僕が代表を務める北海道介護福祉道場あかい花とは、北海道の若手介護人材を育成するために立ち上げた任意団体である。
このブログの過去記事で何度か紹介しているように、若手育成事業は無償のボランティア活動として行っている。
つまりこの活動についていえば収入部門が存在しないのである。その為、教育に必要な会場費や雑費、諸々の支出はすべて僕のポケットマネーが財源だ。
当然のことながら、そのポケットマネーとは、僕がフリーランスとして仕事をしている収入の中から賄っていることになる。
全国各地で講演を行って収入を得る財源はとても貴重な活動費となるわけであり、そうした意味で言えば、全国各地で僕を講演講師として招いていただいている関係団体や関係者の皆様が、間接的に若手育成事業を支えてくださっているということになる。そのことに対し、この場を借りて深く感謝の意を表しておきたい。
この道場は、北海道の介護事業者に勤める20代の若手職員を対象にして、月1回(※休憩1時間を挟んで6時間座学)の勉強会を行いながら、1期2年の期間で北海道の未来の介護業界を担う人材を育成しようとするものだ。
現在5期生の2年目の教育を行っており、あと5回の講義を終えたら。彼ら・彼女らとはお別れの時を迎える・・・だがその別れは巣立ちである。笑って明るく別れたいと、いつも心掛けている。
道場の受講生募集については、宣伝活動は一切せず口コミだけで弟子と呼ばれる若者が集まってくれるため、既に来年4月からの6期生の顔ぶれも揃っている。
コロナ禍でも対面座学を中断しなかったあかい花道場は、今年が活動開始から記念すべき10周年に当たる。しかし特別な記念行事を行う予定は一切ない。ただ粛々坦々と、僕のできる範囲でやる気のある若者の志を護り育みたい。
いずれこの活動には終わりが来るが、それがいつの時かはわからない。
極端な話、僕が明日倒れたとすれば、現在の5期生も育成途上で道場を閉めなければならない状態になる。そうならないように健康に気をつけながら、もうしばらくこの活動を続けていきたい。
また後日詳しく紹介するが、この道場のスピンオフとして、『あかい花・函館介護福祉道場』を開設予定である。・・・今年の12月から2月にかけての、わずかな期間であるが、函館市とその周辺市町村の方は、是非会場に駆けつけていただきたい。
暦の上では3連休のさなかのこの日曜日も、北海道介護福祉道場あかい花の11月定例会は行われる予定だ。
こんなふうに僕が2年間で5本ずつ、大切に育てたあかい花たちが、僕が死んだそのあとも、北海道の大地を埋め尽くすほどの花の種を撒き続けてくれることを信じて、月1回の若者たちと共に過ごす6時間を大切にしていきたいと思う。
誰かのあかい花になることができる人が、この北海道の大地に、数多く誕生することを信じて・・・。
※CBニュースの連載、「快筆乱麻・masaが読み解く介護の今」の最新記事が10/30にアップされました。是非参照ください。
※別ブログ「masaの血と骨と肉」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。
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