今朝の登別は雨になった。北海道のこの時期の雨は秋を連れてくる雨だ。
今日の最高気温は21度予報。日中の最高気温が20度に達しなくなる日ももうすぐだ。
登別市の夏と言えば毎年雨や曇りの日が多く、天気が良くないのが当たり前である。しかし今年は少し様子が違った。日中晴れる日が多くて、例年の夏より澄んだ青空を見る機会が多かったような気がする。
暑い日も多くて一日中エアコンのお世話になる日も多かった。ただし最高気温が30度に達する日は一日もなかったと思う。これも毎年のことだ。登別以内の最高気温が30度を超えたのは何年前だったろう・・・。
それでも今年は、全体的には暑くて天気の良い日が多い今年の夏だった。そんな夏が過ぎて、朝晩は涼しい風というより、肌寒い風が吹き始めている。雨になる前の早朝には、鱗雲が広がっており、空はすっかり秋景色である。
もともと登別は、この時期が一番良い季節で、秋晴れの日が多く、空気もさわやかで涼やかだ。食欲の秋という形容もぴったりで、海の幸・大地の恵み、おいしい食材が豊富に出回る時期だ。
しかし今年は食欲の秋も、読書の秋も吹き飛ばすほどの、「値上げの秋」である。
食材料や燃料など、様々なものが9/1を境に値上がりしている。そのため飲食店のメニューもいつの間にか値上げされており、外食も気軽にはいけない感じである。
僕個人の話で言えば、冬に履く車のスタッドレスタイヤが交換時期で、購入を予定していたが、全メーカーのタイヤも9月から値上げされるとのことで、8月中に慌ててネット購入した。
どちらにしても懐具合が気になる今日の物価高である。介護事業者の光熱費、食料費などの急激な高騰も、経営状況を直撃するレベルとなっており、国の何らかの対策が必要と思うが、具体的な動きはまだない状況だ。
よって個人レベルの物価高による生活苦保障は全くされていない。この状況で燃料費の値上がり・高止まりが続くと、北海道の高齢者世帯の冬の生活を直撃しないかと心配になる。
高齢者の方々が暖房費を節約して、体調を崩すことがないようにしてほしい。在宅要支援者・要介護者を担当する予防及び居宅介護支援事業所のケアマネなども、この点をアセスメントの視点に入れてアプローチしてほしい。いつもの居宅訪問の際に、「いつもと少しだけ違うこと」を感じ取る能力がケアマネジメントに求められている。
ケアマネジャーは、全国そこかしこに素晴らしい能力を持った達人と言ってよい人たちが数多くおられる。
その反面として、基礎資格によってケアマネジメントのばらつきが大きいことが指摘されたり、支援内容を導き出した明確な根拠を示し説明できないケアマネジャーの存在が問題となったりしている。
そのため2016年〜10か年計画で行われている「適切なケアマネジメント手法の策定・普及推進」については、ケアマネの質の差の解消が一番の目的とされている。介護支援専門員の法定研修のカリキュラムやガイドラインの改正もその一環として行われる予定になっている。
その際の最大の課題は経験値の共有化・・・。全国に多々存在する有能なケアマネの経験値を他のケアマネにいかに伝えるかという問題とされている。そのためにはアセスメントの結果を言語化することが必要不可欠でもある。
今週水曜日に東京港区のケアマネジャーの皆さんに向けて講演を行うが、そこではそうした課題を明らかにし、その解決を図る提言を含めて講義する予定となっている。その講演に向けてプロットを組み立てスライドを創る過程で僕は、「他の地域の方にも聞かせたいと内容になったな。」と思った。
そんなわけで、アセスメントを中心視点にしたケアマネジメント研修をお望みの方は、是非講師依頼してほしいとも思う。
僕は、施設ケアマネジャーと居宅ケアマネジャーのどちらも実務経験があるので、それぞれのケアマネジメントに特化した研修講師も務めることができるので、そのことも頭の隅に置いて考えていただきい。
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