来る5/16(月)に、兵庫県明石市のグリーンヒルホテル明石で行われる、「兵庫県老人福祉事業協会東播磨ブロック総会」で、施設長や管理職の皆さんに向けて、「これからの介護事業経営を考える」というテーマで講演を行う予定になっている。
このように受講者の方々が、講演会場に集まって行われる研修会に講師として招待を受けることは大変ありがたいことだ。同時にこうした会場講演が以前のように数多く行われてほしいと思う。
プロ野球などは観客の人数制限も行わずに試合を行うなど、コロナ対策は新しいステージに入っているのである。コロナ感染者がゼロになることはないことはほぼ間違いがないとも言われている。そうであれば新規感染者が常に存在する社会を前提に、新しい一歩を踏み出していかねばならない。
オンラインでは伝わらない思いや、オンラインではつながらない人脈が会場講演の自粛で失われて久しい。そのことは日本の介護事業における貴重な財産を失い続けている状態である。どうぞそのことに気が付いてほしい。
研修会や講演会などは、換気をきちんと行うことで感染リスクはほとんどないことが明らかになっている。そろそろ介護業界も新ステージに乗り遅れないようにしてほしい。
ところで明石市での講演について、現地に前日に入りして講演翌日に北海道に帰る予定を組んでいる。これは航空機の減便対応が続いているために、当日入りでは講演開始に間に合わなくなる恐れがあるためと、講演当日に帰るのでは、あまりにも夜遅くの北海道着で、新千歳空港から登別へ帰る交通手段がなくなってしまうからである。(※そういう意味では、できるだけ早く航空機も通常運航に戻ってほしい・・。)
そのため講演前後に時間的余裕が結構できので、西宮の我が友・幸地伸哉クン(グローバルウォーク 代表取締役)に、「呑もうぜ!!」と声をかけた。(※下記画像は、幸地社長と西宮の姉御・ノリ姉さんとの呑み会模様。コロナ騒動の前だから、随分一緒に飲んでいない・・・。)

すると、「勿論呑む!!がしかし・・・。明石なら合わせてこっちでも勉強会できたらいいな。」といわれ、呑む前に同社のグループ内勉強会でも講演を行うことになった。(※外部の方も参加可能です。)
幸地社長の会社は、訪問介護や介護タクシー事業を行っているが、それに加え今年4月からGHの経営にも乗り出したそうである。そこで新たに雇用して頑張って働いてくれている職員の皆さんに、改めて介護事業の使命と誇りを伝えたいという思いがあるようだ。
そのため講演テーマは、「介護職としての使命」とするように依頼を受け、それに合わせて昨日までに講演スライドを作成し、今朝メールで幸地社長に配布資料用のPPTを送付した。
介護職の使命を概念として示すことは簡単である。しかし使命は全うすることに意味があるのであって、概念を知っていても、その使命とかけ離れた仕事ぶりであっては何にもならない。
「介護という仕事には、そういう使命が確かにあるよね。」で終わっては何の意味もないのである。
私たちは介護のプロとして、その職業に就いて生活の糧を得ているのであるから、介護という仕事の使命を全うし、結果を出さねばならない。そうしなければ介護という職業についている意味がなくなる。
しかしそうした結果を出せるのであれば、自らの職業に誇りを持つことができるし、そのことで人生は豊かになるのである。
だからこそ自らに、『結果責任』を常に求める姿勢が大事である。
対人援助における結果責任とは、私たちが介入することによって、介入した相手の暮らしぶりが良くなることである。
西宮講演では、単に介護職の使命とは何かを伝えるのではなく、その使命を全うするためには何をどうすればよいのかということを具体的に伝える予定である。それは結果に結びつく方法論である。
それは単なる理念や理想ではなく、誰もがやる気にさえなれできる実践論だ。当然その方法論には根拠が伴っている。科学的介護なんて僕は20年前から実践してきているんだ・・・。
例えばGHのケアの基本は、いうまでもなくユニットケアである。しかしそれを単なる小規模対応とか、利用者と支援者間で馴染みの関係性を築き上げたうえでケアすることと考えている人が多い。
しかしそれはユニットケアの本質を表した考え方ではない。ユニットケアの本質とは、利用者のニーズに沿った生活支援型ケアを意味するものである。そのことをわかりやすく、かつ具体的に伝えるのも西宮講演における目的の一つである。
そしてこの方法(ユニットケア:生活支援型ケア)とは、何もGHの専売特許ではないのだから、従来型特養などでも取り入れてよいのである。そうするだけでケアの品質はアップするし、今まで実現できなかったことも、できるようになる可能性がある。
だからこの講演は、ぜひ多くの介護関係者に聴いてほしいのである。
前述したように、この研修会は外部の方にも開放したオープン講演だ。受講希望の方は、事前申し込みと、受講料3.000円の振り込みが必要なので、ご希望者は文字に張り付けたリンク先からチラシと申込書をダウンロードして、受講申し込みをしていただきたい。
なお、当日の講演のために作成したエール動画をユーチューブで観ることができるので、ぜひ下記をご覧になっていただきたい。
それでは皆さん、5/17(火)は甲東ホール(兵庫県西宮市)でお愛しましょう。
※登録から仕事の紹介、入職後のアフターフォローまで無料でサポート・厚労省許可の安心転職支援はこちらから。





北海道介護福祉道場あかい花から介護・福祉情報掲示板(表板)に入ってください。
・「介護の誇り」は、こちらから送料無料で購入できます。
・masaの看取り介護指南本「看取りを支える介護実践〜命と向き合う現場から」(2019年1/20刊行)はこちらから送料無料で購入できます。

新刊「きみの介護に根拠はあるか〜本物の科学的介護とは」(2021年10月10日発売)をAmazonから取り寄せる方は、こちらをクリックしてください。
終末期を迎えそうな利用者が何人かおられる中で
ご家族と職員での最期の時間を持てるのが理想と考えているのですが、このコロナ禍で面会は全くできなくなって随分時間も経ちました。
本格的にwithコロナの時代に突入する中で、先生の施設ではどのように取り組まれているのか、教えてください。
masa
が
しました