僕は今、高知市内でこの記事を更新している。

先週の土曜日に自宅を経って、新千歳空港〜羽田空港〜高知空港と乗り継ぎ、高知市に着いた。そんなわけで今日で高知滞在3日目となる。

今回の高知市入りの目的は、福の種合同会社さんの社内研修として2つの講演を行うためであった。

その一つは、昨年開設した小規模多機能型居宅介護の職員研修である。

今後、小規模多機能居宅介護事業所の中で、看取り介護の実践に取り組む予定があるため、それに備えて昨日の午後、3時間の看取り介護講演を行った。

開設2年目での看取り介護の実践に不安を持つ職員さんも多いと思え、その不安を解消して自信を持った看取り介護実践ができることを主眼にレクチャーしてきた。

そのため看取り介護とは決して特別なケアではないし、特別な医療体制が必要ではないことを理解していただきながら、実際に僕が実践してきた看取り介護の様々な具体例と、実践例を示したうえで、終末期対応として求められる基本的スキルをきちんと伝えられたと思う。

講演後にある職員の方から、「自分の考え方が間違っているのかと不安になっていたが、看取り介護は、日常介護の延長線上にある介護で、特別な介護ではないし、日常介護の質を維持・向上させることこそだ時であることが確信でて自信を持てた。これからも頑張って働いていこうという意欲につながった。」というありがたい言葉もいただいた。

こんな風に僕の講演がきっかけで一段とやる気を出して、さらなる介護サービスの向上につなげてくれることが一番の喜びだ。頑張ってほしいと思う。

日付が変わった今日は、福の種合同会社さんの全事業所の管理者の皆様に向けて、午前中に2時間の講演を行う予定だ。

保育所と機能訓練を中心にした短時間通所介護から始まった、福の種合同会社さんの事業であるが、ここ数年で通所介護事業所数も増え、事業種類も小規模多機能型居宅介護や有料老人ホームなどに拡大している。
経営者と管理者の役割
その変化になかなか対応できない管理者さんも多いことが想像できるので、組織規模がこじんまりとしていた時の経営と、規模が拡大した後の経営スタイルは当然異なるし、経営者が全事業所を隈なく回ることは不可能になっている分、管理者の責任が重大になってくることを具体的に説明する予定である。

こんなふうに、介護事業者の個別の課題にスポットを当てた職員研修の講師も随時受け付けている。

僕は介護施設や通所介護・居宅介護支援事業所等の相談援助業務・管理職・経営者等の実務を経験してきているので、多角的で広いテーマの講義を、希望に応じて設定できる。

介護事業者として抱えている課題の解決、これから将来に向けて取り組みたいことのヒントなど、どのような希望にも対応できるので、是非事業所内研修講師依頼の相談もお気軽にメールなどで問い合わせいただきたい。

今日は講演後、高知を経って北海道に帰る予定だ。登別の自宅に到着するのは夜0時近くとなる予定である。

翌日からもオンライン講演や札幌でのハイブリット講演などが控えており、年末まで忙しい状態が続くが、それはとても嬉しいことでもある。

新年1月28日(土)にも高知市内で講演を行う予定がある。その際は午前と午後に介護保険制度改正に関する講演と、介護事業に携わる職員の心得に関する講演を行う予定だ。

その際には受講希望される介護事業者にもオープンにした、どなたでも受講可能な講演とする予定なので、是非多くの方に受講いただきたい。
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