masaの介護福祉情報裏板

介護や福祉への思いを中心に日頃の思いを綴ってみました。表の掲示板とは一味違った切り口で、福祉や介護の現状や問題について熱く語っています!!表板は業界屈指の情報掲示板です。

熊本大地震

被災地で頑張っている人たちのポスピタリティ


フェイスブックでつながっている「友達」の数が1.500人を超えた。

基本的に僕のほうから、「友達申請リクエスト」を出すことはなく(例外が数件ある)、送られてきたリクエストを承認し続けた数がこの数字である。

しかし闇雲に友達リクエストをすべて承認しているわけではなく、きちんとメッセージを送ってくれて、どこの誰だか確認できる人のみ承認しているので、ネット上のお付き合いしかなくとも、正体不明で実在するかどうか分からないというような人はいない・・・と思う。

そこで繋がっている人は、小中学校や高校、大学時代の友人も含まれているが、それを除くとほぼすべての人が、保険・医療・福祉・介護に関連する方々である。

それらの人のフェイスブックの書き込みを見ていつも思うことは、プライベートの時間を使って、熱心に勉強している人が多いということだ。中には毎週のように、研修会や勉強会に参加している人もいて、感心するばかりである。

当然その中には、専門分野の講師として活躍されている方もたくさん居られる。

全国各地で講演して回る僕であるから、フェイスブックでしかお付き合いのない人が、僕の講演を受講するために会場に来てくれて、そこで初めてお会いして、つながりが深まり、親しい関係になることも多い。そのつながり・人間関係は、僕にとって最大の宝ものである。

ところで、僕の講演を受講してくれるといっても、受講される方々は、僕より深い知識を持っている場合も多いわけで、講演といっても僕が壇上から偉そうに説得するような話は笑止千万ということになりかねない。

だから僕は、制度論など話題によっては、できるだけ最新の正確な情報を仕入れる様に努め(それも情報をくれる仲間がいてくれるからであるが)、僕なりの情報分析を行った結果を解説したりするし、ケアマネジメント実務や、介護実務については、お尻をたたくのではなく、日々の業務に充実感を持てるように、明日からの仕事に向けたモチベーションが高まるように伝えているつもりである。

厳しい社会情勢は正確に伝えるとしても、危機感だけあおるのではなく、そこでも僕たちが毅然として護るべきものがあって、きちんとそれを護った先に、光や希望が見えてくることを具体的にお話しするようにしている。

対人援助という職業は、重労働であっても、人の役に立ち、人に喜んでもらえる職業であり、誇り高き職業である。変な誇りなど高慢な人間を創るだけだという人がいるが、自らの職業に誇りを持つことができないなんて、人生を楽しめないと思う。だからそのことだけは忘れずに伝えるようにしている。

受講者の方々が勇気を持てるように、元気になるように努めている。

だがそんな僕が、逆に受講者の方から勇気をいただいたり、元気をもらったりすることもある。

先週、土日に行われたアローチャート学会・熊本大会は、大きな地震に見舞われた被災地の会員の方々が、頑張って開催にこぎつけた大会であることは、何度かこのブログで紹介してきた。しかし僕が伝える内容は実際に被災された方々の生の声を伝える文章としては、あまりにも稚拙で、伝わらない文章であったと反省している。

この大会の実行委員の方で、自らが被災し、避難所での生活や車中泊を経験した方が、大会の報告レポートとして次のような文章を書かれている。

アローチャート研究会公式ホームページより一部抜粋)
先が見えない日々。予定していた会場も使用できない状態。誰からとはなく、「誰もこんな熊本には来たくないよね」「熊本大会は出来ないよね」「仕方ないよ」と実行委員も半ばあきらめかけていました。何をどうしていいのか分からず、不安ばかりが大きくなり辛かった。
そのような時「青空でもいいじゃない」「今熊本に行かなくてどうする」という声があるよと会長からのご連絡を受け、何とも表現のしようがない胸の奥からこみあげてくるものがありました。


このような大変な状況の中で大会開催にこぎつけた実行委員さんはじめ、熊本の会員の皆さまに、あらためて敬意を称し、お礼を言いたい。

おそらく「青空でもいいじゃない」・「今熊本に行かなくてどうする」という言葉は、巷の声というより、吉嶋会長自身のお気持ちであったのではないかと思う。その気持ちが勇気となって、あの素晴らしい大会になったのだと思う。

短い時間ではあったが、参加者の一人として意見を述べさせていただくとすれば、大変な状況で、会場変更まで余儀なくされて実施された大会とはいっても、そのことを全く感じないほど、素晴らしい大会であったと思う。

懇親会も大いに盛り上がり、いたるところでホスピタリティを感じる大会だった。

来年の第4回アローチャート学会は、北海道小樽市で行われるそうである。11月の下旬だから、すでに雪の季節になっているかもしれないが、それもまた北海道の醍醐味である。寒くなればなるほどうまくなる海鮮食材もたくさんある小樽を満喫していただくために、北海道の実行委員は、今から熊本の皆さんから引きついた襷をつなぐために、あれやこれやと思案中だろう。

アローチャートという思考法を繋ぐ襷に、ホスピタリティというエッセンスが加えられることで、この思考法の輪は、一段と広がりを持つことだろう。
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みんなの愛を熊本へ届けよう


熊本地震に関して、昨日あたりから、支援物資が各避難所にいきわたりはじめ、一部の地域では物品の保管場所がなく、食料の賞味期限切れも出始めて、一時物資の受け入れを中断しているという報道もされている。

しかし場所によっては足りないものも多いようで、フェイスブックの情報では、昨日も次のような声が発信されている。

熊本市立桜木東小学校。今日も雨が降ってます。まだ夕飯時の列はこの様子。テレビでは、商店が開いた!コンビニが開いた!と騒いでいるが物資が十分だなんてとんでもない…。震度7で自宅半壊全壊でお金も持たずに身一つで命からがら逃げた人も多い。近くでは焼肉屋やラーメン屋が営業開始。そこから500mも離れていないこの避難所ではご飯と味噌汁に並ぶ長蛇の列…。天国と地獄が共存している…。報道陣もっとリアルな避難場所の現状を伝えて欲しい…。

また実家が熊本にあるヘルプアンドカンパニーの西村代表のフェイスブックには次のような情報が書かれていた。
---------------------------------------------------
(4/24 午前現在)
1. 桜木東小学校〜益城町役場
<今欲しいもの>
•ブルーシート(厚手3.6m×5.4m)20枚
*被災した家屋の屋根にかけたいと訴えが多いものの、薄手しか回ってこない状況です。
•下着(M・L・LL)男女各100
•ガムテープ(布)200
•防塵マスク 100
•缶詰:400
*避難所に高齢者が多く、和食系のサバ、サンマ、焼き鳥のニーズ大あり。現在、物資センターに在庫なし。フルーツ缶詰のニーズはなし。
以上です。可能性があれば。

2. 私の実家からの益城町の奥地(赤井地区)の情報。全壊地区で、しかも役場からの支給もないとのこと。デイリーヤマザキに避難してきているらしいですが、本日詳細確認要。

3. 南区介護施設勤務のM上さんからの情報です.
•ガスはプロパンやカセットコンロある。
•食料や水は支援物資が次々と届く。
•オムツが圧倒的に足りません。ナプキンはきてもオムツは殆どこない。
•うどん、カレー、カップ麺等の非常食は食欲がわかない。
•棒状の乾麺は調理しやすくさっぱりと頂けると思う。粉末ダシとか調味料も嬉しい…
「避難者も自宅も施設もまだお風呂に入れない方も多く、身体を拭けるものは必需品。ドライシャンプーもとても助かります!炊き出しを素手でやるのは不衛生なので使い捨ての薄手のビニール手袋ディスポが重宝しました。デスポはもうありません」
------------------------------------------------
このように、物資が足りない場所もまだ多い。今後の暮らしのために、お金を必要とする人も多いだろう。それはわかっているが、必要な人にそれらをどう届けたらよいのかわからないという人もいるだろう。

そこで前掲の西村さんの活動情報をお伝えしたい。西村さんは今週末も直接現地に乗り込んで、物資の足りない場所に必要なものを届けるとのことであるが、同時に被災者に必要なお金の支援を行うために、下記のような募金活動をしておられる。ぜひご協力いただきたい。

【熊本へお金で支援いただく皆様への情報;西村さんより】
たくさんのご支援への申し出本当にありがとうございます。まず、言葉の違いの説明をさせていただきます(オルタナSより)
⚫︎寄付金:被災者支援活動をするNPOや自治体へのお金。
  公共道路等復旧支援事業のために使用される。
⚫︎義援金:被災者に直接渡されるお金。
  平等に渡すため時間をかけて配布される。
⚫︎支援金:被災地で活動するために必要なお金。
  団体やNPOに対して払われることが多い。
*募金:上記の行為の総称。 例「支援金を募る」等。

そこでお金でご支援頂く方法として2種類準備しました。

【ご入金方法その1】西村栄一義援支援金(4/30まで)
 ゆうちょ銀行
 金融機関コード 9900
 店番 058
 預金種目 普通
 店名 〇五八 店(ゼロゴハチ店)
 口座番号 7296431
 振込名 西村栄一(ニシムラエイイチ)

⚫︎せっかく寄付しても行き先のわからないお金の使い方や団体にお任せ寄付がご満足されない方に個人として寄付いただきました方々に明朗な収支報告をいたします。1回目は5/31。クラウドファンディングも検討したのですがその手数料さえもったいないと思いましたので個人ファンド活動としてここで告知させていただきます。
ご入金にあたり必ずメール下さい。メール本文に「振り込み名義名・メルアド・ご入金額・振込日」を書いて下さい。( info@helpz.jp ) 件名は「西村栄一義援支援金」。受信したら24時間以内にメール受け取り確認の返信いたします。メールが来ない場合、080-3391-1878へお電話下さい。
⚫︎今後の予定:今月4/30に私西村栄一が熊本入ります。その時点で、「必要な物資」「必要支援(瓦礫撤去・泥炭の掃出等)」確認、購入・配送・分配します。(写真も撮ります)
⚫︎注意点:ご支援いただいたお金の税制控除は個人の支援のため発行できないことをご了承ください。
⚫︎支援物資を直接届ける方法:熊本への輸送について一部の宅配会社は回復しました。実際、本日4/19火曜15時、ゆうぱっく水24本、段ボール箱が熊本市南区に着きました!4/16土曜夕方発送分です。(益城町の一部と南阿蘇の一部まだ)個別でご準備いただいている方は西村実家で受けます。ご連絡ください。個別でご連絡させていただきます。

【ご入金方法その2】
熊本県より本日告知されています。こちらでは「税制上の控除」ができます。

熊本県では、平成28年熊本地震によって被害を受けられた被災者を支援するための義援金を募集します。
送金によりご支援いただく方法
・肥後銀行 県庁支店 普通預金 1639261 
 名義:熊本地震義援金(クマモトジシンギエンキン)
・熊本銀行 県庁支店 普通預金 3012170 
 名義:熊本地震義援金 熊本県知事 蒲島 郁夫
 (クマモトジシンギエンキンクマモトケンチジカバシマイクオ)
・ゆうちょ銀行 口座記号番号:00940-0-174320 
 名義:熊本地震義援金(クマモトジシンギエンキン)
・税制上の措置(控除)について
 支援義援金を寄付金控除または損金として税申告される場合、
 次の2点を添付することで証明書にかえることができます。
・金融機関発行の領収書(原本)
・このページを印刷したもの

以上、西村さんの情報です。
無題

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人にしかできないことが多いことは悪いことではない


熊本地震の被災地では、いまだに停電が続いている地域がある。

そうした地域では、暗い夜を過ごす中で、さまざまな不安が頭をよぎるだろう。その主たる
原因は、暗い中でものを考えることであることが多い。

暗闇の中で物事を考えると、どうしても悪いほう悪いほうに思考が向かってしまうからだ。だから心配事があるときほど、夜は努めてものを考えずに、陽が昇ってから考え事をするようにしていただきたい。特に災害を受けた直後の、停電時の暗闇の中では、どんなことを考えても悪い方向に向かうだろうから、いったん考えることをやめるということを、意識的にしてほしい。明けない夜はないのだから・・・。

思い起こせば約3年前、登別を襲った季節はずれの大雪で、北電の鉄塔が倒れ、丸2日間市内全域が停電に見舞われたことがある。
※参照:登別大停電の影響と教訓その1)~(その2

そのとき僕は、当時勤めていた施設に2日間泊まったが、街路灯がすべて消えた外の暗さに恐怖さえ感じた。漆黒の闇に自分の体が溶け込んでしまいそうで、本当に怖かった。あの時も、この先いつまで停電が続くのだろうと、不安しか感じなかった。

ところがそのとき、吹雪で曇っていた空が、真夜中に晴れてきて月の光が地上に届いた。

すると、月の光が白い雪に反射して、それは闇を振り払い、地上を照らす輝きのように見えた。きっと明日は、よいことがあるとその時に思った。

送電の鉄塔を倒して、漆黒の闇を生んだのが雪ならば、その闇を振り払って輝いていたのも、またその雪である。絶望をもたらした雪が、希望の光を反射していた。自然とはなんと不思議で偉大なものなのだろうか。

あの時は、冬の時期であったから、暖房が不可欠であり、電気を使わないアナログのストーブのありがたさを、あらためて感じたりした。

そういえばあの時、電気が止まって仕事が停まったのは、PCですべての処理を行う事務系統であった。

そのような中、介護業務は、人が中心となってサービス提供するがゆえに、主要な業務は滞りなく行うことができた。アナログな業務ゆえに、電気が止まって機械が動かなくとも、介護サービス自体に滞りはなく、いつも通りの利用者の日常を守ることができた。

経済産業省が3月24日付で発出した、「将来の介護需要に即した介護サービスに対する研究会 報告書」には、「施設サービスに、見守りセンサー・ケア記録等の電子化・排泄支援機器を導入した際の効果を試算すると、2035年時点で35万人の介護人材需要が抑制される見込み」などとして、人材確保策を、機器を有効活用した人材需要の減少策で補う方向性が示されているが、本当にそうなったとしたら、自然災害には非常にもろいサービスとなるだろう。

ただしこの報告書が現実となるような、人の業務を軽減できる介護ロボット等は存在していないのが本当のところだ。自動排尿装置によって、おむつ交換が必要なくなったとしても、それを装着した人に対する体位交換は不可活で、機器をつけた人の体交は、機器をつけていない人より手間がかかるだろう。

機器の活用で夜勤の業務負担が減ったり、配置人員を少なくすることなどできるわけがない。

それを無理に実現しようとすれば、どこかに大きなひずみが生じて、介護サービスは人の暮らしを護ることができない、いびつでゆがんだものになるだろう。

そもそも人間は、おむつの不快感をなくすために、陰部に機器を装着して身体の動きに制限を受け、臥床状態のまま長時間、誰からも対応されないことに耐えられるものだろうか。

血の通うわない人間が作る報告書の、血の通わない方針によって、この国の介護の近い将来は、生きながらえることだけを目的としたサービスに陥るのではないだろうか。

そんな心配が杞憂に終わることを祈りたい。

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続けたい日常からの支援活動


熊本から大分にかけての地震報道で、耳にしたり目にする地名は、僕にとってなじみのある地名が多い。

熊本市をはじめとして、八代市・御舟町・益城町・嘉島町は、いずれも僕が講演を行ったことがある所で、知人や仲間がたくさん住んでいるし、その仲間が働いている施設もたくさんある。それらの方々が、無事であることを祈りつつ、SNSなどの情報を注意深く見ているが、混乱を助長しないように、こちらからの連絡は控えている。どうかご無事であってください。

ただ仮に無事だとしても、間違いなく不便な生活状態になっているのだろう。そう思うと居ても立ってもいられないくなるが、だからと言って闇雲に動くわけにはいかない。僕らが今できることは、正確な情報を集めて、支援物資などを必要としている人に、確実にそれが届くようなルートを見つけて、お金や必要とされる物資を送ることだろうと思う。

先週末は、様々なメディアで、被災地の状況が報道され、その被害の大きさを知って愕然とする思いを持っている人が多いだろう。そして被災された方々に対して、心よりお見舞いしたいという気持ちを持っている人も多いのだろうと思う。

そうしたなか、地震という災害に見舞われて、沢山の人たちが不便で不自由な思いをしている中で、自分だけが浮かれた行動をするわけにはいかないとして、予定していた行動を見合わせている人もいるようだが、それは個人の思いなので、それぞれの人の考え方でよいと思う。

しかしイベントを行うことや、その参加者に対し、今の時期にそんなことに浮かれていてどうするなどと批難するようなことはすべきではないと思う。

この時期、地域によっては「お花見」のシーズンで、それを楽しみにしていた人が、個人の思いから、それを取りやめることはあっても良いだろうが、だからと言ってそうした行動をとった人が、お花見をすることや、その参加者を非難するのは筋違いだ。

日本中が行動自粛するということではなく、被災した人々への寄せる思いを持ちながらも、自分の日常を大切にして、その中で被災された方々への思いをもって、できる限りのことをしようという形があっても良いのではないだろうか。

特に今回の地震被害は、当初考えられていた以上に大きな災害となっているので、その支援活動も長期にわたるだろう。

そうであれば一時的に何かをするというよりは、自分のできる範囲で、長く支援行為を続けるという考えも必要で、そういう考えを持った人を、一人でも多くするということも必要になると思う。

自分の周囲に非日常を作り出しての支援行為は、一時的なものにしかならない。長く続けるのであれば、自分の日常を続けながら、その中でできることをコツコツと続けていく以外ないと思う。

だから僕は特別な自粛もせず、自分の日常を続けながら自分にできることを探している。毎日のブログ更新も続けているし、社会の益にはならない食ブログの方も書き続けている。

そんな日常を続けながら、ふと空を見上げたときに、この空が続いているであろう熊本や大分に思いをはせている。そして日常の中で自分でできることを探し続けている。

とりあえず、先週末の土日で仕上げた2本の連載の原稿料相当のお金を被災者支援募金として送った。その額はわずかではあるが、しばらくこうした原稿料は支援募金として送り続けようと思う。

募金では、行き先がわからないので不安と思う人は、被災地の自治体に、「ふるさと納税」して、資金支援する手もあると思う。ふるさと納税は、1年中受け付けているのだし、確実に納税した自治体の財政に組み入れられ、しかも納税した分は、居住地の住民税から引かれるので、その費用は別の形で支援に回すこともできる。ただし、ふるさと納税の制度を使う際には、納税のお礼として送られてくる特産品を辞退するなどして、できるだけ被災地の自治体負担がないようにしたほうがよいだろう。(参照:熊本支援、私たちにできることは

また被災して困っている個人や、団体に直接支援金を送るということもあってよいが、郵便や宅配は配送停止している地域が多く、この後も混雑が予想されるので、電子マネーなどを有効に利用して、必要な場所にスピード感をもって、資金を届けるようにしたいものである。

それぞれの今居る場所で、それぞれができることは何か、もっとも有効となる方法はないかを考えることが大事だ。被災地と、被災者の方々に届ける、「We Love You」を探し、届け続けることが大事だ。
無題

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熊本からのSOS


熊本出身で、今も実家が熊本にある、ヘルプアンドカンパニーの西村代表が、フェイスブックで現在の熊本の惨状を紹介して、被災者の生の声を伝えている。

多くの方が、それをシェアしているが、フェイスブックをしていない人にもお知らせすべきと考え、西村さんには事後承諾で、その内容を引用させていただく。以下です。

西村 栄一氏のタイムラインより
これから熊本に行かれる方へ個人的なお願いです。メディア報道されていない避難所や施設からの情報。

1 .介護経営者より欲しいもの。
・食料、水。(避難所への支援物資に偏りが多く)
・スプーン、紙皿、紙コップ。
・スムーズに飲みこめない食支援用のとろみ剤、ゼリー等。
・インフルエンザ罹患者多数、隔離できないので抗ウイルス薬。
・各家庭1箱くらいのマスク。
・大き目のバスタオル(毛布は支給あってもタオルない)
・室内が暑いので、股関節や脇の皮膚かぶれ予防のもの。
・体育館で床が硬いのでみんな腰痛悪化マットレス。
・義歯洗浄剤や義歯ブラシ。
・髪用ブラシや髪用ゴム、化粧落とし。
・消毒や軽い処置ができるもの。
・女性ウェットティッシュ、おりものシート、ヘアゴム。
・水を使わないドライシャンプー。
・タオル、歯ブラシセット。
・鎮痛剤、解熱剤、胃薬、湿布。
・オムツ(子供用、大人用、ペット用)
・生野菜がないので、ビタミン剤とか、整腸剤。
この写真は、テレビでは報道されていない小学校の避難所。この付近の中核病院の熊本市民病院が建物崩壊の危機のため、患者移動で忙しい状況ではと推察します。(※写真は西村さんのタイムラインでしか見れません:筆者注)

2. 認知症ぎみの母を看ててくれる人がいるだけで助かります。なだめ、納得させるのに、精一杯です。食料や水まで気が回りません。目を離すと、外にでます。布団被って寝てほしい、といっても、ねてくれない。強い余震がきても、ボーッと、椅子に座ったままです。水が一瞬でた今、歯を磨こう、と声かけても、動きません。

3. 同級生の医師より
・水が足りない。透析してるひとが継続できるか。
・医療サイドの人不足。医療者は被災者でもあり、現場に出て来れる人が相対的に減っている。

4. 高校の先輩から。
・飲み水、食料
昨日たくさんあったスーパーマーケットに今日は全くありません。避難所(小学校)の貯水槽の水がなくなり、流せませんでした。でも、もっとひどい益城、阿蘇を報道で知っているので、誰も文句はいいません。命があるだけ、夜露ふせげるだけ、そして、電気あるのが、最大にめぐまれていると考えています。でもこの電気もいつまでか。。相変わらず余震続いています。雨の崖崩れ、被害拡大が心配です。

5. 高校の同級生ケアマネから。
施設が崩壊しそうだから入所者さんたちを他所に振り分けるのに奔走してるレベル。

6. 同級生のボランティアより「とりあえず、昨夜から熊本赤十字病院ERで診療にあたっている医師からの情報です。夜勤ERスタッフは主にCSM(confined space medicine)に出向き、私達日勤からのスタッフはERでの傷病者に対応いたしました。発災から約5時間で310人の来院(うちCPA2名)。夜明け前から各県のDMATも参集しましたが、被災が局地的であったこともあり、そのころにはほぼCSMも完了。すでに避難所への巡回診療のフェーズに移行しているようです。」

西村さんのタイムラインに寄せられているコメントより
・とにかく物資がまったく不足しています。水、食料がどうしようもないです。1人にパン半分です。

以上です。皆さんこの地震は新たな大震災です。みんなが一つになって、助け合うときです。できることを今から一つずつ!!まずは被災地に、食料と水を。義援金もできる限り送りましょう。心をつなげて助け合いましょう。
無題


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