昨日・アクセス札幌で行った介護人材育成をテーマにした講演には、90名を超える受講者が集まってくださいました。会場はほぼ満員となり、窮屈だったかもしれません。
受講者の皆様、ありがとうございました。そしてお疲れさまでした。
僕の顧問先の「つなぐ手ケアマネセンター」の次田代表も、同じ時間に別会場で講演を行っていたため、講演後に合流してプチ情報交換会を行いました。その模様は、「masaの地と骨と肉〜僕を何、にんにく、んでいる人がいるんだろう。」で紹介していますので、文字リンク先を参照ください・・・できれば記事下部分の「グルメ人気ブログランキング」の文字をプチっとクリックいただくとうれしくなります。
さて、そのブログ記事で紹介した流れで、昨日は千歳市のホテルに泊まり、今日午前中に自宅のある登別市に帰る途中です。昼ご飯を食べながら記事更新しているので、今日は短めの記事となります。
昨日の講演は60分という短時間でしたので、人材対策のうち育成と定着に焦点を当ててお話ししました。
しかしこれはとても大事な観点です。募集に応募を増やす方法はいくらでもあります。特に介護事業者の場合は、職員募集の工夫をしていないところが多いので、ちょっとした視点変更を行って、今までやってこない形で職員募集をかけることで、応募が格段に増えるというケースは少なくありません。
しかし応募者と採用者が増えても、介護職未経験者を含むそれらの人々に対して、きちんとした指導教育を行わなければ、底が抜けたバケツのように、採用した職員は短期間で辞めていきます。
そのため人材はいつまでたっても充足しないという状態になり、永遠に人材不足は解消しません。そして要介護者が増えるのに、生産年齢人口は減少の一途をたどるわが国においては、その状態がさらに悪化するのです。
それを防ぐ対策について、昨日話をしてきました。受講された皆様からは、講演後、今後のヒントをもらったとか、今までのやり方を変更する必要性を感じたなどというふうに、多数の方から声をかけていただきました・・・どうぞ、今日から僕の伝えた内容からヒントを拾って、対策を講じてください。そして厳しい人材難の時代に、生き残ることができる介護事業者になってください。
人を育てることは、人の成長に感謝することです。その人の長所を見つけるようにつtめてください。長所を認め結果が良ければ褒めることも重要です。
そんなふうにして快適な職場環境を作ることを目標に、継続して職場をリードしていくことができるリーダーを育成してください。そしてリーダーは、すべての職員が一定レベルの仕事ができるように育てる必要があるという自覚と使命感を持ってください。
自分で考えて行動する職員を育てるためには、勇気をもって温かく、かつ厳しく注意を行う必要もあるのです。
人材が育つ職場づくりのために、リーダーが日ごろから注意すべきことがあります。それは下記の6点です。
・人格等を侵害(非難)するような言葉・仲間の悪口はNG!!
・ネチネチ・意地悪な指導はNG(回数に注意・都度タイムリーに)
・必要以上に大きな声の指導はNG 机などの物を叩いて大きな音を出すのは威嚇行為とされます
・人前を避け、できるだけ個別に指導・・・しかしいつも同じ個室で指導してはなりません・・・そこは指導される部屋に化し、小言を聴いていればよいというふうに、馬の耳に念仏という状態の部屋になります。
・長時間指導は避け、できるだけ都度手短に
・業務時間外指導は原則NG
これらのことを守って、素敵な後輩づくりに努めてください。それができる介護事業者でないと生き残っていくことができない、厳し時代がすぐそこに来ています。
※メディカルサポネットの連載・〜菊地雅洋の波乱万丈!選ばれる介護経営〜Vol.9が9/16に更新アップされました。
今回のテーマは、「介護事業における虐待防止対策として必要な視点」です。張り付いた文字リンクをクリックして参照ください。
※別ブログ「masaの血と骨と肉」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。
北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。
・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。
・masaの看取り介護指南本「看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは」(2021年10月10日発売)をAmazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。