僕が自分の仕事予定を勘違いしていたことから、昨日のブログ記事に書いたように、いろいろとバタバタした状態で仙台入りした昨日であった。
僕の勘違いを気づかせてくれた知人とは、仙台駅西口のお店で会食したが、その模様はmasaの地と骨と肉〜もっと、競りなべ、ったりとをご覧になっていただきたい。
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今日午後からが今回の仕事の本番、仙台市老施協第1回施設長研修会での講演だ。
会場となるショーケー本館ビル(宮城県仙台市青葉区)は、コロナ禍以前に何年も連続して5時間講演を行っていた日総研セミナーの講演会場だったので懐かしさを覚える。
今日の講演テーマは、「選ばれる施設・事業所になるために」としており、利用者に選ばれる施設・事業所になる為のポイントと職員の定着と人材確保を行う上で働きたくなる、働き続けられる施設になる為のポイントなどを解説する予定だ。
介護事業経営者の方々が集う場であるので、経営的視点から、これからの厳しい介護事業経営に光が差す対策を示したい。そこでは介護人材対策と生産性向上にスポットを当てる必要があろう。
ところで介護事業の運営に関して言えば、「職員同士の世代間ギャップ(感覚の違い)をどう埋めるか難しい。」という話を聴かされることがある。
さすがに施設長の方々からそういう声が挙がることは少ないが、管理職やリーダー職の方からそうした声が挙がることは珍しくはない。
しかしこれって介護事業以外の他の仕事ではあまり聞かれない悩みでもある・・・。
そもそも世代が異なる人材が混在するのが職場というものである。世代を超えて繋がり合って、ベテランから若い世代にノウハウを伝えてつなげていかないと会社組織は存続できない。そのためベテランから新人まで、様々な世代の人々を集めて会社の血肉にしていく必要があるのだ。
生きてきた時代が異なる世代が寄り集まれば、それぞれの考え方に違いが出るの当たり前である。しかしそうした考え方の違いが仕事のパフォーマンスに影響を与えては、会社組織は成り立たない。世代間ギャップを超えて、会社組織として一つの目標に向かって一致団結することが求められる。
そのためにどうすべきか・・・それを考える際に、世代間ギャップをなくそうなてことを一般企業は考えない。世代間ギャップなんてどうでもよく、それを超えて重要となる組織の理念とルールを優先させて、目的を達成させていくのだ。
世代間ギャップはあって当然。プライベートの時間なら、それが顕著に表れたって何も問題ない。しかし一歩、会社組織としての動きの中に身を置けば、そんなギャップなんて傍らに置いて、それを超えて会社組織はまとまるものであり、そのために組織員を育てていくのである。
会社組織として動く際に、世代間ギャップなんてぼやいている人間は組織からはじかれていくのである。管理職やリーダー職は、そうした教育や見極めをするために存在するのであり、「世代間ギャップが解消できない」などとぼやいていること自体が管理職・リーダーとしての適性がないということになる。
そういう意味で世代間ギャップなんて言っている介護業界は、プロに徹していない甘えた組織と言えるのではないだろうか。
組織経営・組織運営がうまくいかない言い訳に「世代間ギャップ」という言葉を使っているように思う。
そんな甘えは排除して、もっと成熟した考え方を身に着け、規律ある組織運営をしていかないと、より厳しい逆風に向かっていく介護事業は立ち行かなくなるであろう。
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