新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが2類〜5類に変更されて既に3年以上経過した。

世の中はコロナ禍の混乱を完全に脱して日常が取り戻されているが、介護事業者などではクラスター感染がたびたび起こっている。

その為、介護事業者においては新型コロナウイルスへの予防対策は永遠に続くものだと覚悟して、日常の感染予防対策を講じておく必要があるし、その他の感染症に対する備えも忘れてはならない。

僕は現在、いくつかの介護事業者と顧問契約を結んでおり、その中のいくつかの介護事業者では、毎月従業員向けの研修講師を務める契約を結んでいる。

その中の一つの顧問先の来月のテーマは、「介護事業における感染症の予防と対策自分が感染源とならないための知識と実践」としている。

先週からその講演スライドの作成に取り掛かり、一昨日までに完成させた。(※下記画像の通り)
感染症予防の講演スライド
介護事業における感染予防対策を考える際に一番重要となる視点は、自分自身が感染減とならないことである。

介護従事者自身が症状のないままウイルス等を保持し、利用者に感染させてしまうケースが多発している現状を鑑み、ウイルス等を「持ち込まない」・「広げない」・「予防する」ことが重要だ。

今回の研修は、そうした意識向上を図ることを目的としている。

そこで何よりも重要となる考え方は、「感染症を正しく恐れる」ことである。その為に知識を更新し、根拠ある対策を講ずる必要がある。そして介護支援者自身の健康が、利用者の安全につながるのだということを理解せねばならない。

そのためにこの講演では、新型コロナ感染症のほか、季節性インフルエンザ・ノロウイルスによる食中毒・疥癬・結核・腸管出血性大腸菌を取り上げて、感染経路(接触感染・飛沫感染・空気感染)と感染症の特徴、予防及び感染拡大を止める対策について解説する予定だ。

顧問先は、住宅型有料老人ホーム・通所介護・訪問介護・訪問看護・居宅介護支援などの事業を行っているので、それぞれの事業特性にも応じた感染予防策を理解できるような内容にしている。

これらの理解がない状態で、感染症予防のBCPを策定・訓練しても実効性は薄くなるため、基礎となるこの研修は非常に重要と言える。

顧問先の従業員の皆さんには、「あなた自身の健康が、利用者の安全そのものである」ということを理解してもらいたい。

このブログ読者の方々も、自分が所属する事業者においては年1回必ずこうした研修を行って、感染症に対する専門知識の更新に努めていただきたいと思う。
CBニュースの連載、快筆乱麻・masaが読み解く介護の今の最新記事がアップされました。
快筆乱麻masaが読み解く介護の今
今回のテーマは、介護報酬改定サイクルの見直しへの期待です。文字リンク先を参照ください。
筆者の講演予定はこちらからご覧ください。講演依頼はあかい花公式Web右上のをクリックしてお気軽に相談・お申し込みください。

※別ブログ「masaの血と骨と肉」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。

masaの看取り介護指南本看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。