今年も残すところわずか12時間余りとなった。僕は今、70年代を思い出しながら、学生時代によく口ずさんだNSPの唄を聴きながらこの記事を書いている。
大晦日から元旦にかけて、日本海側は大雪の心配が示されているが、登別は太平洋側の海岸に面した地域で、今日も明日も曇りの予報となっており、雪の心配はなさそうだ。その代わりと言っては何だが、気温はかなり下がっており、今朝も氷点下10度近くまで冷え込み、今現在も気温は氷点下のままである。
この地域には、「地球岬(室蘭市)」という初日の出スポットがあるが、明日は曇って日の出が観られるか微妙なところである。コロナ禍はまだ終息していないので、明日の初日の出見学も控えたほうが良いようだ。
それにしても今年は、新型コロナウイルスの対応に明け暮れるという大変な年になった。テレワークやリモート対応が一気に10年先に進んだとはいえ、それ以外は支障と不便だらけの、日常が奪われる年になった。
我が国のコロナ騒動を振り返ると次のようなエピソードが浮かぶ。
2020.1/15・神奈川県で国内1例目の感染者確認
1/28・奈良県で日本人初の感染者確認(国内6例目)
2/5・3日に横浜港に入港したダイヤモンド・プリンセス号の集団感染を確認
2/8・武漢で日本人初の死亡を確認
2/13・神奈川県で国内初の死者
2/21・国内感染者数が100人を突破
このように今も第3波に翻弄されているコロナ禍は、今年の1月に始まっているわけで、まさにコロナウイルス一色の年であったと言えるわけである。
この影響で介護施設では、いまだに外出・面会制限を続けているところも多い。しかし漫然と制限だけを続けていて良いのだろうかということも考えてほしい。
施設のトップや管理職の方々は、制限していることが対策を取っていることと勘違いしては困る。事業管理とは、その時々の状況と個別のケースに見合った環境になっているかということを、常に高い木の上から見つめて、正しいと思える方向に職員を導くことである。一度決めたルールに胡坐をかいて全体を見なくなっていては事業管理もくそもない。
管理職は自分を厳しく律しながら、管理する人や環境に対しては常に優しい目線で見つめることが求められるのだ。対人援助サービスであれば、その優しさがない者は管理職として適性がないと言っても良いのである。
少なくとも看取り介護対象者の方については、リモート面会で済ませるような対応で終わらないようにしてほしい。耳は最期まで聴こえるというが、テレビ画面を通した音声が正しく聴きとれるのだろうか?別れ際のエピソードを心に刻むことは、遺される家族にとって非常に意味深いことであるが、リモート面会ではそれができない場合があるのだ。特例で面会を認める条件例づくりをしておいてほしい。
人を苦しめるものは、往々にして目に見えない何かである。暗闇の中での想像は、たとえ愛している人でも怪物にしてしまうときがあるものだ。今僕たちは目に見えないウイルスと闘いながら、日々未知の事柄と相対している。そんな中ですべて正しく対応できる人なんているはずがない。
しかし忘れないでほしいことがある。人類を発展させてきたものは、戦いではなく助け合いだった。人を進歩させてきた原動力は、憎しみではなく愛なのである。
そのことを胸にして、新しい年に希望を見出して歩んでいきたい。
このブログの読者の皆様にも、来るべき2021年が希望に燃える年であることを願って、読者の皆様に感謝しつつ、今年最後の記事を書き終えたいと思う。「さくらびとmasa」の動画を観ながら、過去の出会いを振り返って大晦日を過ごしたいと思う。
それでは1年お世話になりました。
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