全国の都道府県で僕がまだ講演を行ったことがない県は、山梨県鳥取県の2県だけである。

とはいっても講演を行った県であっても、市町村レベルになると、行ったこともなければその地名を耳にしたこともないような所はたくさんある。

僕の地元の北海道もしかりだ。さすがに地名を聴いてわからない市町村はないが、講演を行ったことがないどころか、そもそも足を運んだこともない市町村は数えきれないほどある。

そのようなところから講師依頼の声がかかると喜んで出かけていく。自分が生まれ育った北海道であるがゆえに、自分が生きている間にできる限り多くの地域に出向いて、そこの空気を吸いたいと思うのである。

そんな未踏の地の一つ、檜山振興局 の 久遠郡 にある、「せたな町」から講演依頼を頂いた。

講演場所は役場内のせたな町健康センター。せたな町主催、医療・介護従事者向け研修として行う講演であり、「医療・介護職員のメンタルヘルスケアストレスから身を護る自己覚知及び医療と介護の誇り」というテーマで、介護関係者だけではなく看護師さんなどの医療関係者も含んだ受講者に対して話をさせていただく予定になっている。

僕がかつて所属していた社会福祉法人の母体は精神科医療機関であった。その為、僕が社福の総合施設長を務めていた時期は、医療法人の理事として精神科病院に関わっていたし、もともとはソーシャルワーカーとして医療相談室と密接な関係にあったので、精神科病棟に入院しているメンタルヘルス不調者の実態も良く知る立場にあった。

よって今回依頼された講演テーマは、得意分野でもある。そこではメンタルヘルス不調を防ぐためのストレスコーピングについても紹介してくるが、勘違いしてほしくないことは、「ストレスに強い性格は存在しない」ということだ。

一般的には「几帳面でまじめな人・完璧主義で責任感が強い人は、ストレスを感じやすいタイプ」といわれるが、個人差が大きいのである。

むしろ性格やタイプだけで判断することは危険であり、普段と違う状態には敏感に対応することが、周囲の人がメンタルヘルス不調に陥らないようにするために一番求められることである・・・そうした話も盛り込んで講演は90分を予定している。そのあと30分のGWを行う予定だ。

対面式の会場講演であるがゆえに、講演後のGWは大いに盛り上がって意見交換がされる場面を最近数多く目にしている。今回も参加者の皆さんにとって貴重な場になるだろう。

現在受講予定者は34名とのこと。近い距離で、お互いの感情を触れ合わせながらの講演ができそうである。

その講演が明日予定されている。
登別市鷲別からせたな町の経路
僕の自宅の所在地である登別市鷲別町からせたな町役場までの距離は136.5km。公共の交通機関では何度も乗り換えが必要で不便で時間もかなりかかってしまう。そのため今回は自家乗車で現地に向かう予定を立てている。有料道路を避けて一般道だけを利用しても3時間弱でたどり着けるだろう。

せたな町は道南の観光名所としての有名な場所であり、風光明媚な景色が見られるのを今から楽しみにしている。自家用車で移動というメリットを生かして、フリーな時間を有効に活用して、せたな町の名所・名跡にも寄ってきたいものだ。

どんな見どころがあるかについては既にネット情報でリサーチを終えている。その際にDLした画像を利用して、せたな町の医療・介護関係者の方々にエールを送る動画を作成した。

とても素敵な景色が見られる動画となっているので、せたな町に行ったことがない人や、北海道の景色を堪能したいと思っている道外の方なども、是非参照していただきたい。

今回は午後6時からの2時間研修で、質疑応答なども併せると終了時間は20時を過ぎることになる。その為、せたな町で宿をとって翌日に帰る予定にしている。

夕食は研修後の遅い時間になるが、海の近くの日本旅館ということで、きっとおいしい海の幸も食べられると思う。今から楽しみである。

それではせたな町でお愛する皆様、明日はよろしくお願いします。






※別ブログ「masaの血と骨と肉」と「masaの徒然草」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。

masaの看取り介護指南本看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
きみの介護に根拠はあるか
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは(2021年10月10日発売)Amazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。