このブログはたいてい昼過ぎに更新アップするのだが、今日はそれより早い時間に急遽更新している。

というのも昨日、毎月のモニタリング訪問中の女性ケアマネジャーが、利用者宅で利用者の息子に首を切られて殺されるという痛ましいニュースが報じられたからだ。

2025年6月に労働施策総合推進法が改正され、カスタマーハラスメント対策が明確化された。

これにより2026年10月1日から企業は、従業員をカスハラから守るための措置を講じることが義務となる。

その義務化の直前に究極のカスハラと言える痛ましい事件が起こったのである。事件詳細は以下の通り。
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テレ朝news6/1配信記事より転載
1日午後3時1分、埼玉県川口市の住宅から、男性の声で「ケアマネージャーの首を切った。これから自分のことも刺す」と110番通報がありました。

警察官2人が駆け付け、室内で、男女2人が血を流した状態で倒れているのを見つけたということです。2人は、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

消防などによりますと、死亡した2人は、この家に住む60歳の男と、男の高齢の母親を担当するケアマネージャーの女性(63)。

室内には血痕があり、凶器とみられる刃物が、現場に落ちていたということです。

警察は、男が女性を刃物で切り付けたあと、自ら首を切ったとみていて、殺人事件を視野に捜査しています。

いまのところ、死亡した男と、ケアマネージャーの女性に、どんなトラブルがあったのか詳しいことはわかっていません。

捜査関係者によりますと、当時、母親や家にいましたが、けがはなく、事件のいきさつなどについて、話を聴いているということです。

近隣住民
「『おふくろができないから』って、洗濯なんかも息子さんが干したり、布団、干したりね、結構、家のことやってましたよ。よく頑張って、お母さんの面倒を見てるなって、印象はあります」

近隣住民
「私はそんな見てないですが、結構、近所の方が見ていて、お母さんがふらふら歩いてるのを見て、息子さんが呼びに来るみたいな」
転載ここまで
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被害にあって亡くなった女性ケアマネは、犯人と思しき男性の母親の居宅サービス計画担当者である。息子は女性を刺した後に自殺を図った模様。

記事に書かれているように犯行動機は捜査中で不明である。しかし犯人が死亡していることを考えると、捜査の結果その動機が明らかになるのかもわからない・・・何らかの恨みなのか、はたまた歪んだ恋愛感情が講じた結果なのか。どちらにしても痛ましく、恐ろしい事件である。
不安になるケアマネの訪問面接
※12:20追記)その後の報道で、男が110番した際、「女性にお金をだまし取られたので殺そうと思った」などと話していたとのこと。女性との間にトラブルは確認されておらず、県警川口署は、男が一方的な思い込みで女性に危害を加えた可能性があるとみて調べているそうである。(追記ここまで

事件を受けて全国のケアマネがSNSなどで様々な意見をつぶやいている。

実際に利用者宅を毎月何件も訪問しなければならないケアマネにとって、本事件は他人ごとではない。自分の身にいつ降りかかるかわからない凶事であるが、そのような暴力から身を護る方策は見つけられないというのが本当のところだ。

企業がカスハラ対策をいかに講じても、密室化する居宅を一人で訪問する人を、歪んだ犯行から護る術にはならないだろう。

僕の管理する掲示板にもスレッドが建てられ、そこでは、「月1回1時間程度のモニタリング訪問で利用者の現状を把握するのは正直無理ですしもはやただのルーチン」であるとして、訪問面接の見直しを求める意見も挙がっている・・・当然の意見であると思う。

どちらにしても痛ましい本事件の動機などをできるだけ解明し、何らかの教訓を得て、ケアマネジャーをはじめとした訪問サービス担当者が、安全に安心して利用者宅を訪問できるようにしなければならない。そうしないことには訪問サービスに携わる人がいなくなってしまう。

国も本事件を受けた何らかの対策を講ずるように強く求めたい。

事件の被害者となり命を奪われた女性ケアマネは、本当に気の毒である。心よりご冥福を祈りたい。
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