来週7/5日(金)に兵庫県福祉センター(兵庫県神戸市)で行われる一般社団法人 兵庫県老人福祉事業協会・介護保険推進委員会研修で、令和6年度介護報酬改定について解説する予定になっている。

講演は2本立てで、プログラムは下記の通りである。
13:10〜14:40特別養護老人ホーム・ショートステイについての加算取得方法
14:50〜15:50デイサービスセンターについての加算取得方法

兵庫県老人福祉事業協会会員の方が受講対象の研修であるが、両方の講演を受講する方、どちらか一方の講演のみを受講する方に分かれることが予測される・・・ただ基準改正については、両者に共通した変更点があり、両方の講演で同じ解説を行う部分がある。

両方の講演を受講する方にはそのことについてご了承願いたい。

通所介護の講演は60分と短時間となっている。これは今回の報酬改定について、取り上げて大きな改定がなかったことにより、報酬改定部分の解説時間はあまり必要ないと思われたためであろう。

確かに報酬改定では、入浴介助加算の要件に入浴介助に関する研修義務が課せられたことや、の居宅訪問アセスメントができる職種に、アセスメントの要件を課したうえで法定資格のない介護職員を加えた変更と、個別機能訓練加算気離の機能訓練指導員配置要件が変わったことが主たる変更であり、その部分ではプチ改定と言える。

一方で基準改正については大きな変更がいくつか行われている。

例えば、豪雪等の交通障害などで、実際のサービス提供時間が計画時間より減った場合の取り扱いの変更なども確認が必要な部分だ。

管理者の兼務要件の緩和と、テレワークが認められる条件も確認しておかねばならない点であり、そういう意味で基準改正部分で、解説時間が大きく割くことが必要になろうと思う。

特にA事業所とB事業所というふうに、異なる複数の通所介護事業所が、送迎のみ共同で行うルールが示された点は制度開始以来最大の変更点ともいえる。

A事業所とB事業所で、それぞれの利用者の送迎を共同で行い、A事業所利用者とB事業所利用者が同乗した場合、送迎減算は適用されるのか否か、適用される場合はどちらの事業所に適用されるのかなど、細かな点で理解力が求められてくる。

同時に通所介護利用者と障がい者サービス利用者の同乗も認められており、この条件確認も必要になる。

ところで送迎基準の変更に関連して、「送迎について他事業所利用者との同乗可について、デイとショートステイ利用者同乗可と理解して良いか」という事前質問を頂いている。

だがデイとショートステイ利用者同乗については、今回の基準改正とは別に、2003年のQ&Aでその考え方が示されている。

Q.短期入所における送迎の実施について、通所サービスの送迎のための乗合形式のバス等を利用する場合は、送迎加算は算定できるか。
A.短期入所の送迎加算は、利用者の心身の状況等に応じて個別に送迎を実施することを前提としており、事業者が画一的に時刻やルート等を定めて通所サービスのバス等に乗車させる場合は、算定できない。ただし、当該事業所の送迎が原則として個別に実施されている場合において、利用者の人身の状況等から問題がなく、たまたま時刻やルートが重なったなどの場合に限り、乗合形式で送迎を行ってもよい。

↑このQ&Aも改めて確認願いたいと思う。

なお日常生活支援事業・第1号通所事業については、運動器機能向上加算の基本報酬への包括化に伴い選択的サービス複数実施加算が廃止され一体的サービス提供加算が新設されている。

新設加算は栄養改善サービス及び口腔機能向上サービスをいずれも実施した場合に算定が可能とされており、それぞれ単独で算定するより高い報酬を算定できる・・・実質的にこれを行えば、今回の報酬改定のテーマでもあった『機能訓練・口腔・栄養の一体的取り組みが行われることの評価』につながるわけである。

また日常生活支援事業・第1号通所事業にも送迎減算が適用されることになった。これも大きな変更だ・・・事業所が送迎を行わない場合については、イ(1)を算定している場合は、1月につき376単位の範囲内で、イ(2)を算定している場合は1月につき752単位の範囲内で減算する仕組みとなっている。

その他、LIFEや介護職員等処遇改善加算についてや、今後の通所介護事業経営の在り方など、多岐にわたって解説する予定なので、60分という時間はかなり厳しいと頭を悩ませているところである。

講演で触れられなかった部分については、遠慮なく質問していただきたい。僕は講演の翌日に北海道に帰るため、講演当日は質問に回答する十分な時間があります・・・。

それでは神戸三宮でお愛する兵庫県老人福祉事業協会会員の皆様、当日はよろしくお願いいたします。
通所介護の事業戦略講演スライド


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