北国にも桜の季節がやってきました。
登別市の桜の開花は、例年より1週間ほど早くなりました。このためGWに登別温泉に訪れた観光客の方々の目を楽しませていることでしょう。

僕のウオーキングコースの途中に咲く桜ももう満開になっています。(※画像は5月4日、鷲別町・恵愛病院前の桜)
ところで今年は、3年ぶりに行動制限のないGWを迎えています。しかし新型コロナ感染症の新規感染者が減っているわけではないので、引き続き警戒と予防対策が必要と言われています。
そのような中で介護保険施設をはじめとした居住系施設では、この時期も面会制限を続けているところが多いようです。
でもこのブログでは何度も指摘していますが、面会制限がクラスター感染を防止する決め手にはなっていません。面会制限を行っている施設でクラスター感染が発生し、面会制限を行っていない施設で、今まで一度もクラスター感染が発生していないケースが少なからず存在することを考えても、要は予防対策の、「やり方」の問題であるということがわかるはずです。
面会制限をしていても、職員等が外部から自由に出入りする以上、そんな制限にほとんど意味はなく、施設側の自己満足に過ぎません。
むしろ一定のルールを定めたうえで、面会を許可する体制を整えておく方が有効です。なぜならそこでは職員の感染予防策を見本とするようにされますので、日ごろの職員の感染予防意識が高まり、対策も十分施されることで感染は起きないのです。
今年、行動制限が3年ぶりになかったことで故郷に帰省できた方々が、施設に入所している身内と3年ぶりに逢いたいという希望が、施設側の自己保身を理由に拒否されるようなことがあってはならないと思います。
時間や人数を制限したとしても、どうか逢いたい人々の希望を叶える介護事業者であってほしいと思います。お身内の方々には、職員と同じように感染対策を万全にとって施設内に入っていただければ、何も問題ないのですから・・・。
介護にも科学が必要だと言われる今日ですが、時代がどう変わっても、人に対する優しさを失ってはならないのが介護であり、対人援助だと思うのです。「逢いたいという思い」は、「愛たいという思い」です。どうぞ、それを大事にする人になってください。
そして施設利用者の方を街に連れ出し、その方々が住む地域の今年の桜を愛でる機会を創ってください。
オンラインで観る桜・バーチャルな世界の桜と、現実の桜は全く違うのです。3年前の桜や来年の桜と、今年の桜も違っているのです。

今この時を大事にすることが、生きる意味になるのです。生きる喜びにつながるのです。どうかそのことを忘れないで、他人に我慢だけを強いる権力者にならないようにしてください。
どうぞ、人に対する愛情や優しさを失わない人であってください。
それから僕にはもう一つ実現してほしい思いがあります。それは志を同じくする人々が、直接つながりあうことができる研修機会を、もっと増やしてほしいということです。
既に、プロ野球等の各種スポーツも入場者制限をしていません。そこでクラスター感染が発生したケースは今のところありません。
そうであれば、感染リスクの低い研修会の会場実施は行われて当然と思います。換気をしっかり行って、受講者同士の間隔を広めにとるだけで、受講者自信が大きな声を交わしあうわけではない研修会は感染リスクがほとんどありません。
オンラインでは伝わらない熱量を伝える会場講演を増やしてほしいです。
幸いなことに、GW明けの5/16(月)と5/17(火)には、兵庫県明石市と西宮市で講演を行う機会があります。そこでたくさんの介護関係者とお愛できることを楽しみにしています。
このうち西宮講演はオープンですので、是非、(株)グローバルウォークグループ合同研修会、「介護職の使命」においでください。
一般参加される方は、張り付いた文字リンク先から申込書をDLした上で、必ず事前申し込みをお願いします。参加費 は3,000円で事前振込が必要になります。会場で愛ましょう。お待ちしております。
せっかくの桜の季節ですから、素敵な桜ソングを素敵なハーモニーと共にお楽しみください。
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子供の頃は5月10日くらいに咲いていたと思います。
今年はそちらに行けないので良いものを見せていただきました。
ありがとうございます。
masa
が
しました