私たちが就いている対人援助という職業は、人の権利(人権)と暮らしを護る仕事だ。
そのことによって利用者や家族の尊厳は護られるのである。
今更言うまでもないが、尊厳とは人間が他から軽んじられたり傷つけられたりせず、尊く守られるべき存在であるという人間固有の絶対的な価値を意味する言葉だ。
つまり、「尊厳」は人間の内在的価値やかけがえのなさを示す概念であり、「人権」はその尊厳を守るための具体的な権利なのである。
よって介護事業は人権を護ることを何よりも重要視せねばならず、そのことで利用者が尊厳ある生き方ができるように支援しなければならない。

勿論、護らねばならない人権や尊厳とは、すべての人の人権であり、尊厳である。
だが最優先して護らねばならない人権とは、私たちが向かい合う利用者の人権であることを忘れてはならない。
それは極めて当たり前のように思えるが、実際には利用者の権利より優先して、利用者の家族の権利の方が護られているケースがしばしば見受けられる。
例えば要介護高齢者が施設入所した途端、あたかもその権利は、家族の権利よりも下位に置かれるものだと勘違いした対応が行われる場合がある。
利用者の預金をはじめとした貴重品は、利用者自身の所有物であって、家族とは何の関係もないものだ。にもかかわらずそうした貴重品を家族に隠して所持することはまかりならんと注意する施設関係者が存在する。身元引受人に内緒にして利用者自身の預金を管理できないと云う施設関係者が居たりする。
何を根拠にそのような馬鹿げた考え方を口にするのだろうか。
家族であっても、認知症の親の後見人になっていない子供は、親の代理権はもっていない。親の決定・判断を否定する権利はないのだ。
身元引受人は未成年者の保護者ではなく、単なる残置物引き取り人でしかない。施設利用者の死後、遺体や遺留金品を引き取る義務があるだけである。
よって判断能力が低下していない利用者自身に代って、子である身元引受人が何か判断できるということもないわけである。
利用者自身が秘密を護ってほしいとか、息子に内緒にしてほしいと頼まれた際に、施設従業員は迷うことなくその秘密を共有して護ることを最優先にすべきなのである。
このことを理解していない人に限って、路用者の家族には丁寧語で接し、一方で利用者にはタメ口対応をしていたりする。
それは利用者の人権や尊厳を、家族のそれより軽んじている証拠でしかなく、アットホームでもフレンドリーでもないことに早く気が付かねばならない。
※筆者の講演予定はこちらからご覧ください。講演依頼はあかい花公式Web右上の✉をクリックしてお気軽に相談・お申し込みください。
※別ブログ「masaの血と骨と肉」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。
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・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。
・masaの看取り介護指南本「看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
そのことによって利用者や家族の尊厳は護られるのである。
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つまり、「尊厳」は人間の内在的価値やかけがえのなさを示す概念であり、「人権」はその尊厳を守るための具体的な権利なのである。
よって介護事業は人権を護ることを何よりも重要視せねばならず、そのことで利用者が尊厳ある生き方ができるように支援しなければならない。

勿論、護らねばならない人権や尊厳とは、すべての人の人権であり、尊厳である。
だが最優先して護らねばならない人権とは、私たちが向かい合う利用者の人権であることを忘れてはならない。
それは極めて当たり前のように思えるが、実際には利用者の権利より優先して、利用者の家族の権利の方が護られているケースがしばしば見受けられる。
例えば要介護高齢者が施設入所した途端、あたかもその権利は、家族の権利よりも下位に置かれるものだと勘違いした対応が行われる場合がある。
利用者の預金をはじめとした貴重品は、利用者自身の所有物であって、家族とは何の関係もないものだ。にもかかわらずそうした貴重品を家族に隠して所持することはまかりならんと注意する施設関係者が存在する。身元引受人に内緒にして利用者自身の預金を管理できないと云う施設関係者が居たりする。
何を根拠にそのような馬鹿げた考え方を口にするのだろうか。
家族であっても、認知症の親の後見人になっていない子供は、親の代理権はもっていない。親の決定・判断を否定する権利はないのだ。
身元引受人は未成年者の保護者ではなく、単なる残置物引き取り人でしかない。施設利用者の死後、遺体や遺留金品を引き取る義務があるだけである。
よって判断能力が低下していない利用者自身に代って、子である身元引受人が何か判断できるということもないわけである。
利用者自身が秘密を護ってほしいとか、息子に内緒にしてほしいと頼まれた際に、施設従業員は迷うことなくその秘密を共有して護ることを最優先にすべきなのである。
このことを理解していない人に限って、路用者の家族には丁寧語で接し、一方で利用者にはタメ口対応をしていたりする。
それは利用者の人権や尊厳を、家族のそれより軽んじている証拠でしかなく、アットホームでもフレンドリーでもないことに早く気が付かねばならない。
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感動の完結編。
