今週20日(木曜日)14:30〜オンライン講演を無料で配信します。

テーマは「終末期ケア」・・・これは札幌市の居宅介護支援事業所つなぐ手ケアマネセンターが主催するオープンセミナーとして行われるものです。

つなぐ手さんは、完全リモートワークが可能な居宅介護支援事業所であり、僕はそこの顧問ということになっているため、昨年度から無料オンライン講演を同事業所から配信しています。

事前申し込みは不要で、下記のバーコードを読み取って入室するか、画像に添えてあるIDとパスワードを使って、今週木曜の13:30までに入室して視聴してください。
看取りケアセミナー
前回2回は人生会議をテーマにしましたので、その完結編として今回は、「終末期ケア」という内容で90分お話しさせていただきます。

僕がいつも行っている看取り介護講演は、特養など介護保険施設職員に向けた内容が主となっていましたが、今回は看取り介護をコーディネートする介護支援専門員に向けた内容を多く盛り込みました。

居宅ケアマネ・施設ケアマネとして当然備えおくべき看取り介護に関する法令ルール。看取り介護実践のために必要な知識として、例えば終末期を迎えた方々に起きるであろう身体状況の変化の理解とそれに即応する具体的方法。それらを再確認できる講演内容となっていますので是非ご視聴ください。

振り返ると2006年という年が、介護支援専門員のターミナルケアマネジメントに大きな影響を与えました。

この年の4月から、特養の介護報酬に看取り介護加算が新設され、その算定ルールに沿ったケアマネジメントが求められるようになりました。

特養のケアマネジャーの場合は、それによって終末期に必要な対応を強く意識して、「看取り介護計画」を立案するようになり、施設内で看取り介護の司令塔として機能すべく、スキルアップさせてきた人が多いと思います。

一方で居宅ケアマネジャー―の場合は少々事情が異なりました。

同じように2006年4月〜末期がんが特定疾病に加えられ、対象疾病が15疾病から16疾病となったことで、2号被保険者の看取り介護に深く関わるようになりました。

しかしそれ以前の2号被保険者の看取り介護・ターミナルケアでは、介護保険サービスが使えなかったため、訪問診療医師がチームをまとめ、訪問看護師とタッグを組んで主要サービスを展開するという形が普通でしたので、後からチームに加わった居宅ケアマネは、従属的な役割を強いられるケースが多くみられました。

そこでは単に訪問介護等のプランを作る人・・・そんな形であることが多かったように思います。

その影響からか、いまだに在宅ターミナルケアチームにおけるケアマネジャーの位置づけは、医師の指示のもとに介護保険サービスを組み込む立場から一歩も前に進んでいない人も居ます。

そうではなく、ターミナルケアチームの中で、利用者の代弁者としての機能を果たしながら、積極的に利用者が求める社会資源とつなぐ役割とか、人生最終ステージのエピソードづくりを支援する機能を果たしてほしいと思います。

その為に、必要な知識と社会福祉援助技術を伝えることができればと思いながら、昨日までに講演スライドを作成し終えました。

そういう意味では、介護支援専門員必見の講演と言えますし、ケアマネ以外の介護実務者にも必見の内容が盛りだくさんとなっております。

是非この機会を見逃さないように、今週木曜日の13:30〜時間を空けて視聴してください。皆さんの貴重な90分を無駄にしないように、本物の終末期ケアの在り方と、それにつなげるケアマネジメントの方法をお伝えします。

それでは画面を通じてお愛しましょう。
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