僕は今、横須賀に滞在している。

今日横須賀にいる理由は仕事である。午前と午後に渡って横須賀市内の2つの特養で、合計3講演を行う予定になっていたため、昨日北海道登別市の自宅を経って、横浜駅前のホテルに宿泊していた。そして今朝8時過ぎに京急久里浜駅に移動した。

午前中の講演場所は横須賀老人ホームさんという特養。既に10時から幹部・リーダー職に向けた講演を一本終えたところである。

文字リンクを貼りつけたmasaの講演予定を見てもらえばわかるが、今日はこの後、夕方16時からさらに2講演の予定が入っている。
横須賀講演用動画
もともと今日の講演は、午後からの2講演だけの予定であった。特養・衣笠ホームさんの管理職研修は、先月から来年4月にかけて計6回(月1回ずつ)の定期研修として行っており、今月以外の5回はオンラインで配信することになっている。

今月のみリアル講演会場を行う予定にしており、そのため2回目の管理職研修に加えて、職員対象のサービスマナー研修も行う予定となっていた。

ところが衣笠ホームさんの研修担当者と知り合いの方が横須賀老人ホームさんに居り、その方が僕の1回目の管理職向け講演の評判を聴いて、是非自分の施設の管理職やリーダー職にも同じ話を聴かせたいとの希望があったという連絡が入った。

そのため急遽今日午前中の講演も予定に入れたのである。

冬ということもあって、夕方からの講演でも前日入りの予定を立てていたが、そうした余裕のある移動日程が幸いしたと言える。

午前中の講演テーマは、「介護事業における管理職の役割について」であった。

経営者と管理職の立場と役割の違いをしっかり理解したうえで、管理職は経営者から任された部署や組織を束ね、事業所の成果を最大化する役割を果たさねばならない。

そのため管理者の評価は、事業所の成果によってなされる。

特養の全国平均収支差率が年々低下する現状において、管理職のそうした役割は非常に重要となるが、福祉畑を長く歩いてきた人は、あまり経営的な方向に視点を向けると、利用者の福祉という視点がおざなりになるのではないかと悩む人もいる。

ベッドの稼働率や収益を口にすること自体が、自らの福祉感を下げるものだとして罪悪感を持つ人も少なくない。

しかし管理職が経営視点を軽視すると、利用者福祉と従業員待遇が低下するのである。午前の講演では、それはなぜかということを具体的に説明してきた。

そのうえで、管理職が念頭に置くべきことを経営及び対人援助両面から明らかにしてきた。

キーワードは、「経営者は会社の未来を創る人・管理職は会社の今を創る人」である。

前述したように午後4時からは衣笠ホームさんで、職員向けサービスマナー講演と、管理職・リーダー向け人材マネジメント講演を行う予定になっており、現在そこに移動前に横須賀老人ホームの方々と昼食をご一緒するところである。

今日のために両ホームの皆さんや、横須賀の介護関係者の皆様にエールを送る動画を作成してきた。

横須賀に縁のある方は、ぜひこの動画も視聴していただきたい。

僕は今日の講演を終えた後、明日の飛行機で登別の自宅に戻るが、次の講演もすぐ控えている。

来週火曜日には、登別よりもっと雪深く寒い道北の西興部村というところにある特養で、経営者と管理者に向けた講演を予定している。

西興部という文字を見て、道外の方は読み方がわからない方が多いかもしれない。「にしおこっぺ」と読むので覚えておいていただきたい。






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