昨日やっと、令和3年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.5)が発出された。

問5では最大の疑問とも言えた問題の答えが示されている。ADL維持等加算の検査を行う職員に求められていた、「一定の研修」については、バーセルインデックスに関して学ぶ研修であれば、内部のビデオ研修でもよいもので、理学療法士等のリハ専門職ならば、今までに必ず受けているであろうと想定されている研修といえるようである。

それ以外に目についたのは問4で、LIFEに提出すべき情報に関連した各加算の様式例については、同一のものを用いることを求めるものではないとしている一方で、「それぞれの加算で求められる項目(様式で定められた項目)についての評価等が必要である」と釘を刺していることだ。そうであれば間違いのないように提示された様式例を使うのが無難である。できるだけ早く新様式に切り替えたいものだ。

それにしても今回のQ&Aは、(Vol.4)との発出間隔が長くなっている割には疑義解釈は問7までしかなく、解けた疑問も少なく感じた。

入浴介助加算兇陵畫紊亮鑪爐大浴槽でもよいのかなどの疑問は解けないままである。疑問が残されたまま新加算を算定できない事業所は、とりあえず4月中は従前の入浴介助加算気蚤弍するしかなくなるかもしれない。

ところで今回のQ&Aは、当初予定では週初めの月曜日に発出されると言われていた。それが遅れたのは老健局職員のコロナ感染の影響であると思われる。その感染の背景には夜遅くまでの集団飲食という事実があって、それも感染拡大の一員と疑われているのだから、立場上その見識が問われると非難されても仕方ないと思われる。

今日までに報道されている経緯は以下である。
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政府の緊急事態宣言解除から3日後の3/24に、厚生労働省老健局の当時の老人保健課長が、4月からの異動を前にして職員の送別会を主催し、職員23人が銀座の飲食店で深夜11:50まで宴会を行なった。その後4/7までに6名の職員が新型コロナウイルスに感染したことが明らかとなり、その中には宴会に出席した3人も含まれていた。

4月1日付で省外に転出した1人を除く5人は、3〜6日に発熱などの症状を訴え、6〜7日に感染が確認された。このほかにも検査を受けて結果待ちの職員がいる。
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政府は歓送迎会や5人以上の会食を自粛するよう呼び掛けており、その呼びかけを無視した宴会を行い、その参加者から感染者を出しているのだから言い訳はできない。しかもそれが感染対策の担当省であるのだから、これは悲劇を通り越した喜劇である。

この件に関して厚労省側は当初、店側も時短要請に従っていなかったかのような説明をしていたが、それは全くの虚偽で、当日の予約時間は午後7〜9時だったが、コースの締めのラーメンが出る時間になっても、「まだ待った、待った、待った」とムチャを言ってダラダラ居座り、職員全員が店を後にしたのは、日付が変わる直前だったそうである。

このことについて一部の報道では、『監督官庁の役人が飲食店に「時短要請破り」の片棒を担がせ、おまけに「濡れ衣」まで着せたのだから、タチが悪い。』と論評されている。

宴会に参加しなかった職員は数人しかいなかったようで、職員の多くは自宅待機を余儀なくされ、今後も事務が滞ることになるのだろう。しかしそのことが前面に出て更なる批判を受けないようにQ&A vol5は出勤している職員だけで、何とか今週中の発出を実現させたものだろう。

だからホームページにアップされた時間も昨夜遅くになってからであったし、疑義解釈の件数も少なくなったのだろうと思う。

今の時期介護事業者では、毎日新報酬の解釈やLIFEへの情報提出に向けた対応に追われ残業が続いている職員も多いことだろう。歓送迎会も自粛して頑張っている介護事業者の職員から見ると、こうした厚労省職員の駄々洩れ対応は憤懣やり方ないものだろう。

だが、「人のふり見て我がふり直せ」という言葉もあるのだから、こうした姿を反面教師にして、「他人の失敗を生かす」・「人の経験から学ぶ」という謙虚な気持ちが求められるのだろうと考えよう。

そう思わないとやってられないしな・・・。

それにしても老健局職員ともなると送別会も銀座なんだな。さすがに高級官僚は違うと思ったりする。ちょっと羨ましかったりして・・・。
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