現在、僕の仕事の一つに物書きとしてのそれがある。
上梓した本の印税や機関誌等に依頼されたもの書いて執筆料を頂くということが、この20年以上毎月途切れることなく続いているのだから、プロの作家と名乗っても良いだろう。
そのような僕であるが、他人の書いた文章を監修するという仕事はしたことがなかった。しかし昨年、僕の連載記事の配信サイトの運営元であるマイナビ(株)さんから依頼されて、新サイトの掲載文の監修の仕事を頂いた。
それは介護施設の検索サイト、「マイナビあなたの介護」である。
僕が監修しているのはそのサイト内の「お役立ちガイド」であり、ここに掲載されている情報が正確であるように監修作業を行っている。

介護保険に関するネット記事では、不正確な情報がかなり多い。例えば、「介護保険の居宅サービスを利用する場合は、居宅介護支援事業所のケアマネジャーにケアプラン作成を依頼せねばならない」などという情報を堂々と掲載しているサイトもある・・・しかしケアプランは自己作成できるし、そもそも償還払い(※サービスを利用した際、居宅サービス事業所に一旦保険給付額の全額を支払った後、領収書を市町村に提出し、後日自己負担割合分を除いた額の還付を受ける方法)であればケアプランは必要ない。
居宅サービス計画書の作成は、保険給付サービスを受けるための絶対条件ではないことを理解していない説明が散見しているのがネット情報である。
施設ケアマネと居宅ケアマネの役割混乱文も少なくない。施設ケアマネが給付管理業務を担わねばならないとしているサイトもあるが、給付管理業務を行わねばならないのは居宅ケアマネだけである。
その他、細かな点を挙げればきりがないほど、ネット上には不正確な情報があふれている。それによって不正確な知識を得て、間違った対応を行っている関係者も少なくはなく、場合によってそれは運営指導対象となる不適切サービスにつながる可能性さえある。
そのようなことがないように、新サイトのお役立ちガイドでは、正確で役に立つ情報をネットユーザーに届けるために、慎重かつ丁寧に監修作業を行ったつもりである。
案内記事は随更新される予定で、監修業務もその都度行っていく予定なので、正確な情報が伝わるように今後も最新知識を得る努力を続けて作業に当たって行きたいと思う。
ということで「マイナビあなたの介護」と、「お役立ちガイド」を是非ご利用ください。
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