新型コロナウイルスの感染症分類が引き下げられたことをきっかけにして、各地でイベントが復活している。
今週7日(水)に札幌で開幕した、『第32回YOSAKOIソーラン祭り』は、4年ぶりに制限のない開催となり、出場者のマスクも外されて、踊り子全員の素敵な笑顔を観ることができるようになった。
今年の参加チームは道外からの63組も含め、コロナ禍前の9割近くとなる約240組となり、素敵なパフォーマンスを繰り広げてくれている。
それに加えて6/6(火)からエスコンフィールドでファイターズが広島カープと対戦しているため、7日の札幌の夜は、カープの赤いユニホームを着たファンと、YOSAKOIソーランの参加者等があふれて賑わっていた。
コロナ禍の移動制限・行動自粛は今は昔になりそうである・・・そうなった後には、介護施設等の面会制限をはじめとした、様々な権利・自由制限が行われてきたコロナ禍の3年間について、本当にそれが必要な対策と言えたのかを、人権という部分から検証しなおさねばならない。
それはさておき、僕の仕事の関連で言えば、会場で開催する講演の依頼が増えている。
コロナ禍の研修会はオンラインで完結するものが多くなり、それはそれなりに便利で、どこからでも自由に講演を視聴できるというメリットもあった。
しかしオンライン講演の場合、仕事の合間を縫って、「〜ながら視聴」となることも多く、話を聴くことに集中できなかったり、肝心の部分を聴き逃したりするというデメリットも見られた。
何より会場で、志を同じくする人と繋がり合うという機会を失った損失は大きかった。
そこでコロナ禍が新たなステージに入った今、オンラインと会場講演を併用するハイブリット講演や、たくさんの人が会場でふれあいの機会を持つ講演会も増えてきている。これはとても嬉しいことだ。
しかしコロナ禍以前に、盛んにおこなわれるようになった、高齢者を主対象にした「終活セミナー」は、まだ十分に復活開催されているとは言えない。その理由は、持病を抱える人が多い高齢者は、まだ感染リスクを恐れて、大勢の人が集まる場所を敬遠する傾向が強いからだろうと思う。
しかし終活は、とても大事な活動である。それは死と向き合い、最後まで自分らしい人生を送るための準備として必要なことだからである。
終活は、自分らしい最期を生きるための準備でもある。そのためにエンディングノート(終活ノート)を書く人も多いが、そこにはリビングウイルの観点から、「自分の命が不治かつ人生の終末期であれば、延命措置を施さないでほしい」を記すだけではなく、自分史、現在の健康状態、葬儀・お墓についての希望、その他気がかりなことなどを記載することもできる。
いうなれば終活とは、自分がこの世に生きてきた証を確認するための活動なのである。それは決して、自分が消えてなくなるだけの準備だけではないのだ。
そんな終活セミナーの復活を祈念して、8月1日(火)15:00〜17:00に大阪府豊中市の特別養護老人ホーム・アイテラス利倉さんが主催する地域住民向け終活セミナーが開催される。
僕はそこで終活とは何か、具体的に何ができ、その結果どのような効果が期待できるのかなどについて、2時間話をする予定になっている。
自分がこの世に生きてきた軌跡(きせき)を遺すための終活について、多くの人に知っていただきたいと思い、魂を込めて伝えてこようと心しているところである。
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