今日のブログを更新するにあたっては、事前に何も考えていないので、思いつくままのことを殴り書きのように綴るつもりだ。よって支離滅裂な文章になるかもしれないことを、あらかじめお断りしておく。

さてさて何を書くべきか・・・そういえば、他人には優しく、かつ自分には厳しくあれと言われることがある。僕が若いころは、ソーシャルワーカーの先輩にそう言われたこともある。

しかしそれは、『言うは易く行うは難し』という故事・諺の典型と言える態度である。

だれしも自分と自分の暮らしが大切だと思うだろうし、自分という主体が存在する以上、そう考えることはある意味当然ともいえる。

そうであるがゆえに、自分にとって都合の良くないものはであると考えてしまいがちである。そのために、「自分には優しくて、他人には厳しく」ふるまう人はたくさんいるのも事実だ。

自分自身を振り返っても、自分には甘いと思う。常に己に厳しい態度をとり続けることなんてできないというのが本音である。

しかし対人援助という仕事に携わる専門職であるなら、「他人には優しくかつ自分には厳しくあれ」という言葉を常に念頭に置いて、自分自身を戒めたいと思う。

少なくとも利用者と直接相対している場面では、自分に対してより、相手に対する優しさを失わないでいたいと思っている。
人にやさしく
誰かの暮らしという、他者の最もプライベートな空間に介入する対人援助の職業では、そうした戒めがないと、知らず知らずのうちに相手の心の傷や悩みに気が付かぬまま、その傷をえぐり、悩みを深くするような態度に終始してしまう恐れがあるからだ。

それは自分が欲する仕事の仕方ではないし、そんなことになれば自らが自分の職業を人に誇ることができない、単なる作業に貶めていることになると思うからだ。

人を相手にする職業であるがゆえに、仕事に熟練するということは、「なれ合い・鈍感・無神経」に直結しかねない。そうした戒めを胸に抱いておかないと、自分自身を、『悪気がなくとも人を傷つける人』に貶めてしまうというのが、対人援助という職業の特性でもある。

だからこそ私たち対人援助者は、常に自分を律する気持ちを持たねばならない。

自分が欲するものがそこにあったとしても、それより優先してしなければならないことがないかを考えなければならない。

湧きあがる欲望や欲求などに流されるばかりでは、楽な方に逃げる一方になり、結果的にそれは良くない方向に自分を誘う結果になることが多いからだ。

それらの感情を抑えて我慢することが己を律することであり、そうした態度をとることが己に勝つことにつながるのだ。それは困難であっても自分が進むべき道に誘(いざな)うことにつながり、幸福な人生につながるのである。

そのように自分を律することは必要だが、他人をその枠にはめて断じることは出来ない。

誰もが異なる価値観を持つ現実においては、他者の心情や取り巻く環境を加味して、杓子定規な価値観に陥らず、各事案に適した方法を取っていくという考え方が必要だ。

特に利用者に対しては、規律を求めるのではなく、希望のありかを探す方向で物事を考えて進めていきたいと思う。甘えを許さないという必要はない。私たちは利用者を教育する立場ではないのである。甘えることさえもニーズに変える方向を見出せばよい。その方法論を創り出せばよいのである。それが人間の暮らしに相対するプロとしての専門性ではないのか・・・。

それが本当の意味での、「利用者本位」ではないかと思う。

そんなふうにして、「利用者本位」という言葉を建前ではなく、本音だと言えるような対人援助者でありたい。そうでなければ自分の職業に誇りを持つことはできないと思うからだ。

対人援助という職業において、その仕事の目的を誤る最悪の態度とは、他人を律しようとして自分を律しないことである。

自らがそうした態度をとる人間にならないために、少なくとも利用者に向ける目線は優しい目線でなければならないと思っている。

それは科学とは対極にある、目に見えないという存在なしでは語れないものだ。だからこそ言えることはただ一つ・・・科学的介護が必ずしも人の幸せにつながるとは言えないということである。

人間愛が零れ落ちた介護は、誰も欲しないということである。
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