今年もこの日がやってきた。
広島に続き、長崎に米軍の原爆が投下されてから今日2024年8月9日で79年になる。人類史上2発目の原子爆弾が投下された日、被爆地では7万人以上が犠牲になった。
日本人はそのこと決して忘れてはならず、そうした戦争の悲惨さを後世に伝えていかねばならない。
広島と長崎に原爆が落とされた日には、毎年犠牲者を悼み、平和を祈る式典が両市で開催されている。
ところが今年の長崎原爆の日の平和祈念式典には、長崎市がイスラエルを招かなかったことから、G7の大使らが欠席することが話題となってる。
慰霊と追悼の場である式典に、そのような政治を持ち込んでどうするというのだろう。
かつてアルバート・アインシュタイン(Albert Einstein)は、「平和は力では保たれない。平和はただ理解し合うことによってのみ達成されるのだ」と述べたが、歴史を振り返っても、理解し合うことを最も苦手としているのは時の権力者と政治家であることは明白だ。
そんな政治家は、平和祈念式典には最も似合わない存在ではないのか。どちらにしても平和祈念式典を政治利用するのはやめてほしい。
いっそのこと今後は、政治家の招待をやめて、一般市民だけの参加でよいのではないのか。式辞も首相や市長が行うのではなく、遺族代表や未来の平和を担う若者代表にしてはどうか・・・。
そんな思いを強く持った2004年の長崎原爆の日である。
8/6の広島原爆の日と、8/9の長崎原爆の日を挟むように、昨日8/8には日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されている。
それは何かを暗示するかのような気がしてならない・・・。
この国は僕らの世代が現役の最中だけでも大震災と呼ばれる災害が2度(阪神大震災と東日本大震災)も起こっている自然災害大国である。
自然災害は避けることはこんなだが、人が引き起こす戦争・紛争は、人によってなくすことができるはずだ。
そういう思いを強くすべき式典が、政治で艶消しにされるのはやりきれない。
せめて自分自身は、まっさらな気持ちで、あの戦争で亡くなったすべての方に慰霊の気持ちを込めて天に祈ろうと思う。
そして全世界に平和が訪れることを強く祈りたいと思う。
長崎の皆さんにエールを込めて創った動画、「LOVE〜明日につなぐ介護・長崎編」を貼り付けておくので、是非参照願いたい。
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