正月3が日が過ぎて、今日から新年初出勤という人も多いのではないだろうか。

今年は2日と3日が土日と重なり、休みが少なくて損した気分の人もいるのではないかと思うが、介護事業は世間の暦とは関係なく、1年中シフト勤務している従業員によって支えられているのだから、そのことを考え合わせると、正月3が日を休むことができたことに感謝しつつ、今日から日常に戻ろうと考えたほうが良いのかもしれない。

年明け早々に政府が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言を再発令する方向で検討するなど、まだ大変な状況が続いているが、明けない夜はなく、冬のあとには必ず春が来るのだから、みんなでもう少しだけひと踏ん張りして、この難局を乗り越えたいものだ。

新年に関連した四文字熟語に、「一陽来復:いちようらいふく」という言葉がある。「一陽」は「春の初めの気」を意味し、「来復」は「またやってくること」である。

つまりこの言葉は、「悪いことが続いたあとに、ようやく運がよいほうへ向かうこと」を表している。私たちも一陽来復を信じて、その言葉を胸にしながら、日々の業務に全力を尽くしていくことが大事だと思う。

嘆いても、愚痴を言っても何も変わらない。古来、日本人は言葉には言霊(ことだま)があると信じてきた。それは言葉に宿っていると信じられていた不思議な力を意味している。人の発した言葉どおりの結果を現す力があるとされているのだ。だからこそこんな時期だからネガティブな言葉を発しないように注意して、人々が元気になる言葉、幸せになる言葉で、周囲を明るくしようと努めたいと思う。

そういえば昨日終わった箱根駅伝では、最終10区で史上まれに見る劇的な逆転劇があった。あの逆転劇も一つの要素ではなく、様々な要素が重なって生まれたものだが、一つだけ言えることは、逆転したランナーが、逆転を信じて自らが発揮できる最高のパフォーマンスを行なおうと頑張った結果だということだ。自らが区間賞の走りができたことが勝利につながったもので、相手のランナーの不調だけが結果につながったわけではないということだ。

周囲がどうあろうと、自分が自分を磨いて、最高のパフォーマンスを引き出せるスキルを手に入れる努力が大事なのである。自分を変えられることができるからこそ、周囲が変わる可能性も生まれるのだ。そのことが未来を変えると信じて、今年も対人援助のプロフェッショナルとしてのスキルを高めていきたいものだ。

さて今年はいよいよ介護報酬改定の年である。年末に、「CHASEのフィードバックとPDCAサイクル推進のイメージ」という記事を書いて、2021年度の介護報酬改定では、施設系サービス、通所系サービス、居住系サービス、多機能系サービスについて、全領域でVISIT・CHASEによるPDCAサイクルの推進が求められることを解説しているが、このうち施設単位・事業所単位で算定できる新加算の名称が、「科学的介護推進体制加算」とされることが算定構造のイメージ案で示された。

この名称も1年もしないうちに介護の場に浸透し、普通に使われるようになるのだろう。

新報酬単価は今月中にも示されることになろうと思う。今年もそれらの情報について、深く分析した記事をアップしていく予定なので、乞うご期待と言いたいところだ。

それでは皆さん、今年も誰かのあかい花になるために、元気にポジティブにつながっていきましょう。
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