週の初めの今日月曜は、僕にとって東京への移動日である。そのためこの記事は、「新千歳空港・さくらラウンジ」から更新アップしている。
明日は午前中に朝日新聞本社で取材を受け、午後7時からYouTubeでのオンライン講演を生配信する前に、夕方から11月分のオンライン講演の録画も行う予定になっている。
土曜の更新記事、「抜本的介護人材対策のない介護離職ゼロ社会は実現不可能。」でもアナウンスしたが、明日19:00〜UCHIDAビジネスITオンラインセミナー「介護施設における人材育成のポイントは?」には、すでに200名を超える申し込みをいただいているが、駆け込みの申し込みはまだ可能なので、明日19時から1時間の時間がとれる方は、文字リンク先からお申込みいただきたい。
僕はその後明後日に一旦北海道に戻り北広島市で講演を行った後、11日から三重県鈴鹿市〜名古屋〜大阪〜東京と周る予定になっている。そんなふうに少しだけ僕の日常も戻りつつあるが、感染予防対策をしっかり施して体調を万全に整えておかねばと思う。
デザイナーの高田賢三さんが新型コロナウイルスに感染し亡くなったという訃報も入ってきており、まだ十分に注意をしなければならないと気を引き締めているところだ。
ところで先々週の土曜日から皆さんに投票をお願いしていたアンケートの結果を週末に集計し終えた。その内容は、アンケート「コロナ禍で通所介護のサービス提供方法は変わりましたか?」の結果発表で確認できるので参照願いたい。
参照リンク先では、皆さんから寄せられたすべてのコメントが、回答別に読むことが出来るようにした。
感染予防策として新たに行うようになったことについては、共通していることも多いが、なるほどと思える工夫も書かれているので、大いに参考になると思う。
このPDFファイルは、14日(水)大阪市社会福祉センター3階から配信する、大阪市老連・デイサービス連絡協議会主催オンライン講演、「withコロナ デイサービスの経営とサービス提供〜新型コロナからデイサービスを護るためにすべきこと」の資料としても使う予定にしている。回答にご協力いただいた方々には、この場を借りて深く御礼を申し上げたい。本当にありがとうございました。
なお大阪市老連のデイサービス連絡協議会主催オンライン研修は、すでに定員いっぱいとなり申し込みを締め切っているのでご了承願いたい。
コロナ禍以前と変わったことについて、サービスメニューの変更例が多数コメントされている。
外出行事をしなくなった・ボランティアによる行事をやめた・大きなイベントを行わなくなったというほか、カラオケをやめたというコメントが複数見られた。
大きな声を出すために感染リスクが高いと言われるカラオケは、通所介護メニューからほとんど消えているのが現状だ。緊急事態宣言が解除された後、全国の複数のカラオケカフェがクラスター感染源となったことも記憶に新しく、メニュー復活の目途は立っていない。
そもそもカラオケは、心身活性化効果や機能訓練効果を目的として行われているが、多分に時間つぶしの印象をぬぐえない感もある。
20人規模の比較的大きな集団でカラオケを行う場合、歌っている本人はともかく、聴かされているだけのだけの人は手持無沙汰で、暇そうに興味なさげにしていることも多い。
カラオケが本当に通所介護サービスメニューとしてふさわしい活動なのか、僕はかねてより疑問を持っていたので、これを機会にカラオケで唄わないデイサービスを目指すのも一つの手であると思っている。今後の通所介護の集客の売りの一つに、「感染予防策がどの程度とられているか」という要素が加わっていくことを考えても、それは経営戦術の一つとなり得る。(※戦略にはならないが・・。)
さすればカラオケに替わる新たな心身活性化・機能訓練効果の高いサービスメニューを取り入れていかない通所介護事業所は、利用者に選ばれない事業所として廃業へと向かわねばならないことになりかねない。
14日の大阪市老連講演では、そうした観点から新しいサービスメニューの提案も行う予定になっている。カラオケは個人の余暇活動としての保険外利用か、市町村の総合事業の通いサービスに任せておくことでも十分なような気がする。
しかしそうしてはならないサービスメニューも中断されている。
同じく声を出す、「口腔体操」・「口腔リハビリ」を中止しているというコメントも複数書かれている。しかしこれはカラオケ中止よりはるかにダメージが大きい重大な問題である。
高齢者にとって口腔機能の維持は、栄養状態と健康状態の維持につながる重要な問題である。自立支援としては欠かすことができないサービスメニューでもある。
介護報酬改定の論点の一つ、「自立支援・重度化防止の推進」の中でも、「リハビリテーション、口腔・栄養等を始め、各介護サービスの評価について、妥当性のある評価指標の在り方の検討」が主要テーマの一つとして挙げられていることを考えても、口腔機能維持の取り組みを行わない・行えない通所介護となってしまえば、それは即ち通所介護不要論につながりかねない問題になるからだ。
だからこそ口腔体操が、withコロナの中でもごく日常的に実践できるように工夫が必要となる。口腔体操を実施する際には、従業員も利用者も、マスクに加えてフェイスシールドをごく当たり前に使用する習慣づけが必要となる。よって今後の通所介護事業所には、フェイスシールドを通常装備品と考えて、事業所負担で備え置くべきだと考えている。(参照:介護事業者に通常装備が求められるフェイスシールドとマウスシールド)
大阪市老連の講演会では、こうした新たらしい時代に合わせた、新たな通所介護サービスの具体像を、実践できる方法論として語るので期待してほしい。ただしこの講演は、会員限定であるのでご了承いただきたい。
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