私たちの身体に必要なアミノ酸。お酒の中で特に多くのアミノ酸が含まれているのが日本酒です。

日本酒に含まれるアミノ酸は、胃を丈夫にし食欲を増進させ、動脈硬化・心筋梗塞・健忘症など、生活習慣病の予防に有効なことがわかっています。

一錠のサプリメントより、一杯の日本酒でホロ酔いがお勧めです。吞みすぎはいけませんが・・・。ということで今日土曜日は久々のmasaの日本酒道(にほんしゅどう)をお愉しみください。

さて、日本酒の酒造りは冬が本番で、中心的なのが12月〜3月です。そのため春一番に出す日本酒は新酒と称され重宝されることが多いことはご存知の通りです。

搾りたての新酒の味と香りを毎年愉しみにしている人も多いと思います。

しかし日本酒の愉しみは、春の新酒だけではありません。春に搾ったお酒に一度だけ火入れを行って、夏の間に熟成させてから秋に出荷するお酒は、「ひやおろし」もしくは、「秋あがり」と呼ばれています。

冷蔵技術が発達した現在では、生酒と呼ばれる火入れを行わないお酒も流通するようになりましたが、通常の日本酒は貯蔵前と出荷前の2回、火入れと呼ばれる加熱処理が行われます。その理由は、2回の火入れを行ったお酒は、殺菌されるのと同時に香味が落ち着いて口当たりがなめらかになるとされているのです。

しかし、「ひやおろし」は春に一度火入れを行い、貯蔵後は火入れを行わずに出荷されるために、「生詰め酒」と言われています。あえて2度目の火入れは行わないことで、生の味わいも堪能できるののです。さらに新酒をじっくり熟成させることによって、角がとれた奥深い味わいが生まれるとされています。

ひやおろしが生まれたのは、江戸時代のことです。前述したように現代では冷蔵技術が発達したため、火入れを行わない生酒なども気軽に楽しめるようになっていますが、それができなかった江戸時代、一度だけ火入れして熟成させた「ひやおろし」は、通常のお酒とは一味違った清涼感があるお酒として、秋の風物詩として重宝されたのです。
純米・開運ひやおろし
純米・開運ひやおろし
新酒のフレッシュ感とはまた異なる、熟成されまろみが出た味を堪能できる、「ひやおろし」として今年僕が最初に選んだのは、静岡の銘酒・純米開運ひやおろし(土井酒造場)です。
開運・純米ひやおろし
土井酒造場といえば、明治5年創業の名蔵。軟水で口当たりの良い、「長命水」と呼ばれる高天神城址の湧水と静岡酵母を用い、能登杜氏四天王に数えられた、「故・波瀬正吉」氏の教えを護りながら酒造りに取り組んでいる名醸蔵です。

その蔵が毎年渾身の技と魂を入れて仕込んでいる、「ひやおろし」の今年の味はいかがでしょうか。まずは試してみましょう。

精米は兵庫県特A地区産山田錦55%。

穏やかな上立香と厚みのある口当たりです。山田錦の旨味を巧みに引き出した幅と深みのある味わいでありながら、透明感すら感じさせる品の良さを有し、キレ味も良く、円熟味を増した豊かな味わいがより一層増した絶品です。

ぽてっとした甘みとシャープな香り、口の中で揺れ動く躍動感と熟成の相反する味わいをお楽しみください。1800ml・3.080円はお値打ち価格と思います。
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