室蘭・登別のラーメンと言えば、3大ご当地グルメにも入っている、「(室蘭)カレーラーメン」であることは間違いない。(※ちなみに残りの2大グルメは、室蘭焼き鳥と黒そい料理とされているが、黒そい料理というものが一体どこで食べられるのかはよくわからない。黒そいの刺身は我が家でも食べるが・・・。)
そのため、「カレーラーメン」がメニューに載せられているラーメン屋さんは多いが、当然、味噌・塩・醤油というラーメンメニューは普通に存在している。カレーラーメンだけを出す専門店があるわけではないのである。
九州豚骨ラーメンを謳ったメニューを出している店もあるが、本場のその味を知る僕から見れば、それは偽物であるとしかいようがない。登別や室蘭市周辺で、本格的な豚骨ラーメンを食べられる店はないと言ってよいだろう。
そんな中で、最近この地域では食べられなかった鶏白湯ラーメンを出すようになった店があると聞いた。
室蘭市の呑み屋が集まっている中島地域の、まさに中心部にそのお店がある。

二代目十八番。ここは、カレーラーメンで有名な、「じぇんとる麺」や、呑んだ時の締めにしか寄らないために、素面で食べたらどんな味だろうと想像するしかない、「ラーメン富士」(※僕が著書でお勧めしている「ふじ亭」ではない。)が同じ通り沿いにあるわかりやすい場所だ。
二代目十八番は、もともとこの場所で「十八番」という屋号で古くから営業している店であるが、代替わりして新感覚ラーメンを出すようにしたらしい。

背油煮干しラーメンと鶏白湯ラーメンが2大看板のようだ。

L字型カウンターのみの店内は、改装したのか綺麗で清潔感があり、感染予防対策も取られている。

若い店主と従業員2名で仕切っている。愛想は良くない・・・ちなみに僕が入店したのは開店直後の午前11時だったので、客は僕一人のみで、店を出るまでほかに客は来なかった。

メニュー。濃厚鶏白湯は塩が一番上に書かれているが、僕は醤油味の方が好みなので、そちらを頼んでみた。

お腹が減っていたので、濃厚鶏白湯醤油ラーメン&ミニチャーシュー丼を注文。

チャーシューは豚と鶏が2種類計2枚入っている。

麺リフト。太からず・細からずの麺。室蘭周辺ではよくある麺のタイプだ。
スープは想像通りの鶏白湯スープ・・・裏を返せば、あまり特徴のない普通の鶏白湯。濃厚といってもスープに粘度は感ずるが、味の濃厚さには首を傾げた。深みがない味のように思えた。東京や大阪等で鶏白湯ラーメンを食べたことはあるが、もっと鶏のコクと出汁が感じられた記憶がある。その際のおいしさにはかなわないように思えた。

さらによろしくないのは、このチャーシュー丼。チャーシューが冷たすぎる。「配信前に腹ごしらえ」で紹介したふじ亭のチャーシュー丼とは比べ物にならないくらい、いけてない。チャーシューをさいの目に切り刻んでいる意味も分からない。味とビジュアルの再構築を求めたい。客に出す前にガスバーナーで、チャーシューをあぶりなおすなどの工夫が必要だろう。
ということでラーメンは、そこそこ食えるという程度で、また食いたくなるという感じではなかった。多分再訪はないだろう。
やっぱこの地域でラーメンを食うなら、ふじ亭だなと再確認した日であった。
さて来週土曜日は室蘭公設市場場外の、「市場めし」を紹介しようと思うので、お楽しみに。
※登録から仕事の紹介、入職後のアフターフォローまで無料でサポート・厚労省許可の安心転職支援はこちらから。





北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。
・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。
・masaの看取り介護指南本「看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。

新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは」(2021年10月10日発売)をAmazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。