コロナ禍で迎える2回目の年末・・・皆さんは大晦日の前日をどう過ごしているだろう。

このブログの最初の記事は、2005年11月09日17:26に配信している。それからもう16年以上たったわけだが、こんなに長く続くことになろうとは自分でも驚いている。

そんなブログに今年もたくさんの人が訪れてくださった。訪問者数が増えるのを目的にしているわけではないが、そんな場所に訪問し続けてくれる方には、この場を借りてお礼を申し上げたい。

ただしこの場所は、誰かが読んでくれることを期待し記事更新しているわけではない。あくまで僕の心にたぎる思いを文字にする場所である。自分自身の熱い思いに身が焦がされないように、自らの心の鎮めのために創った場所だ。

だから読み手の存在は一切考えずに勝手な思いを書く。何かや誰かを口汚く罵ることも躊躇しない。それが嫌で不快な人はつなげなければ良い。そういう姿勢は来年も変わらない。僕が嫌いな人間はここに来るなということだ。

ところでこのブログは、「介護福祉情報掲示板」の裏板という位置づけでで設置している。その表板も相変わらずたくさんの人が利用している。

だがここも訪問者数が増えて嬉しいという場所ではない。志の高い人で知識を高めたいと考え、自分でも調べるという努力を怠らないという人だけが利用してもらいたい場所である。

根拠のない馬鹿なコメントしかできない人や、匿名で批判目的のみでコメントする人は使ってほしくない。来年以降もそのコンセプトは変えずに、僕の定めたルールを護らない人には、厳しく冷酷に対応し続ける。

優しく教えるだけの、くだらない掲示板は他にあるのだからそこに行けばよいのだ。

それにしても介護保険制度施行から20年以上経っているのに、いまだにこの制度の基本知識が浸透していないのはどうしてなんだろうか。

しかも制度の中核に存在している介護支援専門員という資格を持っている人が、介護支援専門員しかできない業務独占の仕事内容をわかっていない状態を見るにつけて、有資格者に対する信頼感が揺らいでしまうのではないかと心配になることがある。

例えば、「 居宅へ届く実績の保管について」というスレッドのコメントを読むと、複数の介護支援専門員が給付管理の際に、実績に合わせて給付管理単位しなければならないと勘違いしている。

給付管理票の単位数と、居宅サービス事業所の請求単位が一致しないと介護給付費が支払われないとでもいうのだろうか。そんな勘違いがなぜ起こっているのだろう。勉強不足としか言いようがない。

給付管理された単位以下であれば、居宅サービス事業所の請求額は支払われるのだから、いちいち実績に合わせた給付管理をする必要はなく、当初からの計画単位数で給付管理して問題ないわけである。これは利用者の体調が悪い時などは、当然サービス利用できないので、計画単位数より請求単位が減ることは想定範囲内だからこそのルールである。

計画単位数を上回ったサービス利用の場合のみ、その必要性を認めた場合は、計画単位を上回る単位で給付管理をしなければ、居宅サービス事業所には請求単位ではなく計画単位しか支払われなくなる(※返戻にはならない)という基本知識も持っていないケアマネが存在することも見て取れる。

その一方で、介護保険制度の細かなルールに精通して、ケアマネジメント技術にもたけている達人ケアマネジャーも存在する。

やはり介護支援専門員の一番の問題は、「人による質の差」であることは間違いのないところだ。この凸凹をどう慣らしていくのかが介護保険制度における課題の一つでもある。

その課題を解決するために行われていることは、ケアプランチェックの強化である。しかもそのチェックとは、ケアプランの内容を精査するものではなく、計画したサービスの占める割合であったり、数であったりするわけだ。

介護保険における給付の水準の考え方は「平等=当配分」ではなく、「公平=得られる結果が同程度になる」であるということの理解もない役人が、そのような方法でプランチェックして何の標準化が図れるというのだろうか。馬鹿馬鹿しいにもほどがある。

しかしその馬鹿馬鹿しさを生んでいる原因の一つが、制度の知識がないケアマネジャーの存在そのものであることが残念でならない。

そんな問題を解消することに少しでも役立つように、表と裏の板は来年以降も存在していくだろう。

ただしそこはいずれも優しい場所でもないし、上品なアドバイスとは無縁の場所である。
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