masaの介護福祉情報裏板

介護や福祉への思いを中心に日頃の思いを綴ってみました。表の掲示板とは一味違った切り口で、福祉や介護の現状や問題について熱く語っています!!表板は業界屈指の情報掲示板です。

看護福祉

福祉看護職員へのメッセージ



先月末1/31に書いた、「福祉看護職の役割と基本姿勢」で紹介したように、2/18(火)17:30〜19:30介護事業者に所属する看護職員向け講演:「介護事業に従事する看護職員の役割」を函館市亀田交流プラザで行う予定である。

その講演スライドを作成中で、今日中に仕上げる予定を立てている。

講演の大きなテーマは、介護事業者に所属する看護職員として知っておいてほしい医療・介護の最新情勢・・・それを理解できる情報を解かりやすく伝えたうえで、情勢分析を基にした看護職員が果たすべき役割を理解してもらうということだ。

介護事業者に所属する看護職員の方々の中には、そこで果たすべき役割を勘違いしている人が少なからず存在している。

例えば、「看取り介護」における看護職員の役割は、利用者を安静にさせることだとばかりに、様々な活動を制限する看護職員もいる・・・日中でも遮光カーテンを引いた暗い部屋で、看取り介護対象者を孤独に過ごさせることを当然だと思っている人がいるのだ。

看護職員の役割とは、そうした制限を強いる役割ではないということを伝えるために、下記のようなスライドも作成している。
福祉看護職員へのメッセージ
出来ないことより、出来ることを考えるのがプロフェッショナルなのだ。制限は馬鹿でもできるが、できることを考えるには知恵がいる。知恵があるものが出来るを考えられるのである。

看護職員のみならず、すべての介護のプロはその矜持を忘れてはならないのである。

こうしたことを含めて、この講演では介護・医療が目指すハイブリット化の中で担うべき看護職員の役割を多角的に伝える。認知症の人への対応や座位アセスメントなども役立つ知識につながると思う。

介護事業者の中で日ごろ忙しく働いている看護職員の皆様は、研修参加も難しいと考えている人も少なくはないと思うが、確実に日常の看護業務に生かすことができる実務論と、そこで果たすべき役割を伝えるので、是非参加していただきたい。

この研修は必ず今後の介護事業経営に役立つと思っているので、介護事業経営者や管理職の皆様にも、是非看護職員を研修派遣していただきたくお願い申し上げます。
函館介護福祉道場あかい花Vol3
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福祉看護職の役割と基本姿勢



つい最近新年のあいさつをしていたと思ったら、1月も今日で最終日・・・時の流れはアッというまですね。

僕の仕事の予定も慌ただしく消化されていき、いつも忙しい気がしていますが、それは流れていくのではなく。積み重なっていくのだと信じています・・・特に情報と知識を伝える研修は、確実に積み重なってこの国の介護の品質を少しでも向上させる方向に繋がっているのだと信じたいものです。

さて、昨年12月から始まった函館介護福祉道場あかい花(全6回)も、2月の今年度第5回目:2/17(月)と6回目:2/18(火)の両日に渡って行われる講演が今年度の最終講演となります。
函館介護福祉道場あかい花Vol3
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最終2講演は亀田交流プラザ講堂で行う予定となっているが、対象職種とテーマは以下の通りである。

2/17(月)17:30〜19:30施設・居宅ケアマネジャー向け講演、「目指せ!介護支援専門員中の介護支援専門員〜君のケアマネジメントに根拠はあるか〜人生会議・ターミナルケアマネジメント

2/18(火)17:30〜19:30介護事業者に所属する看護職員向け講演:「介護事業に従事する看護職員の役割

上記のように2/18の講演は介護事業者に所属する看護職員向けの講演です。こうした講演の試みは初めてのものです。

おそらく全国を見渡しても、介護事業者所属の看護職員(福祉看護職員)に対象を特化した研修会は珍しいのではないでしょうか。しかもその講師が医師や看護師ではなく、ソーシャルワーカー出身の元・社福総合施設長というのですから異例と感じる人も少なくないでしょう。

一体どんな話をするのだと興味を持つ方もいるのかもしれません・・・ということで当日僕が福祉看護職員に伝える内容は以下の通りです。

2025年以降の我が国では、75歳以上の人口増は落ち着くが、85歳以上の人口が伸びていきます。そのため高齢者の重度化リスクの急増と「支え手」が財政面でもサービス人材面でも急速に縮小していくことになるため、制度改正・報酬改定(介護・医療)はこの問題の解決を図る方向で行われます。

具体的には入院治療は本当に必要な人のみとし、医療から介護への付け替えを進め、療養の場は自宅や特養・GH・サ高住などの居住系施設=暮らしの場へ移っていきます。今年度から求められた協力医療機関指定義務化(経過措置有り)もそのような流れの中での改正で、特養入所者が入院しても、長期入院せずに2週間以内に退院する流れが創られていきます。つまり治療の途中で特養に帰ってくるのです。

このように介護サービスに医療が深く食い込んでくるため、施設サービス及び居宅サービス両者に所属する介護職員も、基礎的な医療知識が求められます。

その為、看護職員は介護職等への教育係として、介護職が知っておくべき医療知識をわかりやすく説明するスキルが求められてきます。例えば糖尿病の人になぜ血糖値管理が重要になるのか、それをしないとどうなるのか、心不全発作を起こした病歴のある方に注意すべきケアのあり方は何かetc.

函館あかい花看護道場では、これらの伝えるべき内容を確認するとともに、日常ケアの基本であるにも関わらず浸透していない知識として、車いすの正しい使い方、間違った方法で行われていることが多い食事介助の方法、求められる座位アセスメントについて伝えます。

また我が国の今後の最大の課題は、多死社会に備えて看取り難民を生み出さないことです。その為には、死ぬためだけに医療機関に入院するのではなく、高齢者の暮らしの場がそのまま看取り介護・ターミナルケアの場にある必要があります。その為の基本知識を伝える予定にしています。

ということで興味のある方は是非2月18日(火)17:30〜19:30函館市亀田交流プラザ講堂までおいでください。
CBニュースの連載、快筆乱麻!masaが読み解く介護の今第109回連載テーマは、世代間ギャップどころではない介護経営の今後の壁です。
快筆乱麻快筆!masaが読み解く介護の今
1/30更新アップされています。是非ご覧ください。

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看護福祉道場を開講します



介護事業において、看護職看護師准看護師)の方々が重要な役割を担いながら、それぞれが職務を果たしておられる。

介護施設や通所サービス、訪問看護などで活躍される看護職員の方々は、介護事業者にとって貴重な人材であるだけではなく、介護サービス利用者にとってもなくてはならない信頼のおける存在である。

そういう意味では、介護サービス実践の場の最先端に立つ看護職員の方々は、最新情報と知識を得ながらその技術を磨き上げていく必要がある。

だが看護職員を対象にした研修機会は意外と少ない。多くの看護職員の方の学びの場は、全職種を対象にした研修であることが多く、そこで介護事業について学ぶ機会はあっても、介護事業における看護職員として特化された専門知識を学ぶ機会は非常に少ない。

その為、看護の専門知識は豊富であっても、介護保険制度や介護報酬体系の知識が乏しい看護職員も数多くみられるのが、介護事業者に所属する看護職員の一面でもある。

そうであるからこそ、介護事業者の看護職員に特化した研修を僕自身が行うこととした・・・とはいってもその研修会を僕が主催するわけではない。

函館市が主催する介護人材確保・育成促進事業キャリアバンク株式会社函館支店受託事業)の研修講師役を昨年度から拝命しているが、今年度はその研修を、「函館介護福祉道場 あかい花」と銘打って2時間講演を6回行う予定となっている。

そのうち3回は居宅及び施設ケアマネジャー向け研修で、残りの3回については管理職・リーダー職員研修としていたが、その最終回の講演を介護事業者に所属する看護職員向け研修とした。
函館看護福祉道場あかい花
開催日時は令和7年2月17日(月)17:30〜19:30で、函館市亀田交流プラザ講堂を会場にして研修会を実施する予定である。

講演テーマは、「介護事業に従事する看護職員の役割」とした。

地域包括ケアシステムの深化の中で、医療機関の入院期間は益々短期化が求められていく。それは療養の場が医療機関ではなく、暮らしの場へと変わっていくという意味だ。一旦発症した病気の完治は、医療機関で目指すのではなく、医療機関で急性期治療を終えた人は、暮らしの場(自宅やか特養やGHなど)で完治を目指すことになる。

その為には、相談援助職や介護職員にも基礎的医療の知識が求められることになるが、看護職員はそうした知識を広く他職種に伝えていく役割や、最新の情報を得て最新・最適な療養支援の実践が求められていくことになる。

そうした情報と知識を伝えるとともに、多死社会に突入した我が国では、暮らしの場で看取り介護の実践が何よりも重要となる。だが看取り介護とは、ただ単にそこで不誰かが死んでいくのを見守ることではない・・・そのことを正しく伝え、本物の看取り介護実践方法を伝えたいと思う。

ということで介護事業者に勤める看護職員の皆さま、どうぞ当日は函館市亀田交流プラザに集まってください。会場で愛ましょう。

ちなみに函館介護福祉道場あかい花は明日が開講初日となりますので、よろしくお願いいたします。入場無料・駐車場無料だけではなく、事前予約で託児も無料となりますので、たくさんの皆さんの参加をお待ちしています。(参照:函館介護福祉道場あかい花開講します
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メディカルサポネットの連載、「菊地雅洋の波乱万丈選ばれる介護経営塾」の第12回配信記事、『介護のプロとして求められる思考回路』が12/2アップされました。文字リンクをクリックして参照ください。


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