今日からGW後半の4連休となったため、行楽に出かける人も多いだろう。

今年の登別のGWは前後半とも良い天気に恵まれて晴れの日が多い。気温も平年よりやや高めで、その影響かいつもならGWが明けてから満開となるエゾヤマザクラも、今年は既に満開のところが多い。
エゾヤマザクラ
エゾヤマザクラ
僕の自宅すぐ近くの鷲別川の遊歩道に咲く桜も満開で、連休中はずっと市民の目を愉しませてくれるものと思われる。

そのため今日あたりは、花見スポットでジンギスカンとビールを愉しむ人も多いのではないだろうか。

今年のGWはコロナ禍で求められた様々な制限がほとんど解除され、ほぼ正常な状態に戻っていると云われている。それに加え円高が重なって外国からの観光客が急増し、観光地はどこもすさまじい人の数で大賑わいである。

なるほど登別温泉も観光客が戻ってきて、メインストリートは観光客であふれている。

その為GW期間中はどの旅館も予約が取れない盛況ぶりだ。

しかしホテル予約が取れない満室というわけではない・・・ホテルによっては、空き室があるのに予約を入れないというところが多くなってる。その理由は、顧客対応する従業員がいないからだと言うのだ。

聴くところによると客室の8割程度が埋まった状態で、予約を締め切っているところが少なくない。

そんなふうに従業員が減っているのは、コロナ禍の影響というわけではなく、労働者の数自体が減っているからで、それは全産業に影響が出ている問題だろう・・・登別温泉街で言えば、ホテルの従業員だけではなく飲食店の従業員の数も足りず、営業時間を短縮しているところも結構多い。

このように観光地には人があふれているのに、顧客対応する場には必要な人員が配置できていないのである。

そのような状況で、介護人材の確保は益々難しくなっている。現に4月に新規オープンした介護事業者で、従業員確保ができないため、利用者がいるのに施設サービスのベッドを埋められなかったり、通所サービスの定員いっぱいまで利用者を受け入れられなくなっていたりする。

そうなってしまうと事業戦略などあって無きのごとしである。収入源はあるのに、それを手に入れる方策を失ってしまうからだ。

そういう意味で今後の介護事業戦略については、事業開始時や拡大時に、労働力の確保の見込みをかなり正確に立てておかないと成り立たないということになる。

顧客の意向や市場の動向を把握し、戦略を立てるための市場調査現在の市場動向を把握すること)やマーケティングリサーチ未来の市場動向に対しても分析を行うこと)は必要であるが、それだけで介護事業は成り立たないのである。

介護という行為は、力の必要な行為と、巧緻性がいる行為を、自然につなげて両者を同時並行して行わねばならないので、AI搭載ロボット等のテクノロジーが人に替わって行うことができる部分が限られている。

人が足りないから生産性を向上させないとならないとして対策がとられているが、それは重要課題だとしても、物を作るわけではないのだから、生産性を向上できたとしても人手が減らせる部分は限られてしまう。

そうした性格の介護という分野において、人をどれだけ貼り付けられるのかということは、今後も最重要ポイントであることに変わりはないのだ・・・しかしその対策はなかなか見つからない。

その為介護事業経営者は、かなり険しい道を歩むことを覚悟して、介護事業経営に当たらねばならないし、何より人材マネジメントに力を入れ、実効性のある人材確保と定着のシステム作りをしていかねばならない・・・そこに力を注がない介護事業者は、人がいないスカスカの場所になりかねない。

それは事業廃止にまっしぐらの道である。

そのために人材マネジメントの先頭に立つべき、管理職・リーダーに向けた人材マネジメント研修は最重要である。

僕はそのための人材マネジメント講演人材確保・育成・定着の実務論)も行っているので、必要とされている方は是非メール等でご連絡いただきたい。

まずは気軽に問い合わせから始めていただきたい。📩は、(masa@akai-hana.jp)に送ってほしい。


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