日本酒新時代と呼ばれるほど、その進化が著しい。

特にこの10年間は、「日本酒革命」と呼ばれるほどの波が寄せられてきており、従来の日本酒の概念を覆す新日本酒が各地から誕生している。

その為従来の酒の造りを変えて、新しい日本酒の造りに変更して、新銘柄で売り出す蔵も少なくない。それほど日本酒の消費者ニーズも変化しているという意味である。

クラシック(玄人向き)と呼ばれる従来の日本酒は、呑みなれてくるとおいしいけれど、辛口で重たいタイプが多く、日本酒初心者にはハードルが高いかもしれない。

端麗辛口ブームは既に終焉を迎えているのだ。

ここ10年の間に生まれたモダンタイプのお酒は、ふわっとフルーツの香りがしたり、甘みや酸味が強かったりと、日本酒初心者や女性にも呑みやすく美味しいものが多い。(※甘みと言ってもべっちゃという菓子の甘みではなく、米本来の旨味からくる、フルーツのような心地よい甘み

そのおいしさは、バナナ・マスカット・メロン・りんご・ライチ・ラズベリーなどに例えられることが多く、辛口ではない美味しいお酒がたくさん醸されている。

そのような中から、今日は人気の夏酒(※決まった定義があるわけではなく、各酒蔵独自にそう名付けて造りなどを工夫して販売しているお酒)を紹介しようと思う。
千禽・カブトムシ
栃木の銘酒・千禽(せんきん)の「カブトムシ」。

栃木は関東の中でも銘蔵が多い地域で、あの鳳凰美田と並んで有名なのが、千禽を醸す蔵である。

その蔵から毎年夏限定で出されているお酒が、「カブトムシ」だ。
千禽・カブトムシ4
お酒の特徴としては、「masaの日本酒道〜新政・純米生酒R-type No6」系統の、酸味が特徴のお酒である。

今年も楽しみにして取り寄せたが、なかなか出来が良いと思う。リンゴ酸の軽快でシャープな酸と低アルコール(14度)の呑みやすさを両立し、すいすいとのど越しよく入ってくる。

まるで大人のレモンジュースである。
酒器
吞み口は酒器を変えることで少し異なってくる。ぐい呑みでいただくと、より強く酸味を感じることができる。
ワイングラス
広口のワイングラスで呑むと、少し酸がまろやかになる。味全体がややまろみを帯びたふうに落ち着く感じがする。

どちらが良いかは好みの問題。「カブトムシ」の特徴であるさわやかだけれど力強い酸を感じたいのであれば、ぐい呑みがお勧めだろう。

香りとふわっと感を求めるならワイングラスと言ったところか・・・。どちらにしても夏にぴったりの美味しいお酒である。

旨い酒があるだけで、毎晩の食卓も豊かになり、一日の疲れもスッととれるというものだ。

今日も晩酌が待ち遠しい。
登録から仕事の紹介、入職後のアフターフォローまで無料でサポート・厚労省許可の安心転職支援はこちらから。



※別ブログ「masaの血と骨と肉」と「masaの徒然草」もあります。お暇なときに覗きに来て下さい。

北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。

・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。

masaの看取り介護指南本看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。
きみの介護に根拠はあるか
新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは(2021年10月10日発売)Amazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。