僕は今、JAL508便東京行きの機内でこのブログ記事を更新アップしている。

今日18:00〜19:30の予定で、東京都足立区保木間に新設された、「メディケアホームかなう」のオープン記念講演で、『「死」を語ることは「愛」を語ることに他ならない』をテーマにした講演を行うための移動である。

介護関係者の中には、そこで死んでいるというだけで看取り介護を行っていると勘違いしている人も少なくない。でもそれは違うと云いたい。

看取り介護とは、看取る側・看取られる側の双方、あるいは一方が、回復不能な終末期に置かれているという時期を意識して介護を行うことに意味があるのだ。残された限られた時間を意識し、その時間を大事に思うことから始まるケアが看取り介護・ターミナルケアであることを理解せねばならない。

今日は、そうした看取り介護の本質と、本物の看取り介護の実践に結びつけるための方法論を伝える予定だ。
メディケアホームかなう保木間オープン記念講演
お近くの方は無料参加できるので、是非問い合わせの上、会場までお越し願いたい。

さて話は変えて本日のタイトルの話題について・・・。

横浜市鶴見区の特別養護老人ホームで利用者の女性(90)に高温のみそ汁を飲ませ、食道などにやけどを負わせたとして29歳の男性介護職員が傷害罪で1/8に逮捕された事件について、1/9に「倫理観と知識の両方が欠けて起きた特養での傷害事件」という記事を書いて解説した。

この記事には書かなかったが、果たして利用者の食道を焼くほどの、熱いみそ汁をどのような方法で呑ませたのかは大いなる疑問だった。

茶碗に盛った汁を呑ませる方法では、そのような熱い汁は食道を通る前に吐き出されたであろうし、「吸いのみ」であっても同じようなことが云えるのではないかと考える・・・そうであればシリンジポンプを使って、無理やり喉の奥深くに熱いみそ汁を流し込んだものとしか思えなかった。そうであればそれほど残酷で非道な行いはないとも思った。

ところがである・・・続報によると8日に逮捕された29歳の介護福祉士について、裁判所が勾留を認めず釈放されたそうである。警察は今後、任意で捜査を進めると報じられているが、なぜ裁判所は拘留を認めなかったのだろうか?事件そのものに疑念があるのだろうか?

本件について、熱いみそ汁をどのように呑ませたのか、容疑者は何故拘留延長されずに釈放されたのかという情報をお持ちの方は、是非コメント欄に情報提供していただきたい。

宜しくお願いします。


※別ブログ「masaの血と骨と肉」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。


masaの看取り介護指南本看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
きみの介護に根拠はあるか
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは(2021年10月10日発売)Amazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。