最初にお知らせを一つ。

本日、午後1時30分より螢螢屮疋ゥ魁璽櫂譟璽轡腑鷦膾邸Σ雜郢業経営者向けオンラインセミナー、「介護現場の働き方改革と離職率削減」を配信いたします。お申し込みの方は、忘れずに指定URLにおつなぎください。業務の都合で見逃しても、既に申込されている方については、一定期間見逃し配信も行われるので、そちらでご覧ください。

さて昨日までお盆休みが続いており、今日が休み明けの初日という羨ましい人も居るのではないだろうか。

介護事業者に勤める人は、なかなかそうもいかないだろうが、仕事の再スタートとなる人は、早めにエンジンをかけていつものペースを取り戻していただきたい。

お盆期間中もシフト勤務で出勤している皆様には、心よりお礼を言いたい。

僕の管理する表の掲示板も、お盆期間中途切れることなく情報交換が続けられており、世間との暦とは別にして、働き続けている人々の頑張りが垣間見えて思わず応援したくなる。

その中には、「新型コロナウイルス」に自分が感染したことにより、施設内でクラスター感染が発生したことに罪悪感をもって、どうしたらよいのかという相談スレッドも建てられている。

その問いかけに対して、「施設のルールに則り行動されていたうえで感染した場合は、不可抗力だから気にする必要はない」などのアドバイスが書き込まれている。

まったく同感である。とても真摯でよいアドバイスをしてくれているので、僕が改めてレスポンスをつけて付け加えることもないだろう。

オミクロン株とその亜種は、世界中で急速に感染拡大しており、不織布マスク・ソーシャルディスタンスの確保・ワクチン接種など、これまで頼りにしていた感染予防対策の多くでは、全ての感染を防ぐことができないのである。

感染リスクが蔓延している世界では、自分のベストを尽くすことしかできないのである。それでなおかつ感染したとても、自分を責める必要はない。

自分に近い接触のあった人が検査や予定調整するために連絡する責任はあるが、自分の過去の行動を擁護したり正当化しようとしたりする必要もないと言ってよい。やむを得ないことなのである。

だからスレッドを建てられた方も気にせずに、一日も早く健康を取り戻し、後遺症なく過ごしてくださることを願っている。

ただし感染源を探ったり、感染経路を探ることは極めて重要だ。しかしそれは個人の責任追及ではなく、何度もクラスター感染等を繰り返さないようにするための、根本原因への対処を目的として行うという意味である。

それは感染症に限ったことではなく、例えば介護事故の原因を探るために、事故報告書を作成することも、そうした意味なのである。

よってその報告書では誰が何をどうした結果、感染や介護事故につながったのかが明白にされなければならない。

例えば介護事故の場合は、そこにヒューマンエラーと言われる、個人の何らかのミスが原因となっている場合がある。しかしそ鵜であるからと言って、原因を個人の責任としてしまっては、真相が隠されてしまいかねない。

仕事上、自分が犯したミスであっても、故意でない限りそれは業務上の問題であって、それを正直に報告して原因に対処できるようにしなければならない。個人のミスも事業者責任として処理されることによって、真相は明らかになるのである。

そうしなければならないという意味は、労働災害における経験則の一つに、「1:29:300の法則」・「ハインリッヒの法則」とも呼ばれるものがあるからだ。
ハインリッヒの法則
即ち、「同じ人間が起こした330件の災害のうち、1件は重い災害(死亡や手足の切断等の大事故のみではない)があったとすると、29回の軽傷(応急手当だけですむかすり傷)、傷害のない事故(傷害や物損の可能性があるもの)を300回起こしている」という原則があり、この300回の「ヒヤリ」・「ハット」するような無傷害事故の背後には、数千の不安全行動や不安全状態があることも指摘されているのである。

だからこそ事故の程度が軽いものや、事故につながらない「ヒヤリハット」の原因を一つ一つ探り、その原因を潰していくことが大事なのである。

その過程の原因探しを、犯人探しと勘違いしないようにすることが重要である。感染症対策における感染源の把握も、そうした観点から行われる必要がある。

10日に厚労省が発表した介護施設におけるクラスター感染発生状況では、直近1週間で669件のクラスター感染が発生している。600件を超えるのは、厚労省が調査を開始してから初めてで、およそ1ヵ月前にあたる7月11日の週と比べると、件数は4.4倍となっているのである。

だから感染予防対策をいくら徹底しても、目に見えないウイルスで、かつ感染力が高くなっているウイルスを完全に防ぐ術はない考えて、感染したことを後悔するより、その後の対応に全力を尽くしていただきたいと思う。

クラスター感染も感染源になった個人が責任を負うような問題ではないので、確実に感染源をつかみ、今後の感染予防に向けた教訓を創ることが大事である。

くれぐれも真面目過ぎる考え方で、自分自身を追い込まないようにしていただきたい。
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