先週金曜日、僕の顧問先・日本介護センターから2名の方が来道され、道内の顧問先であるつなぐ手ケアマネセンターにお連れした。
つなぐ手ケアマネセンターは、完全テレワークで活動している居宅介護支援事業所であるが、おそらくそれは全国で初めての取り組みと言ってよいだろう。札幌市の指定事業所であるが、京都・神奈川・福島にも所属ケアマネがいて、通常サービス提供区域外サービスとして、その3府県の利用者を対象にした居宅介護支援も行っている・・・所属事業所の所在地と、ケアマネジメント展開地域がこれほど離れた場所になるのも、他に例はないだろう。
日本介護センターも、東京都内に複数の居宅介護支援事業所を持っているが、近い将来それらを統合して、完全テレワークによって都内の拠点を1カ所にできないかということで、つなぐ手ケアマネセンターのノウハウを学びに来たものである。
両社の顧問として、僕はそのつなぎ役として同行した。顧問として、こうした繋がりを新たに作るお手伝いができることは、とても嬉しいことだと思っている。
ところで今回来道した日本介護センターも、人材確保と定着という面では、独自の優れた活動を行っている。
それが今日のタイトルにもなっている、ケアビジョナリー育成支援である。
日本介護センターでは、同社に入職した従業員の基礎資格があるなしに関わらず、入社後3年で管理者となれる人材を育てていく独自のプログラムを策定している。そのプログラムにチャレンジする者を、「ケアビジョナリー」と呼ぶのである。
僕は同社顧問として、毎月60分の職員教育講演を行っているが、今日がその講義の日であり、今回はケアビジョナリーの方々に対するオンライン講演を配信する予定になっている。
今日のテーマは、「介護の使命と誇り」としており、同社の教育担当者からは、『無資格・未経験の「介護業界に新たに足を踏み入れる方向けに、介護を行う上でぜひ覚えておいてほしいこと」をテーマにしてもらいたい。』と要望を受けている。
その要望と期待に応えるとともに、数年後に本日の受講者の方が日本介護センターを支える管理者になることを期待しながら、本物の介護支援につながる根拠と方法論をしっかり伝えたいと思う。
同時に高品質な介護サービスを目指す心根のようなものを伝えられたらと思う・・・責任重大である。
それにしても会社組織の中に、このような育成システムがあることは、従業員の皆様にとって心強いことだ。
将来的に管理職を目指したいと思っても、何をどうして良いかわからないという人も多く、それに対して明確な答えを持たない介護の職場が多い中にあって、同社では3年という明確な期間を区切って、管理職として人を育てるシステムが備わっているのだから目標も立てやすい。
そのような職場環境で働きたいと思う方は、日本介護センターを一度参照して、職員募集の内容を確認していただきたい。
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