、このアプリを利用することで、利用者に大きなメリットをもたらすことができると考えているからである。

そのアプリの効果を大手食品メーカーも認めて、今回の提携につながったというわけだ。

今後CogEvoは、IMIDEA(イミディア)の定期購入者に提供され、機能性食品で示された効果の確認や、他の認知機能にも良い影響が無いかを確認するツールとして使われる予定である。
トータルブレインケア河越 代表取締役社長
11/30に日本ハム 大阪本社で行われた IMIDEA(イミディア)プレス発表では、株式会社トータルブレインケア代表取締役社長・河越 眞介氏が登壇して、CogEvo(コグエボ)について説明している。もしかすると、ファイターズの選手もイミディアを食べながら、コグエボで自己診断することになるかもしれない。

日本ハムとトータルブレインケアのタッグによって、日本の認知機能低下予防という領域に、新たな希望の光を射すことにつながるかもしれない。大いに期待したいところだ。

介護事業者においても、こうした優れた効果が期待できるアプリを利用しながら、認知機能の低下に資する介護サービスを提供することが、「科学的介護」の実現にもつながっていくのだろうと思う。

だからこそ是非このアプリの導入と活用を検討していただきたい。

CogEvoは購入する前に、トータルブレインケアの公式サイトから、一定期間の無料試用を行うことができる。しかし様々な事情で試用申し込みを行う機会を持てないという人に朗報がある。

来年1/28(金)14時〜日本橋社会教育会館 (東京都日本橋人形町)で行う、僕の出版記念セミナーを、株式会社トータルブレインケアさんが協賛してくださることになって、会場でCogEvo(コグエボ)のデモを行ってくれることになった。

当日の会場では、来場者の方が実際にコグエボで、ご自分の現在の認知機能状態を自己判定したり、PCで認知機能低下のトレーニングを行うことができる。

僕と小島美里氏のトークセッションに加えて、コグエボの体験利用ができるセミナーに、是非多くの皆さんに参加していただきたい。申し込み受け付けは、こちらからお願いします。

それでは1/28は日本橋の会場でお愛しましょう。
登録から仕事の紹介、入職後のアフターフォローまで無料でサポート・厚労省許可の安心転職支援はこちらから。






※別ブログ「masaの血と骨と肉」と「masaの徒然草」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。

masaの看取り介護指南本看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
きみの介護に根拠はあるか
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは(2021年10月10日発売)Amazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。

withコロナの通所サービスはグループケアを基本に


新型コロナウイルス感染者の数が大幅に減少している。だからといってコロナウイルスが完全消滅して、終息ということにはならないだろう。

だとしてもコロナ禍の社会対応がこの先永遠に続けられるわけがない。そんなことがあってよいわけがないのだ。

今後、冬に向けて新たな感染の波が来るのか心配されるところではあるが、いつまでも感染予防対策のために、非日常が繰り返されるのは問題である。そんな状態では、まともな社会生活は存在しなくなる。社会そのものが崩壊すると言っても良い。

コロナウイルスが社会から完全消滅することはないので、withコロナとして新たな段階に移る時期に来ているように思う。そして新たな段階に切り替えるべきなのは、私たちの『意識の切り替え』がまず先なのだろうと思う。そこを急ぎたいものだ。

そんな中で今日は、通所サービス(通所介護と通所リハビリ)の今後の在り方を新めて考えてみたい。

通所サービスは、第1波にかけて休業を余儀なくされるなど、経営に深刻な打撃を受けたが、その後対策を進めて緊急事態宣言が出されている地域でも営業を続け、クラスター感染を防ぐことができていた事業所も多い。

そこで取られた対策や教訓を生かしながら、今後はコロナ禍特例サービスから一日も早く脱して、ウイルスと共存しながら通常営業を続けていく方向で、日常を取り戻したサービスメニューの構築を急いでもらいたい。

そのために考えなければならないことは、従来のサービス方法からの脱却と、新たなサービス提供の在り方を構築するという考え方だ。
通所サービスの〇と✖
この画像の中には、今後の通所サービスを考えた際に×とされる部分と〇としてよい部分が混在している。

まず×であるのは、人の距離である。利用者がこのような近い距離で密集した状態で、サービスを受けることは今後考えられないということだ。

集団的サービスメニューはあっても良いが、隣の人と手を伸ばしてぶつかるような距離感のサービス提供は避けねばならない。そのために今後はサービス利用者全員が一律・一斉に同じサービスメニューをこなしていくというスタイルはなくしていく必要がある。

例えば通所介護は、新年度から個別機能訓練加算の対象者要件が、「5人程度以下の小集団又は個別」とされているのだから、利用者をこの規模にグループ分けしたうえで、サービスをグループごとに提供するスタイルに変えてはいかがだろう。

あるグループは機能訓練を受け、あるグループは認知機能テストを受け、あるグループはレクリエーションを行い、あるグループはクラブ活動を行いっている間に、あるグループは入浴介助を受けるなどの別メニューでの対応ができるようにする方向に進めたいものだ。

そうすると前掲の画像の〇とは、人に変わるAI搭載ロボットの活用であることが容易に理解できるだろう。

コミュニケーションロボットは、既に優れた実用性があるので、5人一組のグループワーク(リハビリ体操等)は、人が声かけ指導するより上手に利用者を誘導してくれる。

他のグループが入浴している間に、フロアにコミュニケーションロボットを複数台備えておけば、あるグループがそれを使って集団リハビリ体操、あるグループはレクリエーションという別メニュー対応するのを、一人の職員で両グループを見守り調整するだけで可能になる。

コミュニケーションロボットのできるメニューは、どんどん増えて積み重なっていくので、そのメニューもプログラムを調整するだけで増えて、利用者を飽きさせることがない。メニューが進化するという意味でも、マンネリサービスで利用者を飽きさせることがなく、選ばれる事業所につながっていくというメリットも期待できる。

そうした集団的メニューを行っているグループがある傍らで、別のグループは、『新たな認知機能評価と認知症リハビリの可能性』で紹介しているコグエボを利用した認知機能テストや、認知症予防トレーニングを個別に実施することもできるわけである。

このようにコミュニケーションロボットや、アプリを上手に使っていくことで、対応職員人数を最小化して、同時刻に複数メニューをグループごとに提供することが可能になる。

これらの機器・アプリの導入補助金もあるので、きちんと調べてそれらを利用して、できだけ早急に新しいサービス提供に変えていきたいものである。

一方で、風船バレーやカラオケといったサービスメニューは、もう通所サービスメニューとしては廃止して行ってよいだろう。

前者は手足を動かしている人の傍らで、無表情で座ったきりの人も多くなるメニューである。心身の活性化にも機能訓練にもなっていないのだ。後者は歌っていない人にとっては苦痛を与えているだけで、時間をつぶすだけのおざなりサービスだ。

こうした従前からの不活性サービスを続けている介護サービス事業者は、団塊の世代の人々がサービス利用の主流になる中で淘汰されていくのではないかと思う。一日も早い意識の切り替えを行い、サービスメニューの改編に着手せねばならない。

前述したように、通所サービスはコロナ禍で休業を余儀なくされた時期がある事業所が多いが、そうであるがゆえに改めて通所サービスの必要性やその効果が見直されたという一面がある。

利用していた通所サービスに通えなくなったことが原因で、歩行状態が目に見えて悪化するなどの身体機能の低下がみられる要介護高齢者が増えたり、認知機能の低下が顕著になるケースが報告されるなど、通所サービスを利用していたから顕れなかった問題が浮き彫りにされたのである。

心身の機能低下防止に無くてはならない通所サービスという意識が広がっている今の時期だからこそ、子供だましのおざなりサービスから脱却して、大人が通って楽しむことができるサービスメニューと方法論を創り出していく必要があるのだ。

この理解がある事業所と、そうではない事業所は3年後にも大きな差がついていることだろう。あとはどちらになりたいのかという選択と決断の問題である・・・。
登録から仕事の紹介、入職後のアフターフォローまで無料でサポート・厚労省許可の安心転職支援はこちらから。






※別ブログ「masaの血と骨と肉」と「masaの徒然草」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。

masaの看取り介護指南本看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
きみの介護に根拠はあるか
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは(2021年10月10日発売)Amazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。

認知機能トレーニングをスタンダードメニューに


団塊の世代という他の世代とは比べ物にならないボリュームの人たちが、来年以降続々と75歳に達する。

そのためこの国の高齢者数は、後期高齢者を中心に2042年頃まで増加し続けると予測されている。

それは同時に、認知症の人が増えるという意味である。なぜなら認知症発症の最大リスクは加齢だからである。その数は2025年には20%を超え65歳以上の4人に1人に昇ると予測されている。

認知症を発症しない人も加齢に伴う物忘れ(健忘)や、見当違いという症状が出てくるが、その人たちがそこでとどまり認知症にならないのか、それとも認知機能障害が悪化して認知症になってしまうのかによって、認知症を発症する人の将来推計は大きく違ってくる。

よって認知症の簡易判定や、認知機能低下を予防するトレーニングは重要であり、そのために開発されたCogevo(コグエボ)を紹介する記事を先日アップした。(参照:新たな認知機能評価と認知症リハビリの可能性

この紹介記事を書いている理由をもう少し詳しく説明すると、認知症の簡易評価と認知機能低下予防のトレーニングツールとして優れていると思ったからであり、多くの介護事業者がこのソフトを利用することで、介護サービスを利用する方々にもメリットが生ずると思うからである。

前述したように、現在我が国において高齢者の軽度認知障害が大きな問題となっているという背景がそこにあるのだ。

軽度認知障害とは、認知症のハイリスクグループ(将来認知症になる可能性がより高いグループ)のことをいう。その状態は、年齢相応の認知の衰えと、より深刻で病的な意味合いの強い認知症の間に存在する状態であると考えられている。

認知症と同様に、軽度認知障害の根本的な治療方法も今のところ存在していない。そしてそれは将来的に認知症に進行する可能性がある状態と言えるために、そのリスクを踏まえて生活面への介入を行うことが重要とされている。

つまり軽度認知障害のある方に、何らかの形で認知機能の低下を防ぐように介入できれば、認知症になる人の数を減らすことができるのである。

同時にそれらの方々に、定期的にフォローアップを行うことで早期に認知症発症を診断することができ、より特異的な治療介入を行うことができる可能性もある。

だからこそ介護施設や居住系施設で、あるいは定期的にサービスを受けている通所サービスの場で、利用者がごく自然に認知機能状態を測定できて、愉しみながら認知機能維持のトレーニングを行うことができることには重要な意味があり、それは団塊の世代が75歳に達して、軽度認知障害の症状を持つ人が増える2022年以降を見据えると求められる方法なのである。

僕は実際にこのトレーニングをやってみたが、認知症のない人から軽度認知障害のある人まで、隈なく真剣に取り組んで興味を持てることを確信した。愉しんでトレーニングを行うことで、現在の認知機能評価表も出てくるので、それを続けるモチベーションも維持できる。

通所サービスに通っている人は、週1とは言わず、サービス利用のたびにこの検査・トレーニングを続けて、認知機能を保っていくことを目標にできると思う。多くの利用者にとってそれは、人気のサービスメニューになるのではないだろうか。

具体的にメニューを説明すると、ソフトにアクセスしてウオーミングアップを終えた後、本格的にトレーニングをしようとする際に表示される画面が下記である。
認知機能トレーニングメニュー
基本トレーニングである、「5種バランスチェック」のほかに3つのメニューが選べる。

この中の、「選んでトレーニング」には、5種類のバランスチェックにはない、7種類のトレーニングメニューが追加されているので、それらを選んで実行できるために体調や気分に応じて、愉しみながらその日の認知機能チェックが可能となる。
12種類のトレーニング
上の画面は、僕の認知機能を表すチェックシート。見当識・注意力・記憶力・計画力・空間認識力のそれぞれのトレーニングを1項目ずつ行った結果と、また行っていないトレーニングが、星のマークでわかるようになっている。

こんなふうにトレーニングメニューをこなすたびに、自分の認知機能の評価値が目に見える形で示されるので、もっと点数を上げたいなどの目標も生まれてくる。通所サービスに通い続ける動機づけも、このことで高まるかもしれない。

このような形で、認知機能障害のない人にも、認知機能チェックという形で定期介入し、仮に衰えの兆候があらわれたら早期の医療介入も可能となるし、認知機能障害や認知症のある人には、症状の変化に応じた対応を考えるきっかけも生まれようというものだ。

このトレーニングの良い点は、グループワーク的な実施もできるし、個別サービスメニューとして、個々の利用者の状況に合わせて実施できるという点だ。

例えば、認知症リハビリテーションと称して、グループ実施する方法もとれるし、入浴ケアの合間に、入浴を終えたり、待っている人がその時間に個別にトレーニングするという方法もとれる。実施方法は個々の事業者の工夫で限りなく広がるだろう。

どちらにしても、このソフトをいきなり導入する必要はなく、まずは試用して実際に利用者に協力していただき、試したうえで効果を確認してから導入できる。勿論、試用は無料である。

まずはCogevo(コグエボ)の公式サイトに入って、問い合わせから試用申し込みをしていただきたいと思う。

他の事業者との競合に勝ち残るためにも、是非このようなソフトを使っての新サービスメニュー開発に挑戦し、それをスタンダードメニューとしていただきたい。
登録から仕事の紹介、入職後のアフターフォローまで無料でサポート・厚労省許可の安心転職支援はこちらから。

※介護事業経営に不可欠なランニングコストをリスクゼロで削減できる新情報を紹介しています。まずは無料診断から始めましょう。電気代でお困りの法人・個人事業主様へ、電気コスト削減!【ライトでんき】





※別ブログ「masaの血と骨と肉」と「masaの徒然草」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。

masaの最新刊看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。

新たな認知機能評価と認知症リハビリの可能性


介護保険制度が始まった当初、高齢者の方々は自分と認知症は無縁であると考えて、自分が将来認知症になることはあり得ないと考えている人が多かった。

そうした方々は、将来認知症になる可能性があることを指摘するだけで気分を害する人も多かった。

しかし現在では自分と認知症が決して無縁ではないと考えている人も増えてきており、自分なりに認知機能を保つような生活習慣を持たなければならないと考える人も増えてきた。

そういった方々が要介護認定を受け、軽度判定を受けた場合、自分が加齢とともに心身機能が低下していることを改めて実感し、自ら進んで身体機能の維持や、社会性の維持を目的に通所サービス等を利用するケースが増えている。

自らの身体機能の低下を実感している人の中には、老化が進むとともに認知機能の低下が起きないかということを気にかける人も多く見られる。自分の認知機能の状態が健全な状態に保たれているのかということに興味を持つ人が多くなっている。

そのため介護サービスの場でも簡単に実施できる、長谷川式簡易知能強化スケール(HDS-Rに)やMMSEなどの評価を受ける人も多くなっている。

10年ほど前なら、こうした簡易評価を行なおうとするだけで、「自分を馬鹿にするのか」と憤慨する高齢者が多かったことを考えると、現在はそれらの検査に対する拒否感も少なくなり、検査・評価するということ自体で生ずるトラブルも大幅に少なくなった。

とはいっても長谷川式やMMSEなどは、被験者の置かれた状況のほか、評価する人の質問の仕方や習熟度などから大きなブレが生ずることがあり、正確な状況把握がしづらいという弱点がある。(参照:認知症スケールでは、被検者をごまかす対応が求められるのか?

しかもそれらの簡易評価の最大の弱点は、検査・評価すること自体は、ちっとも面白くないという点である。評価を受けるが側が、愉しんで評価に臨むという形にはなりにくいのが最大の欠点だ。

ところがこの弱点と欠点をすべて解消し、なおかつ認知症の簡易評価として画期的な方法が開発された。

それは認知症を認知機能の低下ととらえ、記憶力・注意力・空間認識力・計画力・見当識の5つの認知機能に分類し、それぞれの認知機能の凸凹を測定する定量的なアセスメントと、それらの機能の維持・低下のソローダウンを図るトレーニングが行えるCogevo(コグエボ)というソフトである.
※公式サイトのURLを文字リンクとして張り付けているので、参照していただきたい

アセスメントとトレーニングと言っても、それはPC・タブレット・スマホなどの画面を通じて、それぞれの認知機能別に分類されたゲームを実施するだけで測定・評価・トレーニングになるという意味である。

僕も実際に行ってみたが、決して子供だましのゲームではなく、大人が真剣に取り組むことができることが分かった。

僕は5項目の検査のうち、満点は1項目でしか取れなかった。答えが間違っていなくとも、回答時間で評価が決まるものもあり、ある程度習熟することも求められるので、脳トレーニングとしては優れている。

例えばこのソフトを通所介護等のサービスメニューに組み込んで、認知症リハビリテーションとして実施することも可能であるし、レクリエーションとして実施することも可能である。毎日取り組むメニューとしても飽きられずに、日々の状態確認として受け入れられるだろう。

このソフトの紹介動画では、認知症や認知障害に偏見がある人もいるので、利用者本人のプライドを傷つけないように、本人にこのテストの意味の意図を隠したり、そっと人目に付かないところで実施したほうが良いというプレゼンをしているが、それは違うだろうと思う。

通所サービスの通常メニューの中での定期チェックとして、あるいはゲーム的感覚で楽しみながら認知機能テストができるというふう明確に目的を示したうえで実施して、出力される認知機能評価表を参考にしながら、認知症予防の目標を立てるなどして、愉しんで自分自身の認知機能の特性に気づいてもらえると思う。

実際にゲーム感覚で行うことができる評価方法については、下記の動画で説明されているが、プレゼンは一般の方を対象にしているために、介護関係者には回りくどく感ずる部分もあるかもしれない。ただ、どんなゲームなのかわかると思うので、紹介しておこう。

約9分と長い動画だが、最初の2分30秒ほどは認知症の説明で介護関係者はすでにご存じの内容であると思えるので、そこは飛ばして2分間30秒後から視聴すると良いと思う。

このソフトは、実際に購入する前に試用することが可能で、実際に試してみてから、サービス導入できる点でもリスクがない。

ソフト導入した事業所のサービスの多様化につながるとともに、団塊の世代の方のサービス利用ニーズにも、必ず合致するCogevoは、これからの通所サービスの必須アイテムと言っても良いほどだ。

是非その導入を検討していただきたい。
登録から仕事の紹介、入職後のアフターフォローまで無料でサポート・厚労省許可の安心転職支援はこちらから。

※介護事業経営に不可欠なランニングコストをリスクゼロで削減できる新情報を紹介しています。まずは無料診断から始めましょう。電気代でお困りの法人・個人事業主様へ、電気コスト削減!【ライトでんき】





※別ブログ「masaの血と骨と肉」と「masaの徒然草」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。

masaの最新刊看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
新刊出版のご案内
きみの介護に根拠はあるか
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは(2021年10月10日発売)のamazonからの取り寄せはこちらをクリックしてください。
masaの講演案内
当ブログ管理人masaの講演予定は、こちらからご覧下さい。講演依頼もこのページからできます。
Weekuly Access

    記事検索
    Blog Search
    Google
    WWW を検索
    このブログ内を検索
    ↑こちらにキーワードを入れて過去のブログ内記事を検索できます。
    masa's book 6
    表紙画像(小)
    新刊「看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から(2019年1月20日発売)のネットからの購入はこちらをクリックしてください。送料無料です。
    masa's book 5
    新刊介護の誇り
    「介護の誇り」はこちらから購入できます。
    masa's book 4
    介護の詩(うた)  「介護の詩(うた)」はこちらから購入できます。
    masa's book 3
    人を語らずして介護を語るなTHE FINAL 誰かの赤い花になるために  感動の完結編。 「人を語らずして介護を語るな THE FINAL 誰かの赤い花になるために」。 はこちらから購入できます。
    masa's book 1
    表紙カバー、帯付き
    書籍化第1弾「人を語らずして介護を語るな〜書籍masaの介護福祉情報裏板」 はこちらから購入できます。
    Facebook
    masaのフェイスブックはこちらからアクセスしてください。
    Recent Comments
    Archives
    Categories
    Access Counter
    • 今日:
    • 昨日:
    • 累計:

    QRコード
    QRコード