僕は今、愛媛県松山市に向かう空の上でこの記事を更新している。

明日と明後日、愛媛県老施協主催の2つの研修会でそれぞれ講演を行うための移動日である。

コロナ禍以前は、新千歳空港から松山空港まではANAとIBEXの共同運航便での直行便が運行されていたが、コロナ禍でそれがなくなり、今現在も復活していない。

その為、今回も羽田経由で松山入りする。しかし今日は羽田で乗り継ぎ待ち時間が2時間あるため、松山空港に到着するのは16時過ぎになる。ホテルにチェックインできるのは17時近くになるだろう。

昨日は低気圧の影響で線状降水帯が発生するなど大荒れの天気で、四国も大雨となったが、今日は全国的に天気が回復しており、移動にも支障なく予定通りに到着できるだろう。

愛媛県老施協さんをはじめとして、愛媛県の介護関係者団体等からは定期的に研修講師依頼を頂いているため、松山市には年に何度も泊まる機会がある。だが全国的に有名な道後温泉に泊まることはほぼない。

僕の定宿は県庁や市役所に近い大街道という繁華街近くである。そこは四国最大の飲み屋街もあって便利だ。今回も大街道の真ん前のホテルに3泊4日の予定で宿泊する。夜は一人で一番町・二番町・三番町と云われる付近を千鳥足で徘徊していることだろう。

明日は愛媛県老人福祉施設協議会・令和6年度第1回施設長研修会、明後日は、昨年度から担当している愛媛県老人福祉施設協議会・リーダーを担う中堅職員対象「特別研修」のシリーズ3回目の講演である。

今回は共に介護報酬改定・基準改正について、明日は100分、明後日は180分講演+60分GWの予定となっている。
明日につなぐ介護
当然のことながらテーマが同じでも、経営者と管理職・リーダ職に伝える内容は異なってくる。

介護事業経営者たる施設長の方々には、介護事業の未来を創る視点からの報酬構造の見かたを、管理職・リーダーの方々には介護事業の今を作る視点からの報酬構造の見かたを伝えてこようと思う。

主に特養・通所介護の変更点や重要点を解説する予定になっているが、既に改定報酬に基づいてサービス提供されている「この時期」を踏まえて要点を伝えたいと思う。

どちらにしても物価高に見合ったプラス改定とはならなかった新介護報酬であるから、厳しい経営が強いられてくる。その為、全従業員にコスト意識をもって業務に当たっていただかねばならない。

そこでは福祉と収益は相反する問題ではないという理解が求められ、経営者は管理職やリーダーに、管理職やリーダーは一般職の方々に、そのことをどのように伝えるべきかということも問題になる。そこも重要な点である。

経営者と管理職・リーダー職などが、それぞれ役割分担しながら、利用者に対するサービスの品質を維持しつつ、きちんと利益を出して安定経営に努めねばならないのである。

それが従業員を護ることに繋がり、しいては利用者の暮らしを支えることに繋がるのである。

ということで明日からの2日間、そのことを解かりやすく伝えてきたいと思う。松山でお愛する皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


※別ブログ「masaの血と骨と肉」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。


masaの看取り介護指南本看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
きみの介護に根拠はあるか
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは(2021年10月10日発売)Amazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。