毎日良いことばかり起きれば、これほど良い人生はないし、生きることは楽ちんだ。しかし実際にそんな人生を送ることができる人はいない。

この世に生きている間には、自分にとって都合が悪い様々なことが起きる。

他人の悪意にさらされたり、憎悪をぶつけられたりすることもある。そうしたものと戦ったり、傷つけ合わなければならないかもしれない。

生きるためにはどうしても、そうしたことを乗り越えていかねばならない。困難やトラブルを、すべて避けて生きていくことなんてできないのである。

人間関係だけじゃなくて、自然現象からも影響を受けることがある。災害・感染症・・・。今まさに我々の暮らしを脅かしているものがそこにある。

辛いことに正面から向き合わねばならないのも人生である。

人がこの世で生きていくってことは、それらを乗り越える、「したたかさ」を身につけるってことだ。

したたかに生きていけば、どうしたって汚れも溜まっていく。そして生きているうちはどうしても汚れはなくならない。イノセントではいられないのが人の宿命だ。

それでも人は与えられた命の期限まで走り続けなければならない。それが人の運命でもあり、使命でもある。

だからこそ辛いとき、苦しい時も歯を食いしばって頑張らねばならない。頑張れば必ず光は見えると信じることが大事だ。

しかし生まれてから死ねまで、ずっと頑張り続けることができる人はいない。頑張るにも限度があるのだ。

きっと人生の中で必死に頑張らなければならないときが何回かあって、その時にきちんと頑張った人が成功するのだろう。

さすれば才能とは、頑張るべき時期を感じ取れることを指すもので、運とは頑張らねばならないときに頑張れるのか、頑張る時期を間違えるのかというちょっとしたタイミングの違いでしかないのかもしれない。人生の成功者と敗残者に、決定的な能力差なんてないのである。

人の価値は、この世で与えられた地位とか名誉とかとは全く関係のない問題だ。ましてや財産の多寡なんて言うものは、人の価値とはまったく無関係だ。

人は人としてこの世に生まれ、生かされていること自体に意味があり、人としての存在自体が尊いのである。

だからこそ忘れないでほしいことがある。

一番大事なことは、「自らを蔑(さげす)まない」ことなのである。それさえ心がければ、頑張らなければならないときに頑張ることができるし、生きる強さも失うことはない。

自分の存在を尊く思い、明日を信じることで自分の歩む先に光を射すことができると信じてほしい。

希望を失うことがなければ、人生とはきっとその人にとって豊かなものとなるだろう。

少なくとも希望を抱いて過ごすことができれば、自分の人生が豊かだと感じ続けることは出来るのだ。

それは他人がどう思おうと、自分自身の中で決して揺るがない真実なのである。

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