オリンピックを開催してよかったのかどうかは別問題として、開幕後も反対運動をしている人たちが、会場周辺でプラカード掲げて反対の声を挙げていますが、それってすごい、「密」状態ではないのでしょうか・・・。

デモや集会ではなく、オンラインで反対を唱えればよいのにと思うのは僕だけでしょうか。でも反対運動した人の中には、その後テレビでオリンピック観戦している人がいたりして。なんだかな〜。

それにしても競技が始まってしまうと、テレビの中継は思わず見ちゃいますね。それに加えて今日までの日本選手の活躍ぶりに思わず拍手を送っちゃいます。

それはともかく今日の本題に移ります。

先日、『やや気の早い、「お知らせ」ですが・・・。』という記事を書いて、9月に出版する僕の新刊本のタイトルが、『君の介護に「根拠」はあるか?科学的介護の時代』とする予定であると公表させていただいた。

それに対して、「科学的介護」と「根拠」では拒否反応を起こす人がいるのではないか、「魂」や「心」等、「科学的介護」と対極に聞こえる言葉が入っている方が良いのではないかという意見をいただいた。

コメントをしていただいた方には、忌憚ないご意見をいただき感謝しています。

ただ、「科学的介護」と「魂」や「心」という言葉が対極にあるという考え方は少し違うかなと思うのです。

科学的介護とは、根拠と結果が問われる方法論であり、「こうすればこうなる」という因果関係を見つけ出して、その因果関係を生み出す方法を実践する介護であり、感情のある人間に対する支援方法に根拠を求めるときには、その感情に訴える私たちの心の持ちようとか、サービスマナーなども関係してくる問題で、心づかいや思いやりと言ったものも科学に含まれてくると思うのです。

ドラえもん世代である僕らは、科学という言葉から、「どこでもドア」や「タケコプター」などの便利な道具を想像しがちですが、決してそうではないのです。

科学とは、客観性や論理的な推論の過程を重視するもので、いかなる状態で、どのような現象が起きているのかを探求することです。

介護に科学を求めるとすれば、私たちが関わる利用者にとって、最も良い暮らしができる支援方法を実行するための思考法や方法を指すもので、「科学的介護」とは、人が幸せになる介護支援の提供を行うことなのです。

当然そこには人に対する思いやり、心配り、マナーといったものが含まれてくる問題で、愛情の寄せ方まで科学しなければ本当の答えは見いだせないと思います。

9月に上梓する新刊本には、そのこともシッカリと伝える予定です。ただタイトルを読んで、誤解する人もいて当然だし、そうであるなら、もう少し良いタイトルに変えて、少しでも誤解を与えないように努力すべきは、伝える側の責任だと思いました。

そのため先週後半から2回目の原稿赤入れを行っている最中に、出版社と打ち合わせてサブタイトルを変更しました。
新刊帯タイトル案
新たに決まったタイトルは、『きみの介護に「根拠」はあるか本物の科学的介護とは何か』とさせていただきます。

帯メッセージに書いたように、「根拠」のない介護に未来はないし、だからと言って、「愛」のない介護に意味はないと思う。

私たちが創造しなければならない介護の在り方とは、未来を明るく照らす、人にとって意味のある方法論であることを決して忘れてはならないのだから・・・。
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