僕が管理する介護福祉情報掲示板は、2.000年の介護保険制度施行とほぼ同時期に設営した掲示板である。

そこは介護福祉に関連する事柄について、広く情報交換するという目的で管理している掲示板である。

ただし掲示板トップに、「書き込みは自由ですが関係者の方は基本法令等を確認のうえ疑問点を質問してください。」と注意書きしているように、自分で調べるという手間を放棄して、他者に頼り切って知識を得ようとする人は排除する板でもある。

また投稿規定では、適切なタイトルをつけることなど、いくつかのルールを示して、厳しく管理する姿勢も示している。

尋ねたことに対し、全て丁寧に答えることが優しさではないと思うから、そうした管理姿勢を貫いている。自分で考えることをやめないように促すことこそ、「真の優しさ」ではないのだろうか・・・。

そのような掲示板であるが、そこに先週、「事業所で車を買いたいんだけど新車と中古とリースのどちらが良いの?」という質問スレッドが建てられた・・・はっきり言って投稿者は馬鹿ではないかと思った。

そんなもの事業所事情とコスト計算して決めれば良いだけの問題である。そのようなことまでネット掲示板で質問しないと決められない人間が、対人援助場面で臨機の対応ができるのか?

AIに聴けばなんでも答えてくれて、しかも質問者に同調するように応えてくれる世の中が、こういう考えるのを辞める人間を創り出している。
AIに頼る人と自分で考える人
嘆かわしい世の中である。

過去にこのブログに、「介護福祉情報掲示板(表板)のルール理解のお願い」という記事を書いて、ここでも、「この掲示板は、誰に対しても親切で優しく回答する板ではありません。不勉強な人、勉強する気がない人には何も教えません。介護事業関係者であれば、せめて自分が所属する事業の基本省令等は読んで理解しておくべきだという考えに基づいて、厳しく指摘したり、あるいは罵倒したりすることがあります。」と警告している。

今もその姿勢は変わらない。むしろ質問者に対して過剰に同調・肯定するAIに相談する人間が増えている昨今であるからこそ、自分で調べたり考えたりする努力を怠り安易に答えを与えてもらうという姿勢の人間に対しては、より厳しい態度で臨むべきではないかと思っている。

AIは情報を与えてくれるが、それは本当に己の知識になるのだろうか・・・情報を得て知識を得るためには人から与えられた情報を丸呑みするだけではなく、それらの情報を自ら分析して考える必要があると思う。そうして得た知識が身になるのではないだろうか。

そういう地道な努力をつ受けている人だけが知識を得て知性を持つことにつながる。それが表情にも姿勢にも現れてくるのだ。

そういう人の姿は凛々しく見えるのである。
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