完全テレワークの居宅介護支援事業所つなぐ手ケアマネセンターの顧問を務めている。

顧問として同社主催のオープンセミナー講師を務めているが、それはオンラインセミナーとして全国の希望者に無料配信している。

次回はVOl.41 2025年6月19日(木)13:30〜15:00・迫りくる2040年問題と在宅介護の未来:菊地雅洋氏と描く、持続可能なケアの実現戦略というテーマでフォーラム形式で配信予定である。後日Zoomに入室できるパスコード等を公開するので、是非アクセスして視聴していただきたい。

ちなみに前回配信のセミナーアンケート結果は、文字リンク先をご覧いただきたい。

さてつなぐ手ケアマネセンターのオフィス自体は札幌市発寒にある。

同社のケアマネは会社で仕事をしたければ出勤しても良いが、出勤時間が決まっているわけではなく、自宅で仕事を開始した時間が就業開始時間である。道や電車が混まない時間帯を選んで会社に来る自由もある。

だが常時20人以上所属しているケアマネジャーの多くは、週に1度も出社せず、在宅でのデスクワークと、利用者宅や居宅サービス事業所の訪問に時間を費やしている。

つまり顧問先の居宅ケアマネは、出社しなくとも日常業務に支障を来すことはないわけである。
テレワーク
当然のことながら、そうなると仕事のために通勤するという行為が必要でなくなる。通勤という行為にかける時間やお金が必要無くなるのである。

これは非常に大きなメリットだ。多くのサラリーマンは通勤という行為に多大なエネルギーを費やしている。都会では満員電車の通勤を余儀なくされて、そこで心身へとへとにすり減らしながら出社して、会社でさらに忙しい業務に追われるという無限ループを続けている人も少なくないだろう。

そうした通勤が必要無くなると、自ずと居宅介護支援という仕事の生産性も向上するのではないだろうか。

僕自身がそのことを身をもって経験している。

僕は社福の総合施設長を辞した際、フリーランスとして独立するまでの1年間だけ千歳市にある老健施設に勤務した。独立前に医療系施設の実務を経験しようという動機で仕事に就いたので、最初から短期間しか勤務しない予定であった。

その為、その老健に勤めていた1年間は、自宅のある登別市〜片道90分かけて通勤していた。たった1年間だけの経験であったが、それは体力と気力を限りなく削るものだと実感した。

ただ運転するだけで毎日180分もの時間が削られるのである。本業のほかに講演や執筆作業も抱え、1日の時間がもっと長かったらよいと考えていた僕にとって、その通勤時間は貴重な時間を削り取る悪魔のような時間でもあった。

今現在は通勤時間が全くないために、心にも余裕ができ時間を有効活用している。

通勤時間がない分、自宅で毎日エクササイズに励み、健康管理・体重管理もできている。何より時間に縛られるという状態が減ったことによって、人生を愉しむことも増えているように思える。

そのことによって仕事のパフォーマンスも向上していると思う。

そういう意味では、居宅ケアマネの皆さんには居宅介護支援事業所に課せられている利用者宅での訪問面接規定の緩和について大いに利用してもらいたいと思う。介護給付の場合、2月に一度オンラインでの面接でよいとする緩和要件を活用することによって、次のステップに進む可能性もあるのだ・・・そのステップとは何か?

そのことについては明日更新するブログ記事で詳しく解説したいと思う。(※明日に続く)
メディカルサポネットの連載・菊地雅洋の一心精進・激動時代の介護経営〜Vol.5の最新記事が5/14にアップされました。菊地雅洋の一心精進・激動時代の介護経営

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