今日の午後2時から、兵庫県に向けたオンライン講演を3時間配信する予定になっている。

その講演は、「2021年介護報酬改定の要点」がテーマとなっており、兵庫県老人福祉事業協会但馬ブロック主催・事務職員研修研修として行うものである。

講演のPPTスライドは作成を終え、講演事務局に先週のうちに送っていた。ところが・・・である。

先週金曜日に発出されたQ&A vol3を週末に読み込んでいて、「困ったな」と思った。Q&A vol1で示された解釈が変更になっていたり、新解釈が示されたりしており、少なからず今日午後からの講演に影響せざるを得ないからだ。

講演内容だけ変えるのは簡単だ。しかしそれだけでは受講者の方に不親切である。講演後の振り返りをしていただくときによりわかりやすくするために、事前に配布されている資料もできるだけ新情報に差し替えるべきではないかと思ったのである。

その為、昨日日曜日の午前中までにスライドの修正を行って、講演事務局に「最新修正版」を送った。

しかし講演受講者の方の配布資料は最新修正版の前に送ったものしか間に合っていないかもしれない。そうであるとしたら受講者の方は、講演終了後に事務局に依頼して最終修正版の配布資料に差し替えてもらってほしい。

Q&A第1弾と第3弾で大きく変わったことは、通所サービスの特例3%加算等の部分である。

第1弾の問6では、「3%加算算定延長終了月に再度3%加算算定の届出を行うものとする。このため、1年度内においては最大で 12 月間3%加算算定を行うことができる。」とされていたが、第3弾の問21では、第1弾の問6のQ&Aは削除するとしている。

そのうえで加算延長の考え方については、「基本的に一度3%加算を算定した際とは別の感染症や災害を事由とする場合にのみ、再度3%加算を算定することが可能である。」とされ、基本的にこの加算は年度内に一度3月のみの算定で、ただし経営改善が間に合わない等の理由がある場合のみ3月延長ということで、最大6月とされた。

このことに関連してスライドを差し替える必要があったし、そのほかに新たに示された解釈やルールもスライドに追加したのが昨日のことである。

どちらにしても今日の講演は、今日までの最新の情報に基づいて解説するので、受講者の皆様どうぞよろしくお願いします。

それにしてもQ&A第3弾では、いろいろ新しい解釈が示されている。そのことは土曜日の記事の冒頭で注目点を2点ほど示しているので、その記事も是非参照してほしい。

そのほかにも注目点は多々ある。

虐待防止委員会の開催や研修は、実質的に従業者が1名だけという小規模事業者であっても、積極的に外部機関等を活用して共同開催することが促されている。

義務付けられた認知症介護基礎研修については、介護福祉士等の法定資格者以外の対象外となる者の要件が示されているので、そこも注目しなければならない。

LIFEへの情報提出については、利用者同意は必要ないとされている。この場合でも加算の同意は必要だが、加算の算定に係る同意が得られない利用者又は入所者がいる場合であっても、当該者を含む原則全ての利用者又は入所者に係る情報を提出すれば、加算の算定に係る同意が得られた利用者又は入所者について算定が可能であるとされている。

このように注目点を挙げていけば、字数があまりにも多くなりすぎるので、今日はそれ以外に一つだけ注目点を挙げて終わりにしたい。

第3弾の問62では、通所介護の個別機能訓練加算に関して次のようにアナウンスしている。
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令和3年3月サービス提供分までの個別機能訓練加算()や個別機能訓練加算()と個別機能訓練加算()イ又はロでは、加算創設の目的が異なることから、令和3年3月サービス提供分までの個別機能訓練加算()や個別機能訓練加算()を算定していた利用者については、個別機能訓練加算()イ又はロが目的とする「生活機能の維持・向上を図り、住み慣れた地域で居宅において可能な限り自立して暮らし続けること」を達成するため、「リハビリテーション・個別機能訓練、栄養管理及び口腔管理の実施に関する基本的な考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について」(令和3年3月16日老認発0316第3号・老老発 0316 第2号厚生労働省老健局認知症施策・地域介護推進課長、老人保健課長連名通知)を参照し、個別機能訓練計画の見直しを行う必要がある。なお、見直しにあたっは、令和3年3月サービス提供分までの個別機能訓練加算()や個別機能訓練加算()算定時のモニタリング等により、直近の利用者の居宅での生活状況が把握できている場合は、必ずしも利用者の居宅を訪問する必要はない
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以上である。下はQ&A第3弾を受けて急遽加えたスライドである。このほかにも何枚かのスライドを加えたり修正したりしている。
通所介護の個別機能訓練加算
これにより3月中に全利用者の個別機能訓練計画を見直さねば、新加算の算定ができなくなることが明らかになった。見直した人の分から算定という考え方もあるにはあるが、それでは利用者間に不公平感が生じかねず、推奨される方法ではない。しかし4月まで1週間足らずというタイミングでこの通知はどうしたものだろう・・・。そりゃあないよと憤っている人も多いのではないだろうか。

いつものことですあるが、国の介護事業者に対するアナウンスが、あまりにも遅すぎると思わざるを得ない。

ところでQ&A第3弾迄の示されていない最大の疑問は、ADL維持等加算の要件である、「ADLの評価は、一定の研修を受けた者により、Barthel Index を用いて行うものとする。」とされている部分の、「一定の研修」が何を指すのかということである。早急に考え方を示してもらいたいものだ。

また通所サービスの、「入浴介助加算供廚硫鮗當銘里納┐気譴森佑方、『なお、この場合の「個浴その他の利用者の居宅の状況に近い環境」とは、手すりなど入浴に要する福祉用具等を活用し利用者の居宅の浴室の環境を個別に模したものとして差し支えない。』という部分について、集団で入る大浴槽でも可とされるのかなど、居宅の浴室の環境のもう少し詳しい解釈を示してほしいと思う。

そんな疑問を残しながらも、本日の午後からの講演に臨むのだが、疑問は疑問としてQ&Aを待たねば明らかにならない事柄として解説したい。

なお本日の講演対象の地域、兵庫県但馬ブロックを舞台にした介護関係者の応援動画、「LOVE〜明日につなぐ言葉」は、他の地域の介護関係者の方が観ても、元気になることができる動画だと思う。是非下記よりご覧ください。

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