生産性向上と業務効率化は異なるものからの続き)
今日僕は北海道から愛媛へ向かう旅の途中にいる。先ほど乗り継ぎのため羽田空港に到着して、これから松山行きの便に搭乗する予定になっている。

今日の東京は雪の予報で、羽田発着便も何便か欠航便が出ているが、幸い僕の搭乗予定便は平常運航ができそうである。

ただ乗り継ぎ時間が短いので、このブログ記事もゆっくり推敲しながら書いている暇はなく、思いつくままのことをあわただしく書いて、更新アップするものだ。

ということで本題。昨日は介護の生産性向上について書いた。

介護実務の生産性向上の結果を、ケアの品質向上に求めず、闇雲に人員削減を目指すものになったとき、利用者のニーズは徹底的に切り捨てられ、「助けて」という声は無視されてしまうことになる。

すぐに結果が出ず、長期的視点で実施されるべきケアは、生産性が低いとされ切り捨てられるからだ。

そうあってはならないことを昨日指摘した。

そして生産性の向上を介護の品質向上という結果につなげ、介護の仕事に使命感と誇りを持つことができる人を増やすことが重要であることも指摘した。

同時に人が足りずに業務が回らない状態の改善につなげるための業務の効率化を進めることで、介護労働のイメージアップが進んで、介護労働者の数を増やすことが一番求められることでもあるとも書いた。

しかしそこに、介護実務教育を適切に行うという視点が欠落していては、介護従事者の数は永遠に増えることはない。

介護の仕事をしたいという動機付けを持つ人がいくら増えたとしても、「見よう見まね」でしか仕事が覚えられないとしたら、正しい実務を覚えられない人が続出し、正しい技術を持たない人が介護サービスの場にはびころことになるからだ。

それは即ち、介護の品質低下そのものである。誰もそんな職業に使命感や誇りを持ちようがないし、憧れも感じられない。

だからこそ正しい実務を根拠をもって伝える教育システムが必要なのだ。
介護教育
そしてこの教育にこそ、少ないインプットで、大きなアウトプットを生むという生産性の向上が求められなければならない。

しかし現状の介護実務教育は、システムや根拠のない中で、ある程度の経験のある職員に、「仕事ぶりを見せて覚えさせる」という、覚えるも八卦・覚えないも八卦という生産性が著しく低いものとなっている介護事業者が多い。

この部分の改革を進めなければならない。まずは使えない、「介護マニュアル」の見直しだ。読むことだできる量と、読んでわかる文章の質にこだわったマニュアルを作成しなければならない。(参照:介護マニュアル3亳続説

OJTの際に、「わからないことがあれば質問してください」というのは、駄目な教育の典型例であることも理解しよう。介護実務未経験者は、自分が何がわかっていないのかさえ解からないのだ。質問なんてできるわけがない。

そのために必要になるのは、FAQ(よくある質問)である。あらかじめFAQとして想定問答集を作成する必要がある。

誰しもが読む気になって理解できる介護マニュアルFAQを備えおくだけで、職場内教育の生産性は向上するだろう。

これらの作成方法についても講義しているので、ぜひ僕の講演を受講していただきたいと思う。

ということでそろそろ乗り継ぎ時間になるので、今日の記事更新はここで締めたい。明日は松山から久万高原町に移動して、お昼ご飯の後に、記事更新する予定である。
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