東日本大震災から14年の今日・・・この日は祈りの日だ。

3.11は金曜日の14時46分18秒に発生した地震から始まった。それに引き続いて発生した津波・原発事故・・・信じられない光景が私たちの目の前に広がっていた。

今日までに関連死を含めた死者数は2万2千人を超えているそうだ。それは大切な人を失ったことを哀しむ人を、2万2千人の何倍も生んでいるということだろう。

月日の流れが哀しみを癒してくれるというのは嘘だと思う。あの日以上に哀しみを深くしている人が何人も居られるのだと思う。

昨年初めて訪れた岩手県釜石市では、3,000人近い小中学生のほぼ全員が避難し奇跡的に無事であったことが釜石の奇跡として伝えられている。しかしその一方で同市ではは1,000人以上が亡くなっており、その中には避難所とされていた公共施設に逃げ込みながら、津波に巻き込まれて亡くなったたくさんの方も含まれている。

その場所には現在、慰霊のオブジェクトが立てられているが、当初亡くなられた方々の名札が飾られていたが、家族別に並べられていなかったそうだ。それを見て多くの方が、家族と離れ離れは可哀想だと、家族別に並べ替えたというエピソードも聴いた・・・被災地には、そのような様々なエピソードが現在進行形で語られているのだ。
東日本大震災
東日本大震災では、私たちの仲間である介護関係者の方々も数多く犠牲となった。介護サービス提供中に利用者と共に命を失った方も少なくない。

津波に巻き込まれて際に、握っていた利用者の手を放してしまい、自分だけが助かったことを今も悔やんでいる人も居た。あなたの責任ではないし、あなたは最善を尽くしたと励ます言葉が、その人に届く日はいつになるのだろうか・・・。
東日本大震災
志半ばで命を失った人に向かって、今この国で生き続けている私たちは、胸を張って何かを訴えることができるだろうか・・・その人たちがまたこの国に生まれ変わりたいと思える国を創る力になっているのだろうか。

もう一度そのことを深く考えたい。そしてあの震災で亡くなったすべての方に対し、心よりのご冥福をお祈りしたい。

日本人にとっての3.11は永遠に祈りの日である。
3/13(木)14時〜90分間の予定で、どなたでも視聴可能な無料オンライン講演を配信します。
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を視聴希望される方は、上のチラシのIDとパスコードを入力してZoomに入ってください。事前申し込みは必要ありません。


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