暦は既に3月である。春間近のこの季節は心をリフレッシュできる時期でもある。
プロ野球や春の選抜高校野球も開幕する今月は球春とも称されており、今年はWBCも開催される。野球ファンは胸躍る季節だ。
我がファイターズファンクラブも、この時期に会員資格を更新したファンに対してプレゼントが送られてくる。

今年送られてきた会員プレゼントは、エスコンフィールド型デジタル時計であった。なかなかオシャレで気に入った。
今年はなんとしてもリーグ優勝〜日本一を実現してほしいものだ。
それはともかく多くの企業も今月が2025年度の最終月となり、年度末の様々な処理に追われていることだろう。
新年度の始まりを4月からとしている企業が多い理由は、国の年度にあわせているというより、日本の学校は3月卒業なので、それに合わせて新入職員が数多く入職する4月を年度初めとしていた方が都合が良いからかもしれない。
どちらにしても来月になれば介護事業者にも、新卒者をはじめとした新入社員が入職してくる。その備えは十分だろうか。
僕は社会福祉法人の総合施設長と勤めていた際、この時期に最も気を使ったことは新人教育への備えである。
介護サービスの品質を左右するのは、従業員の資質そのものであるのだから、入職して即、その心構えを与えるとともに、法人理念を理解させ、その理念を実現する原動力に育てていかねばならない。
その為に法人職員として身に着けなければならない態度をレクチャーしたとしても、その見本となる先輩職員の姿が、レクチャー内容と程遠い状態であれば、その教育は無駄以外の何ものでもない。
どんなに耳触りの良い話をしても、実践が伴わなければ意味が無いのである。
特に僕が重視していた利用者に対するサービスマナーの徹底。タメ口対応は全体禁止で、丁寧語で会話を行うルールについて、先輩職員に一人でもそれを護らない人間が混じっていればルールは崩壊する。低きに流れる人間が必ず現れてくるのである。
だからこの時期、法人内のすべての従業員が理念とルールに沿った利用者対応ができているかどうかをチェックしていた。それぞれの部署のリーダーがチャック役となり、漏れがある部分について報告させて、必要と考えたときは個人面談を行うなどの対策を取っていた。
必要な対策として、腐ったミカンを排除せざるを得ないこともあった。対利用者場面でのマナーある態度を保持できない人間、上司等がいる場所とそうでない場所で態度が違う人間・・・いくら注意しても態度が改められない人間は、この時期を境に部署変更・降格などで厳しく対応していた。
そうなると必然的に自主退職につながるケースも出てくる。それはそれで構わないと思っていた。それは自浄作用だろうと割り切っていた。
僕が総合施設長に就任した直後から、そのようにして大手術にも似た改革を行うことによって、法人内で新入職員に胸を張って指導できる人材が複数育っていった。その状態になるまでには数年の期間が掛けられていたのであって、一朝一夕でサービスマナーの確立ができたわけではないことも事実である。
だからこそ、今介護サービスの場で従業員のマナー教育に努めている方々も、その教育が全従業員にまで浸透するにはそれなりの時間と労力が要することを理解したうえで、あきらめずに取り組みを進めてほしい。
それと共に信賞必罰を厳格に適用して、法人等が定めた理念やルールを護る人を優遇し、護らない人に罰を与えることを徹底してほしい。
それなくして改革は実現しないことを肝に銘ずるべきである。

※CBニュースの連載、「masaが読み解く介護の今122〜27年介護報酬改定の時期はどうなるのか」がアップされました。文字リンク先をご覧ください。
※筆者の講演予定はこちらからご覧ください。講演依頼はあかい花公式Web右上の✉をクリックしてお気軽に相談・お申し込みください。
※別ブログ「masaの血と骨と肉」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。
北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。
・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。
・masaの看取り介護指南本「看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは」(2021年10月10日発売)をAmazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。


感動の完結編。
