僕は講演やコンサルのために、全国各地に出向く機会が多い。

そこで気づくことは、介護人材確保に困っていない地域はないということだ。そしてその状況は年ごとに悪化している。

そのような中でも、特定の介護事業者だけは人材が充足し、さらに事業拡大に向けて人材を増やす見込みがあるというところがある。

つまり介護人材確保も、介護事業者間での競合・競争が行われており、その中で勝ち組と負け組に分かれているということになる。

人材不足は介護業界だけの問題ではなく、日本中の全ての分野で人材不足になっているのだから、他の分野の人材を引き抜いて介護業界に来てもらうというのはもう限界が見えている状態なので、介護業界内での人材の取り合い状況がより激化するのは確実だ。

その勝ち組になっていかないと、介護事業経営は難しくなるという意味でもある。

そもそも募集に応募を増やしても、応募者が増えた分だけ退職者が増えるのでは、永遠に人材不足は解消しない。まずは従業員が定着する職場を考えなければならないのだ。

その為には、従業員が安心して働くことができ定着する職場環境も考えなければならない・・・それは確かな知識と技術を得て自信をもって働くことができる基盤となる職員教育という面と、人間関係をも含めた良好なる職場環境づくりという面を整えていかねばならないという意味だ。

そのための知恵と知識を伝えるオンライン講演を予定してる。

仙台市が介護サービス事業所向けに、多様な人材確保や労働環境の整備に関する知識の習得、人材採用力の向上を目的としたオンラインセミナー・仙台市介護サービス事業者向け採用・人材活用セミナー※無料視聴できます。)を開催しているが、12/2(月)14時〜配信される第3回目の講師を務める予定になっている。
人材活用セミナー
テーマは、「職員育成とメンタルヘルスケア」としており、職員が定着できる介護事業者の在り方を伝える内容となっている。

給与をはじめとした待遇は勿論重要ではあるが、介護従事者が安心して働くためには、最低限の適切な介護知識と技術を的確に与えなければならない。そうした方向から、定着につながる職員育成教育システムの構築を前半で話をする。

後半は、人間関係を含めた職場環境の整備をどうするかという面について、従業員がメンタルヘルス不調に陥ってリタイヤしないような対策をどのように取るべきかについても解説する。

カスハラから従業員を護るために必要な事、メンタルヘルス不調に陥らないためのストレスコーピングの方法論、対人援助を行うための動機づけを意識できる方法論・・・それらを網羅して120分間熱く語る予定だ。

プロジェクト地域活性として仙台市が主催するセミナーであるが、同市の太っ腹で宮城県内の方なら受講受付してくれるとのことだ。受付ができた方は無料視聴できるので、是非視聴を検討していただきたい。

申し込みはこちらから行うことができるので、文字リンクをクリックして確認いただきたい。

それでは宮城県の皆様、12/2(月)14時からオンラインでつながりましょう。


※別ブログ「masaの血と骨と肉」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

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