昨日、CBニュースの連載・快筆乱麻!!masaが読み解く介護の今がアップされた。昨日の記事更新でこの連載も75回目ということはもう6年以上連載を続けていることになる。そもそも最初は1年の連載という約束だったと記憶している。

それがこんなに長い連載期間となって、今も続いているのはひとえに支持してくださっている読者の皆様のおかげである。この場を借りて深くお礼を申し述べたい・・・。今回のテーマは、エッセンシャルワーカーとしての使命感をとしているので、そちらもぜひ参照してほしい。

されはさておき本題に移ろう。

新年度のスタートに当たる今日は、おそらく多くの職場で新入職員入社式が行われていることと思え、介護事業者もそれは例外ではないだろう。

新たに介護職員として働く人については、他職種からの転職者も多いので、新人といっても新卒者ばかりではなく、年齢も様々な人達が新たなスタートに当たって、希望と不安を胸に抱えながら一日を過ごしているはずだ。

今年は新年度のスタートが金曜日となってしまったために、新入社員入社式を行った次の日から土日の休みに入り、月曜から本格的な新人教育となることだろう。

まさか就業したばかりの今週末から新人をシフト勤務なんかに組み込んではいないだろうとは思うが、読者の皆さんの職場はどうだろうか・・・。就業わずか2日目という満足な教育も行っていない状態で、人員が少なく十分な事務管理体制のない日に、いきなりシフトに組み込まれても、新人は何をどうしてよいかわからない。そんな状態を普通だと考える職場の職員の定着率は向上しない。

それは新入社員の不安を生み出し、その不安を放置する職場だからである。そこでは不安につぶれてしまう人が多いことは全国のたくさんの事業所を観てきた僕からすれば当たり前のことに思える。

そんなふうに焦ってスタートを早くしても、それは終わりも早くすることにつながるだけなので、新入職員の本当のスタートは来週月曜からと割り切って対応していただきたい。

新人に対しては、これから座学による基礎教育をしっかり行ったうえで、OJTとして指導者と一緒に実務の中で仕事を覚えさせていく必要がある。ここが根っこになるので、この部分は十分時間をかけて丁寧に行ってほしい。

現場の人手が足りないからといって、ここをおざなりにして、この過程を経なかったり、はしょったりすると、人財どころか人材にさえたどり着かない状態で人在でしかないまま職場を去る人を増やす結果にしかならず、介護サービスの実務の場の人手不足は永遠に解消できない職場に陥る。

そうしないためにOJTに入る前の座学を十分に行ってほしい。そこでは職場の理念をしっかり叩き込んだうえで、耳学問として基礎知識と技術を教えことが大事だ。

その耳学問を実地の場で行ってみるのがOJTである。就業初日から先輩の尻に金業の糞のようについて回り、現場作業を教えることがOJTではないことを理解しなければならない。

OJTに入った以後は、教育役を担う職員が重要な役割を果たす。教育係を担当した人は自分自身の教育の場での姿勢が自分が担当する新人の今後にいかに影響力が強いかということを意識してもらわねばならない。
新人のサポート
新人は、良いものも悪いものも全部含めて、教育担当者のいろいろなものに影響されてしまうことが多いのだ。そこで教えられたことが唯一の知識となって、今後長い間それだけを頼りに業務を続けていく人も多いのである。

だからこそ、根拠に基づいた正しい方法論を現場技術として伝えてほしい

そのためには使える介護マニュアルが必要不可欠であることは、このブログで再三指摘している。(参照:介護マニュアル3亳続説

介護とは、感情ある人間が同じく感情ある人間に相対する仕事だから、相互の感情が揺れあったり感応したりする結果がそこに生まれる。教科書に決して載せられない想定外のことも起こるのである。

そうした想定外の出来事に遭遇して、臨機応変に対応すするというふうに、経験を積まなければわからないことも多い。その時に唯一共通して使える方法論とは、人として怠けず、相手に真摯に対応するという方法論である。

ぶつかった壁には逃げずに向かい合って、壁を超える糸口を探す努力する姿勢を見本となって示してほしい。

壁を越えようとする意欲を湧きあがらせ、壁を超えることができる人を創るのか、はたまた壁をよけ続け、あらぬ方向へ向かわせるのかが、今日からの新人教育期間である数カ月にかかっているのである。

それは今後、自分の職場が社会に対して誇ることができる職場となるのかどうかの分水嶺(ぶんすいれい)でもあるのだ。そしてそれは自分の仕事に誇りを感じて、自分の人生が豊かになるかどうかの分水嶺でもある。

そのことを胸に刻んで、今日からの教育指導に臨んでいただきたい。
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