誠実とは、「偽りがなくまじめなこと。真心が感じられるさま。」を意味する言葉だ。

大きな問題が生じても、その解決に向けて人が動こうとしないとき、その停滞した状況を変えるものは、時として誰かの誠実な態度であったりする。

感動と感銘を他者に印象付ける誰かの誠実な態度は、時として社会をも動かすことがある。

そのことを考えさせる事件が、今僕が管理するネット掲示板で起こっている。介護福祉情報掲示板に8/22の日にスレ建てされ、現在進行形で議論が展開されている、「これって虐待?不適切ケア?」というスレッド・・・。
割れた果実
詳細内容は文字リンク先の当該スレッドを見て確認してほしいが、ここで地域密着型の介護職員と名乗る方が、自らの所属する施設のケアについて、従業員都合が優先され利用者の希望やニーズが無視されていること。

それに対して事務長(経験豊富で今まで複数の施設の窮地を何度の救って来た実績があると紹介されている)の主張や指導に対して反発して動かない職員の姿が下記連ねられ、他の施設はどうなのか、どう考えるかという問題提起がされている。

そのことについては様々な意見が寄せられており、概ね事務長の考え方を支持する意見にまとまりかけていた。

ところが潮目が変わったのは昨日・・・ No.11において、問題が指摘された施設の介護職員と名乗る方から投稿があり、スレ建てしているのは当該施設の介護職員を名乗っているが、実はそうではなく事務長自身であり、投稿内容も事実ではない事柄が多く、「大部分に関しては事務長の妄想誇張」と訴えている。

スレ建てした投稿者と No.11の投稿者のどちらが真実を語っているのかは不明である・・・しかし一つ言えることは、スレ建てした投稿と No.11の投稿は同一IPアドレスから発信されているということだ。つまり同じプロバイダーの回線から投稿されているということだ。恐らく同じ施設内の異なる端末から投稿されているものと思われる。(県及び地域まで特定できるが、それは明かさない。)

もしNo.11の投稿者が書いているように、このスレッドが介護職員を名乗っているものの、実は事務長本人が自分の指導内容の正当性を主張しながら投稿しているとしたら、そこには嘘があるということになってしまう。

投稿された内容が事実だとしても、身分を偽って語らねばならないことには何らかの理由があったとしても、そこにうさん臭さを感じてしまう人は少なくないだろう。

ましてや当該施設の職員がそのことを知れば、どんなに正当な主張であっても、身分を偽って施設事情をネット上に公開することに対して不信感を持つのではないか。介護職員と名乗っていることが嘘であるなら、それを知った他の介護職員は、自分たちの身分が貶められたと思うかもしれない。

その状態ではどのような正論も、「何をか言わんや」ということになってしまう。それが一番心配だ。

介護福祉情報掲示板は、匿名で利用することができる掲示板であるから、職名も明らかにする必要はない。しかし偽りの職名を書き込むことは適切投稿とは言えないし、誠実で建設な議論にもつながらないだろうと思う。

そのような使い方をされることは、掲示板管理者としてとても哀しいことである。
CBニュースの連載の最新記事・快筆乱麻masaが読み解く介護の今(116)人材不足が深刻化する介護事業に求められる視点は、文字リンク先より参照ください。
快筆乱麻masaが読み解く介護の今
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