人に替わってAIができる作業が増えている・・・それに伴ってAIに仕事が奪われる人がいるようになることが現実味を帯びてきた。
AIがあるから君はいらない・・・イラストレーターはある日、上司にそう告げられたそうである。テレビ局でのBGM制作の職を失った作曲家もいるなど、創作の仕事がAIに奪われ始めている。
このようにAIの進歩はすさまじい。この影響は様々な場面に広く及んでおり、私たちの働き方にも大きく影響してくる。
例えば講演スライド作成。PPTで手作業でスライドを作成するには、それなりの時間と労力が必要になる。
ところが介護保険制度改正などを説明するスライドを創ろうとしたら、法令通知文などをピックアップさえすれば、それをAIに取り込むだけで、そのテーマに沿ったイラスト付きのPPTスライドがあっという間に作成される・・・勿論、「AIは嘘をつく」という現象がみられるために、スライド中の瑕疵を探し出して修正するという人の手による作業は欠かせないが、それも全作業を手作業で行う手間と比べると労力は非常にわずかといえるものでしかない。
講演も作成したスライドを読み上げるだけでのないようであれば、そんな講師は必要無くなる。
そんなふうに講師がAIにとって替わられないようになるためには、AIが作成する以上のわかりやすいスライドを作成し、法令文章の裏に隠された意図を読み取る講演をしなければならないのである。それが講師としての生き残り策でもある。
ケアマネジメントも同じことがいえるのではないだろうか。

居宅サービス計画書などのケアプランを自動作成するソフトについては、現在のところケアプラン作成支援ソフトレベルであって、人の手を掛けずにAIだけで完全なケアプランを作成することは難しいといわれている。
なぜなら介護サービス利用者は感情ある人間であるがゆえに、要介護状態区分や病歴・障害などで区分するだけでは、何が適切なサービスであるかを判断できないからだ。
人によってサービスを使った後の満足度も異なるのだから、その点にも着目してサービス種別や提供事業所を決めるという配慮が必要となる。
さらに同じサービスを提供したとしても、そのサービスが合う人と合わない人が居り、その満足度もしっかりとモニタリングして、計画再作成に生かす必要もある。
それが求められるケアマネジメントである。それができない限り適切なプランには結びつかない。
AIはまだその判断を行うレベルにはないと思う。
とはいってもそうした判断を行っていないケアマネ・・・現行のAI並み、あるいはそれより劣るケアマネジメントしかできないケアマネがいることも事実だ。
例えば利用者の感情を無視して区分支給限度額のみに注目し、機械的にプラン作成するケアマネジャーがいると指摘されている。特に有料老人ホームなどに併設された居宅介護支援事業所において、当該有料老人ホームの利用者に対して、自社のサービスを区分支給限度額すべてを使い切る囲い込み型・一律機械的プランを作成するマネジメントが批判されている。
その為2027年度の報酬改定・基準改正では、そうしたケアマネジメントに対する罰則・締め付けが厳しくなるといわれているが、その前にそうしたケアマネジメントしかできないケアマネジャーは、AIにとって替わられる恐れもないとは言えない。
区分支給限度額を使い切るための一律機械的プランはAIでも作成できるからだ。
現在モニタリングは2ヶ月に1回はオンラインによって行うことが認められているが、いずれそうした回数制限はなくなりアセスメントやモニタリングをすべてオンラインで済ませることも可能となるかもしれない。さらにサービス利用表や提供表も、デジタルで送信するのが当たり前になるだろう。
これらはすべてAIが出来ることだ。
そうなると利用者の要介護状態区分や区分支給限度額のみに着目したようなケアプランはAIにとって替わられるだけではなく、ケアマネジメントそのものがAIにとって替わられても支障がなくなる。
ケアマネは年に数回、利用者宅に訪問して様子を確認するだけで良いとされれば、ケアマネジメント自体はAIが行い、ケアマネジャーはAIの仕事を補助する助手に成り下がってしまうことになる。
そんな資格に価値を見出すことはできずに、底辺労働とみなされ、報酬も低くて良いというふうに思われてしまわないだろうか。
そんなことがないように、利用者の感情に気を配るケアマネジャーでなければならない。
利用者が口にする要望を簡単に「それはニーズではなくデマンドです。」と切り捨てるような血の通わないマネジメントを排除して、一見デマンドでしかないと思える事柄も、利用者の内面から湧き上がってくるエネルギーやポテンシャルにつながるニーズではないかと考え抜くマネジメントが求められていく。
利用者本位を建前ではなく本音にしていくマネジメントが求められる。ケアプランはその宣言書であることを忘れてはならない。
※筆者の講演予定はこちらからご覧ください。講演依頼はあかい花公式Web右上の✉をクリックしてお気軽に相談・お申し込みください。
※別ブログ「masaの血と骨と肉」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。
北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。
・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。
・masaの看取り介護指南本「看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
AIがあるから君はいらない・・・イラストレーターはある日、上司にそう告げられたそうである。テレビ局でのBGM制作の職を失った作曲家もいるなど、創作の仕事がAIに奪われ始めている。
このようにAIの進歩はすさまじい。この影響は様々な場面に広く及んでおり、私たちの働き方にも大きく影響してくる。
例えば講演スライド作成。PPTで手作業でスライドを作成するには、それなりの時間と労力が必要になる。
ところが介護保険制度改正などを説明するスライドを創ろうとしたら、法令通知文などをピックアップさえすれば、それをAIに取り込むだけで、そのテーマに沿ったイラスト付きのPPTスライドがあっという間に作成される・・・勿論、「AIは嘘をつく」という現象がみられるために、スライド中の瑕疵を探し出して修正するという人の手による作業は欠かせないが、それも全作業を手作業で行う手間と比べると労力は非常にわずかといえるものでしかない。
講演も作成したスライドを読み上げるだけでのないようであれば、そんな講師は必要無くなる。
そんなふうに講師がAIにとって替わられないようになるためには、AIが作成する以上のわかりやすいスライドを作成し、法令文章の裏に隠された意図を読み取る講演をしなければならないのである。それが講師としての生き残り策でもある。
ケアマネジメントも同じことがいえるのではないだろうか。

居宅サービス計画書などのケアプランを自動作成するソフトについては、現在のところケアプラン作成支援ソフトレベルであって、人の手を掛けずにAIだけで完全なケアプランを作成することは難しいといわれている。
なぜなら介護サービス利用者は感情ある人間であるがゆえに、要介護状態区分や病歴・障害などで区分するだけでは、何が適切なサービスであるかを判断できないからだ。
人によってサービスを使った後の満足度も異なるのだから、その点にも着目してサービス種別や提供事業所を決めるという配慮が必要となる。
さらに同じサービスを提供したとしても、そのサービスが合う人と合わない人が居り、その満足度もしっかりとモニタリングして、計画再作成に生かす必要もある。
それが求められるケアマネジメントである。それができない限り適切なプランには結びつかない。
AIはまだその判断を行うレベルにはないと思う。
とはいってもそうした判断を行っていないケアマネ・・・現行のAI並み、あるいはそれより劣るケアマネジメントしかできないケアマネがいることも事実だ。
例えば利用者の感情を無視して区分支給限度額のみに注目し、機械的にプラン作成するケアマネジャーがいると指摘されている。特に有料老人ホームなどに併設された居宅介護支援事業所において、当該有料老人ホームの利用者に対して、自社のサービスを区分支給限度額すべてを使い切る囲い込み型・一律機械的プランを作成するマネジメントが批判されている。
その為2027年度の報酬改定・基準改正では、そうしたケアマネジメントに対する罰則・締め付けが厳しくなるといわれているが、その前にそうしたケアマネジメントしかできないケアマネジャーは、AIにとって替わられる恐れもないとは言えない。
区分支給限度額を使い切るための一律機械的プランはAIでも作成できるからだ。
現在モニタリングは2ヶ月に1回はオンラインによって行うことが認められているが、いずれそうした回数制限はなくなりアセスメントやモニタリングをすべてオンラインで済ませることも可能となるかもしれない。さらにサービス利用表や提供表も、デジタルで送信するのが当たり前になるだろう。
これらはすべてAIが出来ることだ。
そうなると利用者の要介護状態区分や区分支給限度額のみに着目したようなケアプランはAIにとって替わられるだけではなく、ケアマネジメントそのものがAIにとって替わられても支障がなくなる。
ケアマネは年に数回、利用者宅に訪問して様子を確認するだけで良いとされれば、ケアマネジメント自体はAIが行い、ケアマネジャーはAIの仕事を補助する助手に成り下がってしまうことになる。
そんな資格に価値を見出すことはできずに、底辺労働とみなされ、報酬も低くて良いというふうに思われてしまわないだろうか。
そんなことがないように、利用者の感情に気を配るケアマネジャーでなければならない。
利用者が口にする要望を簡単に「それはニーズではなくデマンドです。」と切り捨てるような血の通わないマネジメントを排除して、一見デマンドでしかないと思える事柄も、利用者の内面から湧き上がってくるエネルギーやポテンシャルにつながるニーズではないかと考え抜くマネジメントが求められていく。
利用者本位を建前ではなく本音にしていくマネジメントが求められる。ケアプランはその宣言書であることを忘れてはならない。
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感動の完結編。
