今年も残すところわずか5日間になりましたね。

この時期に日本列島には過去最大の寒波が到来し、山陰・北陸・東北などでも日本海側を中心に大雪になっています。皆さんご無事でしょうか。事故等にはくれぐれもお気を付けください。

もうすぐ新しい年を迎えるわけですが、そうはいっても介護関係者の皆様は、年末・年始もシフト勤務で、暦に関係なく働かれる方が多いと思います。

そのような方々に心よりのエールを送ります。皆様が頑張って働いてくれることで、護られている様々なものがあるのです。それはあなたたちが、この国を支える重要な存在となっているという意味でもあります。

どうぞそのことに誇りを持ってください。

よく労働者は、組織の歯車の一つになぞらえられることが多いのですが、介護支援に係る方々は、欠けても補充が効いて問題がまったくないという歯車の一つではないと思います。・・・いやそうならないようにしなければならないと思っています。

勿論、僕やあなたがいなくなっただけで、介護支援に支障が出るなんてことになっては困るので、僕やあなたに替わるものが他にあり、介護支援に支障が出ないシステムを創っておくことは大事です。だからと言って、僕やあなたが利用者の方々にとって、唯一無二の存在である必要がないということはないのです。「替わりになる人はいるかもしれないでしょうが、あなたに寄り添ってほしいの」と思ってもらえる関係性を築きたいものです。

人に知られたくない恥ずかしい部分を含めた、利用者の方々のプライベート空間に介入し、心のひだにも踏み込んで関わりを持たねばならない介護は、歯車や機械よりも、もっと責任がある心を持った存在として利用者に相対する必要があると思います。

そんなふうに介護支援が必要な人にとって、実際に手を差し伸べる人は、すべてかけがえのない存在になってほしいと思います。そのためには、一人一人の支援者が使命を胸に、結果責任を負う存在となる必要があると思っています。
かけがえのない介護
貴方がいることで、貴方の目の前にいる人が幸せになり、笑顔にもなります。しかし時にあなたがいることで、目の前の人は哀しみ、涙するかもしれません。・・・どちらの存在になるのかは、あなた次第です。

どうぞ機械の歯車のように、自らの意思が効かない仕事しかできない存在にならないでください。

そのためには、どうぞ強い意志と確かな使命感もって、自らを律する人になってください。

そんなふうにして、どうぞ利用者のQOLを護り・向上させる存在でいてください。

ところが国は介護支援者を歯車の一つにして、デジタル機器と人をつないで、業務を機械的に回そうとしています。

政府の「規制改革推進会議」は12/20の会合で、ICTやセンサー・インカム・ロボットの導入・周辺業務のアウトソーシング等、業務オペレーションの最適化・効率化などを進めていけば、配置基準3:1を4:1にすることも可能としています。

首相も介護労働のデジタル化を進める方向性で発言しています。しかしそのような業務省力化は幻想であって、デジタル機器の導入と、配置基準緩和をセットで進める先には、「介護の荒野」しか生まれないことは、「嫌な予感しかしない介護のデジタル推進」で指摘したとおりです。

介護職員を歯車化しようとして大失敗した実例もあります。

職員が複数の利用者を4階のベランダから投げ殺すという「Sアミーユ川崎幸町事件」を引き起こしたメッセージという大手介護事業者では、「アクシストシステム」という独自の業務管理システムを創り出して、15分単位で1人1人の細かい業務が決められ、「ライン」と称するシフト表に基づいて15分単位で労働を管理し、介護職個人の裁量で高齢者と接する時間は一切ない方法で介護サービスを提供していました。

そのような機械的業務の推進によって、職員は歯車の一つである役割を果たすことにエネルギーを使い切ってしまい、利用者に対する配慮とか、心づかいというものが一切できなくなりました。

そのためメッセージ全体で暴言や暴力が横行し、介護業界から退場しなければならなくなったのです。

そうならないために何をしたらよいのか、あるいは何をしてはならないのか・・・。2022年という新しい年に向けて、私たちは今、様々なものからその答えを求められているのだと思うのです。

その答えを私たちの実践の中で自信を持って示すことができるように、志を同じくする仲間と繋がりあって、情報発信を続けていきたいと思います。そのため今年も大みそかまで、このブログ記事は更新する予定です。よろしくお願いします。

今日の〆として、世間の暦の関係なく、いつも介護支援に汗をかいてくれる皆さんにエール込めて、「地球」という唄を送ります。・・・同じ地球に立って、貴方をずっと待っていたい・・・利用者の方々にとって、私たちがそんな存在になることができる願いを込めて、どうぞ視聴ください。

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